歴史ある大人の街・神楽坂で銭湯巡り! 金成湯、竹の湯、第三玉の湯に行ってきた
銭湯を有効活用して大人の街・神楽坂で暮らしてみよう!
東京都内に在住すること半世紀、さまざまな街のさまざまな賃貸物件を渡り歩いてきたライターの奈良崎コロスケです。
「この街に住んでみたいけど、家賃が高そう……」。誰しも1度はそんな経験をしたことがあるはず。しかし、とある条件を妥協することで家賃相場はガクっと下がる。それが「風呂・トイレ別」だ。
のんびりできないし疲れもとれない。そんな理由からユニットバスを敬遠している人も多いことだろう。そこでオススメしたいのが銭湯の活用。たとえ自宅のお風呂が窮屈でも、銭湯さえ身近にあれば快適に暮らすことができるのだ。僕も昔はユニットバスどころか風呂ナシの一軒家に住んでいたので、銭湯には随分お世話になりました。
てなわけで賃貸のベテランであるコロスケが、人気タウンの銭湯事情を徹底調査する新コーナーが開幕。記念すべき第1回は、ハイソなイメージからか知名度のわりに“住みたい街”にあまり名前が上がらない神楽坂(新宿区)をピックアップ。実はこの神楽坂、銭湯というフィルターを通すと、意外な穴場なのだ。
神楽坂ってどんな街?
東京メトロ・東西線の早稲田と飯田橋の間に位置する神楽坂。明治・大正時代に隆盛を誇った花街の面影を残し、路地裏には古民家を改造したカフェや飲み屋が建ち並ぶ。そんな歩いているだけでも目に楽しい洒脱な街だ。


しかし、神楽坂に「住む」ことを考えると、家賃相場が高くなかなかハードルが高い。部屋を探すときに多くの人が設定する「バス・トイレ別」という条件で、神楽坂駅徒歩10分圏内の家賃相場を見てみたところ、12.20万円。うーむ、予想通りお高い……。一方、バス・トイレ別にこだわらなければ、なんと11.70万円まで下がった!
※間取り:ワンルーム・1K・1DK/CHINTAIネット調べ(2020年1月7日時点)
しかも神楽坂駅から徒歩約5分圏内には、なんと3つも銭湯が! これだけ銭湯がそろっているのだから、広々とした湯船に足を伸ばして浸かりたい時には銭湯を利用すればいいのではないだろうか!? てなわけで、さっそく神楽坂の銭湯と銭湯周辺スポットを調査しに行ってまいりましたよ!
まずは都会の神社・赤城神社とカフェ巡り

銭湯に行く前に、ちょっと神楽坂を歩いてみよう。まずは神楽坂口で降りてすぐ北側に鎮座する赤城神社へ。境内はとても近代的で、「ザ・都会の神社」という趣。

神社を眺めながら食事が出来る「あかぎカフェ」でまったりするのもおすすめ。ちょうどお腹も減っていたことだし、カフェで遅めの昼食をとることに。この日はパスタを堪能した。

次のページではいよいよメインの銭湯巡りだ!