グッズ選びで収納力激変!? 小さなクローゼットを賢く使う方法

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若者の一人暮らしというと、1Rや1Kといった間取りが一般的。そんな限られた空間のなかで、日々増えていく物を“収納”していくのは一苦労だ。とくに、シーズンごとに買い足す洋服は増える一方。一人暮らしの部屋の小さなクローゼットではすぐに限界がきてしまう。

1年以上着ていない服は「着なくなった」と判断するべし。買取専門店やフリマ、ネットオークションなどで処分しよう

1年以上着ていない服は「着なくなった」と判断するべし。買取専門店やフリマ、ネットオークションなどで処分しよう

そこで、ハウスキーピング協会の整理収納アドバイザー・北條貴美子さんを直撃! 狭小クローゼットの賢い収納法を聞いた。

「そもそも、物が多くて入り切らないという人は、長年着ていない服まで持ち続けているというケースが多いです。まずは、“よく着る服”と“着なくなった服”に分け、服の量をある程度減らすところからはじめましょう。これが終わったら、いよいよ収納。ハンガーや引き出し式の収納ケースを使い、服をしまってください。このとき、着る頻度の高いものは腰から目線までの位置にしまうこと。目にとまりやすく出し入れもラクです」

また、ハンガーにかけた服の“長さ”をそろえるのもポイントだそう。丈が短い服の下はスペースが空き、そのぶん収納ケースを多く重ねられるからだ。そのため、収納ケースは一段ずつ重ねるタイプを使うのがベストとのこと。

「収納ケースはサイズ選びも重要ですよ。容量を重視するあまり底が深く奥行きピッタリのものを選びたくなりますが、深さは服を畳んで立てたときの高さに合わせたほうが中身が見やすいですし、底に埋もれてしまう心配もありません。奥行きも、クローゼットの半分未満の寸法のものにして、オフシーズン用のケースは奥に、オンシーズンのケースは手前にと2列に配置すると良いでしょう。ムダに長い引き出しから服を探す手間が省けるうえ、衣替えはケースを入れ替えるだけで済ますことができます」

加えて、アクセサリーやベルト、タオル、靴下といったこまごましたものは、ポールにかけられるタイプの布製ハンギングホルダーやハンガー付きウォールポケットを使うと◎。どちらも、安いものなら1000円以内で買うことができる。収納ケースをはじめ、適正なグッズを使うだけで収納がキレイに。クローゼットは劇的に使いやすくなるのだ。さらに上の棚には、収納ケースに入り切らなかったオフシーズンの服や布団、旅行カバンなどかさばる物をしまえばもう完璧!

「クローゼットには一年を通して使う物だけを入れ、日々活用することが大事。そうすることで、『この服、もう着なくなったな』など中身の隅々にまで目が行き届くようになり、片付けの意識が変わります」

自分の家のクローゼットを活かすも殺すも収納次第。物が増えすぎて生活スペースが侵食される前に、実践あれ!

(松本まゆげ+ノオト)

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