【部屋探しのコツ】賃貸物件を内見するとき、必要なものとは? 内見持ち物リスト
内見時に必要な持ち物をリスト化しよう

賃貸契約を結ぶ前に、借りる物件を見せてもらうことを内見という。内見は、部屋探しで最も重要といってもいいほど大切なプロセス。入居してから「こんなはずではなかった……」とならないよう、内見ではしっかり隅々までチェックすることが大切だ。
ここでは、内見時に持っていくと便利な持ち物リストを紹介する。部屋探しの際にはぜひ活用してほしい。
内見時に必要な持ち物 7選をリスト化!
内見時に必要な持ち物①:物件の間取り図面
物件の図面は不動産会社からもらえることが多いので、内見時には必ず持参しよう。図面の内容と実際の物件を見比べながら、気になる場所があれば質問して不安要素をなくすようにしたい。
また、家具のレイアウトやコンセントの位置など、引越し前に知っておきたい情報は直接間取り図に書きこむのがおすすめ!
内見時に必要な持ち物②:メジャー

メジャーも、内見の際の必須アイテム。部屋の寸法を測り、テレビ台やベッドなどの大型家具が置けるかどうか確認しよう。また、カーテンサイズを測るために窓の大きさも測っておこう。
冷蔵庫や洗濯機などは設置スペースが決まっている。あらかじめサイズを測っておくと、購入する際にも便利。さらに、置く場所だけではなく、運び入れる際の動線となる玄関や廊下の幅なども計測しておこう。
内見に持っていくのにオススメなのはスチールテープのコンベックス
タジマ(Tajima) コンベックス 5.5m×19mm
¥1,433/タジマ
コンベックスとは、スチール製のメジャーのこと。シンプルで扱いやすく、ポケットに入るほどのサイズなので持ち運びにも便利だ。内見に持参するメジャーは、少なくとも3m以上測れるものにすると良いだろう。
内見時に必要な持ち物③:方位磁石
日当たりは部屋の明るさ、洗濯物の乾きなどに大きく影響を与えるポイント。物件情報に「日当たり良好」と書いてあっても、実際どうなのか確認しておきたいところだ。
日中に内見に行くことができれば理想だが、時間がなく夕方や夜になってしまうことも多い。そんなとき、方位磁石を持参すれば、実際の窓の方角、周囲の高い建物が日光を遮らないかどうかなどをある程度確認することができるだろう。
方位磁石はスマホアプリでも代用できるので、インストールしておくと便利だ。
内見時に必要な持ち物④:水平器
水平器があれば建物が傾いているかどうかを簡単に確認することができる。ホームセンターなどでは数百円で売られているので、1つ持っていてもいいだろう。なお、水平器も方位磁石と同じくスマホアプリで代用できる。
内見時に必要な持ち物⑤:カメラ

内見では通常、一度に2~3件の物件を見て回ることが多い。見て回るうちに、最初の物件の印象が薄れてしまうこともあるだろう。
そんなときもカメラで各物件の写真を収めておけば、写真を見返すことで記憶がよみがえり、比較検討がしやすい。
内見時に必要な持ち物⑥:懐中電灯
空室物件ではすべての部屋に照明がついていないこともある。日中であっても、窓のないトイレや収納の奥などは、暗くてよく見えない場合もある。そんなときも、懐中電灯を持っていくと便利だ。
スマホのライトでも代用できるが、やはり単独で使えるライトがあると便利だろう。
内見時に必要な持ち物⑦:メモ帳・筆記用具

今使っている家具を引越し先で使う場合や、すでに家具・家電を購入済みの場合、寸法を書いて内見に持参すると安心だ。見た目だけで「置けるだろう」と判断しては危険である。
数センチ足りないだけでも、思っていた配置ができなかったという失敗は多いものだ。また、内見中に気になったことは書き留めておくと、後で思い出しやすいので便利だ。
内見時にチェックしておきたいポイント

内見では、間取り図や資料だけでは確認できないポイントを、時間をかけて確認しよう。個人差もあるが、目安の時間は30分程度だ。ここでは、内見でチェックしておきたいポイントを11個挙げていく。
内見時のチェックポイント①:収納の数・広さ
収納の数や広さは間取り図上だけではイメージしづらく、内見時に確認しておきたい重要ポイントだ。
十分な収納がなければ、床やテーブルなどに荷物を置くことになり、生活空間が狭くなってしまう。シーズンオフの衣類や扇風機など季節の収納品も考慮し、余裕のある収納スペースを確保しておくのが理想だ。
内見時のチェックポイント➁:コンセントの数や位置

内見時には、コンセントの数と位置にも着目しよう。
極端にコンセントが少なかったり必要な位置にコンセントがなかったりすると、イメージ通りに家電や家具をレイアウトできない可能性がある。通常、間取り図には載っていない情報なので、内見時に必ず確認しておこう。
内見時のチェックポイント➂:ドアの開閉方向
内見時には部屋のドアから収納のドアまですべてのドアを開け閉めし、開閉方向を確認する必要がある。
ドアの開閉方向によっては、置きたい場所に家具や家電などが置けず、デッドスペースが生まれてしまうことがある。
内見時のチェックポイント④:エアコン・照明・コンロなどの設備
賃貸物件の場合、エアコンや照明、コンロなどの設備が物件に備え付けられている場合もあるが、無い場合は自分で用意しなければならない。たとえば、エアコンを自分で設置する場合は管理会社や大家さんに許可を取り、業者への連絡が必要になる。
内見時のチェックポイント➄:日当たり

物件の日当たりによっては、部屋が一日中暗かったり、逆に日差しが強すぎたりすることがある。
時間帯によって日の差し方は変わるので、もし可能なら内見を午前・午後・夕方と複数回にわたって行い、それぞれの日当たり具合を確認しておこう。
内見時のチェックポイント⑥:換気機能
換気機能についても内見時に注意しておきたい。換気機能が十分でなければ、湿気がこもりやすくなるほか、シックハウス症候群などの健康リスクも発生する。特に建築基準法改正前の古い物件については、各部屋をしっかりとチェックしておこう。
内見時のチェックポイント⑦:近隣の生活音
快適な暮らしを送るためには、近隣から聞こえてくる音を少なくする必要がある。パチンコ屋や繁華街の近くでは騒音がないか、隣の声が聞こえないか確認しよう。この点も、時間帯を変えて確認していきたいところだ。
内見時のチェックポイント⑧:通信環境
スマートフォンやパソコンが欠かせない現代においては、通信環境が大切だ。物件によっては、通信環境が悪くスムーズに端末を使用できないこともあるので、特にリモートワークが中心という方は事前にチェックしておこう。
>内見時のチェックポイント➈:水回りの臭い
特に空室期間が長く、水道を長期間使っていなかった場合には下水からの異臭が上がってきてしまうことがある。
大抵の場合、人が住み始めて水道を使うようになれば解消するものだが、中には排水機能に異常があったり、パッキンの不具合の可能性もある。キッチンやバスルーム、トイレや洗面所など、水回りの臭いはすべてチェックし、気になる場合は案内時に確認しておくと良い。
内見時のチェックポイント⑩:ゴミ置き場や集合ポストなどの共用部
室内だけでなく、ゴミ置き場や集合ポスト、階段などもチェックポイントの1つだ。
管理が行き届いているかどうか、居住者のマナーはどうかなど、これらの箇所を見ることで周辺に住んでいる人のモラルを知ることができる。
内見時のチェックポイント⑪:窓からの眺望
近隣からの視線や人通りが気にならないか、窓からの光を遮るような障害物がないかなど、窓からの眺望もしっかりと見ておこう。雨戸が閉まっている場合やすりガラスの場合などには、必ず開けて確認し、入居してから後悔しないようにしておきたい。
一人暮らしの部屋探しをするときは持ち物を確認してから内見に行こう
内見に行くときには何となく見るだけでなく、この先快適に住み続けられる物件かを自分自身の目でしっかり確認することが重要だ。
大事なアイテムをうっかり忘れないよう、今回紹介した内見持ち物リストを参考にしてほしい。
文=ChouChou
知って得する! 生活に役立つ情報をわかりやすく執筆し、読者のより良い生活のお手伝いを目標に日々奮闘中の子育てママライター
※この記事内の商品情報は2021年12月17日時点の情報です。
2021年8月加筆=CHINTAI情報局編集部
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