歴史ある大人の街・神楽坂で銭湯巡り! 金成湯、竹の湯、第三玉の湯に行ってきた
神楽坂銭湯その① 迷路のような路地裏にたたずむビル型銭湯「金成湯」
お腹も満たされたことだし、さっそく本日のメイン・銭湯巡りへ。赤城神社の周辺は、迷路のように入り組んだ路地がいくつも伸びている住宅地。このエリアには2つの銭湯が残っており、近隣の住民から愛されている。
最初にご紹介するのは、神楽坂駅の矢来口から徒歩2分程度の至近距離にある「金成湯」。住宅街のど真ん中にあるマンションの1階だ。


ここの売りは追加料金ゼロでスチームサウナが楽しめること。シャンプーとボディソープも完備されているので、タオル1枚と下着さえあれば足を運ぶことができる。コストパフォーマンス最高ですな!お湯はやや熱めで、ミクロバイブラ、座ジェット、深風呂と3つの浴槽が楽しめる。
【金成湯】
料金:460円
住所:東京都新宿区中里町13
営業時間:15時~23時
定休日:毎週金曜日
神楽坂銭湯その② サウナの種類が豊富!「竹の湯」
お次は神楽坂と江戸川橋の中間点にある「竹の湯」へ。神楽坂駅からは徒歩6分ほど。こちらも住宅街の中にある銭湯で、マンションの1Fに組み込まれている。日替わりで薬湯が楽しめることが特徴だ。


ボディージェット、座風呂、バイブラ、電気風呂、ショルダーマッサージなど種類も充実。驚いたのは金成湯に続いてこちらもスチームサウナが追加料金なしで利用できること。男性のみだがミストサウナも完備されている(こちらは追加料金が必要)。もちろん水風呂も楽しめるので、ぜひとも温冷交互浴に挑戦してほしい。疲れが吹き飛びますよ!
【竹の湯】
料金:470円
住所:東京都新宿区改代町2
営業時間:15:00~23:30
定休日:毎週土曜日
金成湯を出ると辺りは暗くなっており、すっかり日が沈んでいた。さて、こうしちゃいられないと、お次は大久保通り方面へ。
この周辺の路地裏には、隠れ家的な飲食店があちこちに点在している。なかでも古民家を改造した和風カフェ「神楽坂 茶寮(saryo)」は超人気店で、いつ行っても若い女の子でいっぱいらしい。ちょっと小腹も空いたとこだし、せっかくなので勇気を出しておじさん、突撃してみました。


うお~、予想はしていたけど女性客9割、カップル1割、おじさんオンリー客皆無……。それでも出てきたケーキはボリュームがあって満足度が高いし、ドリンクとのセットでも1,000円チョイと、お値段も手ごろ。和テイストあふれる店内も素敵な雰囲気で、女子人気が高いのも大納得である。
神楽坂銭湯その③ 交互浴を楽しめる「第三玉の湯」
さて、インスタ映え間違いナシの人気カフェでお腹も満たされたので、取材のシメとして茶寮から徒歩1分(神楽坂駅からは徒歩約5分)の「第三玉の湯」でひとっ風呂浴びて帰ることに。ここは最終入店が深夜1時なので、夜型の人間にはうれしい銭湯だ。


昭和の風情を色濃く残す場内を見渡しながら、ジェット風呂に肩までつかろうと思ったら、けっこう熱かった。んでも、すぐ近くに水風呂も完備されているので無問題。ほてった身体をクールダウンしてから、再び熱めのお風呂に入れば、今度はなんなく肩までつかれる。さらにその身体を水風呂へ入れて……。交互浴って本当に素敵ですね。極楽極楽。
電気風呂も設置されていたけど、ピリピリが苦手なので、ちょっと勇気が出なかった。ちなみにここも金成湯や竹の湯と同様、シャンプー・ボディソープが完備されているので、家からタオル1枚持っていけばOKだ。

湯上りをフルーツ牛乳でしめて裏口から外に出れば、これまた風情あふれる路地裏の光景が広がり、なんとも心地良い。
【第三玉の湯】
料金:470円
住所:新宿区白銀町1−4
営業時間:15:00~25:30
定休日:毎週水曜日
安くてサービス充実の銭湯を利用すれば、3点ユニットバスで神楽坂に住むのもあり!
それにしても今回まわった銭湯は、どこもサービスが充実していてびっくりですよ。3つの銭湯の定休日が水・金・土とかぶっていない点もうれしいし、これならたとえ部屋のお風呂が3点ユニットバスでも全然OKだろう。
銭湯を有効活用して落ち着いた大人の社交場で暮らすなんて、まさに“粋”じゃありませんか。気になった人は、バス・トイレ別にこだわらず、銭湯ライフも視野に入れて神楽坂の物件を探してみよう!
文・写真=奈良崎コロスケ
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