一人暮らしのテレワークを快適にする部屋づくりを実践しよう!
一人暮らしでのテレワークの環境を整えて、快適な生活を過ごそう!
一人暮らしのテレワーク中、気が散ってしまってなかなか集中できないということも多いのではないだろうか。集中力が低下してしまうと仕事の効率も下がり、決められた目標や売り上げなどを達成できなくなってしまう。ここではテレワークに適した部屋づくりの方法や集中力を回復させるために行う気分転換のやり方などを紹介する。
仕事とプライベートを分ける方法を知りたい人や、テレワークでの生産性を高めたいと思っている人はぜひ参考にしてほしい。
一人暮らしのテレワークに適した部屋づくりとは?
一人暮らしのワンルームや1Kの場合でも、テレワークに適した部屋にするためにはいくつかのポイントがある。どれも難しいものではないので、テレワークに適した部屋づくりについて確認しよう!
一人暮らしのテレワークに適した部屋づくりとは?①:プライベートなものが視界に入らないように工夫する
ゲームやテレビ、本などプライベートなものが視界に入るとついつい手を伸ばしたくなってしまう。休憩時間が長くなってしまわないように、仕事の邪魔になるようなものは視界から遠ざけるようにしよう。
集中力を奪う可能性があるものを最初から排除しておけば、仕事の効率も上がっていくだろう。人間の意志力はそれほど高くはないので、自分は誘惑に負けないと思っている人ほど注意が必要だ。
一人暮らしのテレワークに適した部屋づくりとは?②:机は壁や窓に向かって設置する
作業する机は、できれば壁や窓に向かって設置しよう。部屋に向かって設置すれば、どうしても生活スペースが目に入るうえに、プライベートなものを視界に入らない工夫をしても、間取りによっては難しい場合もあるだろう。
仕事中の視界が壁や窓に向けば、誘惑も少ないはずだ。また、窓の方に机を向けて設置すれば、窓辺から入る自然光で手元が明るくなるというメリットもある。外の景色を眺められるので、気分転換にもなるだろう。
一人暮らしのテレワークに適した部屋づくりとは?③:デスクや椅子選びにこだわる
長時間のテレワークになると、どうしても背中や腰に負担がかかる。短時間の作業ならばさほど負担もかからないものだが、場合によっては肩こりや腰痛などの原因にもなってしまう。
テレワークではオフィス用のデスクや椅子を選ぶなど、作業しやすい環境を整えることが大切だ。例えばデザイン性のみを意識した椅子では、何時間も座り続けると身体中が固まってしまう。
座面とデスクの高さのバランスが合っているか、椅子が身体にフィットしているかなどを考慮して選ぶと、集中力も上がり快適に仕事ができる。なお、椅子を新調したくない場合は、クッションや座布団などを使ってみるとよいだろう。
一人暮らしテレワークに適した部屋づくりとは?④:オン・オフがつけやすい部屋づくりを心掛ける
一人暮らしの部屋では、十分なワークスペースが確保できないかもしれない。しかし、その中でも「休む場所」と「仕事をする場所」を分ける必要はあるだろう。
一人暮らしの場合は、部屋全体ではなく部屋の中での「仕事スペース」を確保して、プライベート空間と分けることを意識しよう。例えばベッドが見えない位置にデスクを置く、仕切りを置いて視界を遮るなど、少しの工夫で空間を分けることができる。オン・オフの切り替えがしやすい部屋づくりを行うことで、仕事の効率も上がるだろう。
一人暮らしテレワークに適した部屋づくりとは?⑤:仕事がはかどる色を取り入れる
カラーは大きく分けて「暖色系」「寒色系」「中性色系」の3種類があり、それぞれが異なる特徴を持っている。暖色系は温かみがあり、不安解消など自律神経を整える効果が期待できる。
一方、寒色系は集中力をアップさせる効果があるため、作業効率を上げたいときに取り入れてみるとよいだろう。なお、中性色系には癒し効果があるといわれており、一般的に緑色や紫色などを指す。
それぞれの色の心理的効果が期待できるカラーを部屋に取り入れることで、作業の効率化を図ることができる。さらにモチベーションも高めることができるので、部屋の模様替えを考えている人は参考にしてみるとよいだろう。
テレワークでなかなか集中できない……そんなときは?
いくらテレワークに適した部屋づくりを行ったとしても、体調によってはなかなか集中できない日もあるだろう。ここからは、集中力が切れるときに試してみたい気分転換の方法を紹介する。
テレワークでの集中力を高める方法①:カーテンを開けたり、散歩をしたり日の光を浴びる
テレワークだからといって1日中日の光を浴びないのは、身体はもちろん精神的にも悪影響を及ぼす。日光を浴びるとやる気や集中力が高まり、さらに幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」も出るようになる。
また、日光浴は体内時計を整える役割もある。日光を浴びないことで体内時計のリセットが行われず、生活リズムとずれが生じて体調を崩すことになってしまう。カーテンを開けたりベランダに出たりなどして、なるべく太陽の光を浴びるようにすることが大切だ。
さらに出勤が必要なく、座り仕事が中心になるため、運運動不足になりがちだ。できれば就業前後や昼休みなど、外に出て散歩をするようにしよう。散歩は運動不足の解消になるだけでなく、リラックス効果も期待できる。
テレワークでの集中力を高める方法②:こまめに部屋の換気をする
仕事中眠くなったりボーっとする時間が増えたりした場合、空気中の二酸化炭素が原因かもしれない。部屋を換気しないと空気中に二酸化炭素が溜まり、そのままにしておくことで体調に影響を及ぼすことがある。
天候にもよるが、テレワーク中は定期的に換気をするようにしよう。2時間に1回、10~15分ほど窓を開けて空気を切り替えることを意識したい。
また、換気扇を回せば空気の通り道ができるため、よりスムーズに換気ができる。部屋の空気の循環が悪いならば、サーキュレーターや扇風機などを併用するとよいだろう。換気をすることで頭がすっきりし、アイディアも出やすくなるなどの効果が期待できる。
テレワークでの集中力を高める方法③:歌詞のない楽曲などを流す
静かすぎると落ち着かないという人は、音楽を聴きながら仕事をするとよいだろう。その場合、クラシックやジャズ、ゲームのサウンドトラックなど、歌詞のない楽曲がおすすめだ。
好きな音楽を聴くことで、仕事のモチベーションも上がっていく。音楽を聴きながら作業するのが苦手な人は、好きな音楽を聴いて気分を高めてから、無音の状態で仕事をするのもよいだろう。
テレワークでの集中力を高める方法④:アロマディフューザーや、加湿器などのアイテムを活用する
アロマテラピーとは植物から抽出した香り成分である精油を使用して、健康や美容に役立てていく自然療法のこと。身体の中にある自律神経が整い、リラックス効果が期待できる。
そんなアロマテラピーを体験したいという方は、アロマディフューザーを使ってみるとよいだろう。また、アロマオイルの中にはグレープフルーツやペパーミント、ラベンダーなどさまざまな香りがあるので、気分に合わせて変えてみるとよいだろう。
また、加湿器は冬の乾燥対策に適している。部屋の湿度を確保することで喉の乾燥も防ぎ、風邪予防にもつながる。コンパクトタイプのものも多く販売されているので、デスクの上に置いて加湿を怠らないようにしよう。
テレワークでの集中力を高める方法⑤:休憩はこまめに取り、座りっぱなしは避ける
テレワークでは基本的に個人作業となることが多いので、ついダラダラと効率の悪い仕事を続けてしまいがちになる。人間の集中力はそれほど長く維持できるものではない。
集中力を高めるためにも、休憩をこまめに取るようにしよう。なお、25分作業を行い、5分休憩するということを繰り返す「ポモドーロテクニック」が効果的だといわれている。これは人間の集中力は25分が限界という考えにもとづいて考案されたもので、多くの人が採用しているテクニックである。
ただし、人によっては短い時間だと逆に集中できなくなってしまうこともあるだろう。そのような場合、ストップウォッチを使って自分が集中しやすい時間を探ってみるのもよいかもしれない。
また、休憩時間まで椅子に座ることはやめておこう。腰や肩にも悪影響なので、ストレッチやヨガなどを行い、適度に身体を動かすようにしよう。
テレワークでの集中力を高める方法⑥:パソコン・デスク周りは、アイテムを活用して整理・収納する
文房具や書類、電源コードなどで散らかりやすいデスク周り。家のデスクが物置状態になってしまい、物が溢れてなかなか作業に集中できないということもあるだろう。
デスク周りの4つの整理・収納ポイントを押さえて快適なデスクワークを目指そう。
デスク周りの整理・収納のポイント
①机の上に置くものは必要最低限に収める
②引き出しにケースを入れて区切る
③壁面や、机の下のスペースを有効活用する
④便利アイテムを活用する
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快適なテレワークを送るために部屋の環境を整えよう!
一人暮らしでテレワークをする場合、プライベートと仕事で部屋を分けられないことも多くあるだろう。ただし、工夫次第でテレワークに適した部屋づくりも可能だ。
なるべくプライベートなものは目に入れないようにして、仕事に集中できる部屋を整えよう。また日光浴や部屋の換気、こまめな休憩などを取り入れて、身体と心の健康にも気を配ることも大切だ。