賃貸暮らしこそ「シンプルライフ」実践のチャンス!その効果とは?
賃貸暮らしの“限られた収納スペース”はシンプルライフの出発点
限られたスペースで生活する賃貸暮らしでは、収納スペースが足りないことをデメリットとして捉える人も少なくないだろう。
しかし、限られた収納スペースであるからこそ不要なモノを置く場所はなく、必然的に普段からモノの取捨選択を習慣化し「シンプルライフ」を味方につけるチャンスなのだ。

限られたスペースを「どう使うか」が大切
賃貸暮らしは、押入れや作り付けクローゼットといった建物の一部となっている収納スペースにも家賃という形でお金を払うことを忘れないでおきたい。
押入れの奥で存在すら忘れているモノ・活かされていないモノに対しての保管場所にお金を払っているとしたら、なんとも勿体ない話ではないだろうか。
「今」の自分にとって大切なモノ・コトを明確にして不要なモノを潔く手放し、シンプルな暮らしを実行しよう。なぜなら賃貸暮らしのシンプルライフはメリットがたくさんあるからだ。
今回は、賃貸暮らしで「シンプルライフ」を実行する3つの効果と、実際にモノを取捨選択する方法を整理収納アドバイザーの視点で紹介する。
このページの目次
賃貸暮らしのシンプルライフで得られる3つの効果
賃貸暮らしのシンプルライフで得られる効果①「時間的効果」
入りきらないから…と部屋に収納家具を買い足していくと、居住空間がどんどん狭くなる。
既存の収納スペースと厳選した収納家具で収まるようにモノの持ち方を追及し、時短家事に繋げてみよう。

特に、「床置きのモノ」を減らすと掃除機をかける時間は5~10分程度でサッと終わるように

調理道具やお皿も「必要な分だけ」。キッチンの掃除がラクになる
多様な料理に対応できる調理道具を選び、数を減らすことで調理スペースを最大限確保すると調理や片づけがうんと楽になる。探し物をする時間も皆無だ。
広いスペースは多くのモノを揃えたくなり散らかる原因の一つだが、狭いからこそモノを厳選することで家事時間を減らせる時間的効果は大きいだろう。
賃貸暮らしのシンプルライフで得られる効果②「経済的効果」
好きなものをいつでも買える時代はとても便利だか注意が必要だ。後先考えず買い物をしていたら部屋はすぐにモノで溢れてしまう。
- 代わりになるモノが部屋にないか
- 同じようなモノを持っていないか
- 使い切ることができるのか
- 今持っているひとつを手放してでも新しいモノが必要か
上記のように収納スペースと向き合い、「迷ったときは買わない」これが買い物の鉄則だ。
自分にとって必要なモノを見極める力がつけば買い物の失敗もなく、無駄な出費を抑えられ貯蓄できる体質になる。
コンパクトスペースだからこそ十分な下調べをするようになり、それが賢いお金の使い方へと繋がっていくだろう。
賃貸暮らしのシンプルライフで得られる効果③「精神的効果」

賃貸生活だからこそ、ストレスフリーな日々を送れる
賃貸暮らしの特権は、ライフスタイルの変化によっていつでも柔軟に住まいを変えられることだ。
ゆとりの時間を持ちたいなら職場や学校の近くに引越し、結婚出産で家族が増えれば緑の多い広い家に引越し、子供が独立し夫婦だけの生活になればコンパクトな家に引越し、車の免許証を返納したら公共機関の便利な場所へ引越しも可能だ。
モノの持ち方にルールを決め、いつでも身軽なシンプルライフはあなたの人生の目的を明確にさせるだろう。
次のページでは「モノを断捨離する方法」をご紹介!シンプルライフを始める上で、身の回りのモノを減らすコツをチェックしておこう!