犬、猫、ハムスター…ペット不可物件で飼育がバレたら?絶対に飼わない方がいい理由

公開日:2021年5月2日

動物禁止!ペット不可物件ってなんであるの?

ペット不可 バレたら1

一人暮らしをしている人の中で、犬や猫などのペットを飼いたいという人が年々増加しているという。その背景には、家にいる時間が長くなった、一人暮らしの寂しさを紛らわしたいなど、それぞれ人によって異なる。

しかし、「ペット不可物件」に住んでいる際は、新たにペットを飼うのは難しい。実際に、ペットを飼った場合どのようになるのだろうか?今回は、ペット不可物件でペットを飼っていることがバレたらどうなるのか、絶対に飼わない方がいい理由などをご紹介しよう。

ペット不可にしているのは物件の価値を低下させないため

そもそも、どうしてペット不可物件があるのか疑問に思ったことはないだろうか。ペットを飼ったことがある人ならわかると思うが、ペットには独特の匂いがある。体臭や糞尿など、これらを放置しておくとかなりひどい匂いを発するのだ。

また、壁を引っかいてしまうと、建物が痛んで物件価値が低下してしまう恐れがある。さらに、匂いを消すためにたくさんの時間や補修費などがかかってしまうため、ペット不可の物件が多いのだ。

そもそもペット不可物件を探している人もいる

猫

犬や猫が苦手な方やアレルギーを持っている人など、賃貸物件を探す際に、ペット不可の物件を探すという人も多い。特にアレルギーを持つ方であれば、たとえ鳴き声は我慢できたとしても場合によっては体に影響が出てしまう。

ペット不可にすることで近隣住民とのトラブル防止

自分のペットはかわいいものだが、他人にとってはそうではない場合もある。例えば猫は好きだけど犬は嫌いというように、種類によっても好みに違いが出る。

また、犬同士の相性が悪く、散歩に行く際に共用部分でケガをさせてしまったというケースもあり、何かとトラブルが起きがちだ。場合によっては大きなトラブルにも発展してしまうので、不要な衝突を避けるためにも注意しなければならない。

敷金や礼金などの初期費用を抑えるため

ペット可物件の多くは敷金が多かったり、礼金があったりと初期費用がかさみがちだ。特にペット礼金は、退去時の原状回復費や消臭などに充てられることが多い。ペット礼金のほかにも消毒費用として入居時に上乗せになる契約もあるほどだ。

なお、ペット可物件の全部がペットを飼っている人ばかりではない。ペットを飼っていなくても、間取りや場所などが気に入れば住みたいと思うだろう。

その際に、初期費用が高いと入居率が悪くなってしまう。収入を安定させるために、ペット不可にする大家さんも多いのだ。

ペット不可物件でペット飼育がバレたらどうなる?

ペット不可 バレたら2

それでは実際に、ペット不可物件でペット飼育が発覚した場合はどうなるのか。それぞれ見ていこう。

【ペット不可でバレたら】契約違反で強制退去を命じられることがある

ペット不可の物件に住んでいる人は、ペットを飼う前に再度賃貸借契約書を確認してみてほしい。ほとんどのペット不可物件の賃貸借契約書には、ペット飼育を禁止する旨の記載があるはずだ。無断でペットを飼った場合の罰則なども記載してあるので、確認してみよう。

賃貸借契約を結ぶ際、契約書の隅々まで見ることはあまりないことだが、トラブルが起こった際は契約書の内容に沿って物事が進んでいくことになるので注意が必要だ。

【ペット不可でバレたら】ペットを手放さないといけないことも

ペット不可物件でペットを飼っているのが発覚した場合、そのペットを手放さなければならないことも頭に入れておこう。本来なら契約違反で退去になりかねない違反事項なので、ペットを手放すことが住み続ける条件というのは、大家さんとしても寛大な措置といえるだろう。

しかし、一度飼ったペットを簡単に手放すことは難しく、里親を探すための時間もかかってしまう。友人や知人などに相談するなど、なるべく早めに手放すための対応を取らなければならなくなるので、やはり無断で飼うことは賢い選択とはいえないだろう。

【ペット不可でバレたら】契約違反で罰金を請求される

無断でペットを飼った場合、罰金を払って退去する旨の記載があるかどうか、契約書を確認してみよう。そのような契約の場合は、罰金を請求されても文句はいえない。場合によっては高額な請求になることもあり、生活も苦しくなってしまう。

ペット不可物件で飼っていいペットっているの?

ペット不可物件で禁止しているペットは、犬や猫という物件がほとんどだ。鳴き声や匂いなど、近隣住民とのトラブルになる可能性が高いからである。

ここで、ハムスターやハリネズミなどの小動物などは、匂いもさほどなく鳴かないので飼ってもよいのかと疑問に思った人も少なくないだろう。ここでは、ペット不可物件で飼っていいペットがいるのかどうかを見ていこう。

ペット不可物件では基本的に飼育はしない方がいい

ペット不可物件に住んでいる場合、基本的にどんなペットでも飼育しない方がよい。また、あらかじめ小動物などと一緒に住みたい場合は、案内のときなどに不動産仲介業者に確認してみよう。

ペット不可物件でペットを飼いたいときは大家さんに相談を

どのペットを飼うにしても、無断で飼うのは絶対に避けなければいけない。無断で飼ってしまうと、罰金が発生してしまうこともある。また、飼ってはいけない動物の種類も異なるため、まずは一度相談するようにしよう。

ハムスターなどの小動物はケージで飼うなどの条件つきで飼ってもよい、猫1匹までならよい、敷金を追加することで許可が下りるケースなどさまざまだ。余計なトラブルを防ぐためにも、事後報告にならないように気をつけよう。

賃貸でペットが飼いたい場合は?

それでは、賃貸でペットを飼いたいときにはどうすればよいのか、具体的に見ていこう。

管理会社や大家さんにペットを飼いたい旨を連絡

前述の通り、賃貸物件は大家さんから借りているものだ。そのため、大家さんや管理会社に無断でペットを飼うことは絶対に避けてほしい。連絡さえすれば飼えた可能性があるのにもかかわらず、退去させられたうえに罰金も請求されたというケースも多い。

ペット可物件へ引越しを検討する

大家さんや管理会社に連絡して断られた場合は、諦めてペット可物件への引越しを検討しよう。内緒で飼いながら暮らすのは、精神衛生上にもよくはない。

ペット共生型賃貸住宅の検討も!

最近はペットを飼う人が増えているため、ペット共生型賃貸住宅が増えてきている。ペット可物件は、最初からペット可能ではなく空室対策などのために、途中からペット可能になった物件も多い。

しかし、ペット共生型賃貸住宅は、最初からペットを飼う人のために作られた住宅だ。例えばエントランスにペットの足洗い場があったり、防音対策がなされていたり、ペットと暮らしやすい環境が整っている。また、しつけの相談などのサポートもあるので安心だ。

賃貸物件でペットが飼う場合は「ペット可」物件に住もう!

ペット不可物件で飼育が発覚した場合、厳しいペナルティーが発生してしまう。そのため、ペット不可物件では基本的にペットを飼わない方がいい。

大家さんによっては許可してもらえることもあるが、やはり相談の時間や手間がかかってしまうので、ペットを飼う際は、ペット可物件に住もう!

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