部屋の中で悪臭が……! どう対処するのが正解?

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目に見えないからこそ、対処に困るのが部屋の異臭トラブル! タバコの煙や排水溝など、さまざまなところから、その臭いはやってくる。実際にトラブルに遭遇したときはどのように対応すればいいのだろうか?

異臭に鼻をつまむ女性

「やはり部屋での悪臭は、排水系のトラブルが断然多いですね」と話すのは、共生エアテクノの臭気判定士、松林宏治さん。もし、部屋の中で悪臭を感じたら、どのように対処すればいいのだろうか? 管理人や業者に頼む前に自分でできることを教えてもらった。

臭いを記録する

悪臭がする時間と場所を記録。場所は実際に臭いをかいで、空間のどの辺りが臭うのかあたりをつけよう

エアバランスを確認

部屋を密閉しているときと、換気をしているときの臭いの比較を確認する

24時間換気を適正利用する

本来、開けておくべき24時間換気システムを閉じてしまうと、換気不足でカビや空気がたまる原因にも。適正に利用して臭いがこもらないよう心掛けよう

賃貸物件の場合は、壁が仕切られていても天井や床下で隣戸とつながっているケースが多い。コンセントを剥がせば壁裏やユニットバスの換気口、天井裏、床下収納の臭いを確認できるので、隅々までチェックしたい。

また、いきなり業者に依頼するよりも、まずは管理人に相談するのが望ましい。なぜなら、自宅の調査だけでなく上下左右の室内調査が必要のため、日時調整などの手間がかかること、配管など管理者が持っている図面が必要なことがあるからだ。最悪の場合、臭いの犯人捜しのようになってしまう場合もあり、大きなもめごとになるケースを防ぐためでもある。

ただし、近所トラブルに発展する場合は、もともと近所付き合いがよくないなどの下地があるケースも多いとか。また、近隣に大きな建物ができたり、上下階に引越しがあったり、リニューアルが施された直後だったりなど、なにか大きな変化の後に訪れる悪臭には、必ず原因があるそうなので、周りの変化も記録しておいたほうがよさそうだ。

目に見えないからこそ、近隣との関係も深刻化しやすい異臭トラブル。住人が元凶というのはめったにないそうだが、トラブルが深刻化しないような関係作りは普段から心がけたいものだ。

(ミノシマタカコ+ノオト)

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