【6畳インテリア】一人暮らしの狭い部屋を広く見せるコツ
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【6畳インテリア】狭い部屋が広く見えるカラーコーディネート
膨張色を取り入れよう
──部屋を広く見せるカラーコーディネートを教えてください
白やパステルなどの明るい色は、実物より大きく軽やかに見せる効果がある〝膨張色〟です。この膨張色をインテリアに取り入れると部屋が広く見えます。
よく黒一色でコーディネートしている部屋を見かけますが、狭い部屋ではおすすできません。黒などの暗くて強い色は実物より小さく重く見せる性質があるからです。こうした〝収縮色〟はフォーカルポイントやアクセントに向いています。

──おすすめのカラーコーディネートはありますか?
2019年のトレンドカラーはコーラルピンク系やオレンジ系です。白コーデに差し色として入れ込んで、明るく温かみのある部屋を演出するのも良いですね。
反対色で遊んでみるのも楽しいですよ。例えば、水色ベースのインテリアに黄色やネイビーなどでアクセントを加えてみるとか。クッションなどの小物でトライしてみてください。
同色の濃淡でグラデーションをつけるなど、色数を抑えたコーディネートもおすすめです。目に入る情報が少なくなると、部屋に落ち着きが生まれます。

【6畳インテリア】ワンルームにおすすめの収納術
〝死角〟を有効活用しよう
──ワンルームの空間をうまく利用するための収納法を教えてください
小さな部屋で床に物を直置きするのは絶対NG。玄関や部屋入口の真上などの〝死角〟を収納スペースに活用してみてはどうでしょう。釘が打てない賃貸物件でもつっぱり棚などを設置できると思います。
キッチンのシンク下や洗面台の下も立派な収納スペースです。固定観念にとらわれなければ、どこでも収納に使えますよ。
オシャレなつっぱり家具で壁面収納を作っても良いですね。DRAW A LINE というブランドのつっぱり棒は、フックやシェルフなどのオプションパーツを組み合わせてカスタマイズできて便利です。

一人暮らしの狭い部屋でも快適に暮らすポイントは〝必要な物を必要な場所に必要なだけ持つ〟こと
──最後に、狭い部屋を快適にするコツを教えてください
〝必要な物を、必要な場所に、必要なだけ持つ〟ことが、狭い部屋を快適にするコツだと思います。油断していると狭い部屋はアッという間に物であふれてしまいます。物が増えれば収納家具を買い足さなくてはいけなくなり、どんどん空間を圧迫していきます。
最初にお話ししたように、インテリアはライフスタイルと深く結びついています。ライフスタイルが明確であれば、インテリアをはじめ、自分の生活に必要な物がハッキリします。自分に必要な物がハッキリしていると、買い物に出かけても「これは今の自分に必要ない」と衝動買いをしなくなるものです。
「自分はこういう生活をしたい!」というビジョンに向かって、大いに部屋作りを楽しんでください!
監修=小島真子
文=野中かおり