一人暮らしで観葉植物を置くべき理由とは?メリットデメリットをご紹介
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観葉植物で快適な一人暮らしができる!
観葉植物に興味があっても、途中で枯らしてしまうのが怖いと躊躇している人も多いのではないだろうか。実は観葉植物は、正しい知識を持って育てればそれほど難しいものではない。
ここでは一人暮らしの部屋に観葉植物をおすすめする理由や育てるときの注意点を解説する。一人暮らしの部屋に観葉植物を置きたいと思っていた人や、置きたかったけれどお世話が難しそうで諦めていたという人はぜひ参考にしてほしい。
一人暮らしの部屋に観葉植物をおすすめするメリット
一人暮らしの部屋に観葉植物を置くとさまざまなメリットがある。ひとつずつ紹介していこう。
観葉植物がおすすめの理由①空気清浄と調湿をしてくれる
まずひとつめのおすすめポイントとして、空気清浄と調湿をしてくれる点が挙げられる。植物は光合成を行うものであり、太陽の光を受けることで、二酸化炭素を取り入れて酸素を吐き出す。つまり部屋に観葉植物を置くと酸素が多い空間になり、自然な空気清浄が実現できるのだ。
また観葉植物には根から水分を吸収し、葉から蒸散させる作用がある。乾燥している部屋に適度な湿度を与えてくれるため、調湿効果が期待できる。蒸散の大半は葉で行われるため、葉が大きい植物の方が調湿効果も高いといえるだろう。
観葉植物がおすすめの理由②リラックス効果がある
リラックス効果があるという点もメリットといえるだろう。多くの樹木に接することで、ストレスホルモンの減少や副交感神経活動が活発になるなどの効果が期待できる。
また、植物は「フィトンチッド」という化学物質を発散している。フィトンチッドには脳内のα波の発生を促し、精神を安定させたり自律神経を安定させたりする効果がある。つまり観葉植物が身近にあることによって気持ちが落ち着き、リラックス効果が期待できるのである。
観葉植物の中には、サンスベリアのように空気清浄効果が高いだけでなく、マイナスイオンを多く生成する植物もある。マイナスイオンはアレルギーの抑制や精神安定、安眠作用などの効能があるため、日常に癒しを与えてくれるだろう。
観葉植物がおすすめの理由③室内のインテリアとしておしゃれ
観葉植物を室内に置いておくだけで、インテリアに馴染んでおしゃれな部屋にさせることができる。観葉植物のグリーンは、どんなインテリアにも馴染む色である。樹形や葉の付き方などそれぞれに個性があり、部屋に合う植物を選ぶだけでも楽しくなるだろう。
置く場所によって部屋の雰囲気を変えることができるため、手軽に雰囲気を変えたいときにも便利だろう。またテーブルの上に小さな観葉植物を置いておくだけでも、いつもの食卓がより華やかになる。
また、急な来客時に、ほどよい目隠しとして利用することもできる。観葉植物ひとつで、部屋のインテリアをおしゃれにコーディネートすることが可能だ。
観葉植物がおすすめの理由④疲れ目に効果が期待できる
植物の「緑色」には目の疲れを緩和してくれる働きがある。現代社会ではパソコンやスマホを見る機会が非常に多く、日常的に目を酷使している人も少なくはない。
緑色は人間が昔から見てきた色であり、当たり前に存在している色だ。見ているだけで落ち着く緑色は安心と安らぎを与えてくれるので、目が疲れたときは観葉植物を見て、目を癒すようにしよう。
観葉植物がおすすめの理由⑤観葉植物の成長を楽しめる
観葉植物は目で楽しむだけでなく、自分で育てて成長を楽しめるのもメリットだ。日常の水やりや温度調整など手間をかけて美しい植物に育てれば、まるでペットのような愛着が湧くだろう。
立派に育つと達成感も味わうことができるので、上級者なら種や苗から育てるのもよいだろう。また、一株を育てるだけでなく数を増やして育てるのも、よりやりがいを持って楽しめる。
一人暮らしで観葉植物を置くときの注意点
せっかく部屋に置く観葉植物だから、枯らすことなく立派に育てたいと思う方も多いのではないだろうか。そこで、一人暮らしの部屋で観葉植物を置くときの注意点を解説する。
注意点①育てやすい観葉植物を選ぶ
観葉植物は育てやすいものを選ぶようにしよう。お世話が簡単な観葉植物は比較的多くある。育てやすさのポイントは、乾燥・日陰・寒さに強いことなどが挙げられる。
部屋はエアコンが効くと乾燥しがちであり、さらに毎日水やりができるとは限らない。乾燥に強い観葉植物を選べば、毎日の水やりをする必要はない。また日陰に強ければ、窓際だけでなく部屋の好きな場所に観葉植物を置くことができる。
冬は暖房がなければ、部屋の温度は低くなってしまう。寒さに強い植物ならば、温度管理もあまり気にせず育てることができるだろう。
また、置く場所に合った観葉植物を選ぶことも大切だ。観葉植物によってさまざまな特性があるので、置く場所に合った特性を持つ観葉植物を選ぶようにしよう。
注意点②水やりのタイミング・量・時間に気をつける
植物のお世話で欠かせないのは水やりだが、むやみに水をあげればよいというものではない。水やりのタイミングや量、時間などに気をつける必要がある。
水やりのタイミングのポイントは、土の表面が白っぽく乾燥してから与えることなので、土が乾いた状態まで待つことも大切である。乾いていない状態で水やりをすると、根腐れしてしまう可能性があるので注意しよう。
水やりの適量は「たっぷり」あげることが基本なので、鉢の底から流れ出る程度まで水をあげよう。根があるのは土の深い部分なので、たっぷりあげないと届かないことになる。根まで届いていないと水やりの効果も少なくなってしまうので、しっかりと確認するようにしよう。
また、水をあげた後は、受け皿に溜まった水を捨てることを忘れないようにしよう。根腐れの原因になるだけでなく、ほかのさまざまなトラブルにつながる。
もちろん、決まった時間帯に水やりをすることも大切だ。夏場は日中を避け、朝か夜にあげるようにしよう。暑い昼間に水やりをすると、土内の水分が蒸発して葉が蒸れ焼けを起こし、植物が枯れる原因になることもある。
植物は葉っぱからも水を吸う。そのため、霧吹きを使って観葉植物の葉や茎などに水を振りかける「葉水」を行うと、緑のよい色を保ちみずみずしい葉っぱになるだろう。また、病害虫予防にもつながるので、毎日の観察とともに霧吹きで軽く葉水を行おう。
注意点③カビの発生に注意する
観葉植物にカビが発生することは、決して珍しいことではない。窓がない部屋や風通しがよくない日陰など通気性が悪い場所にずっと置いておくと、鉢の中に湿気が溜まり白カビなどが発生しやすくなる。定期的に窓を開けて換気をする、屋外に置くなど風通しをよくする工夫が必要だ。
また水のやりすぎによる根腐れも白カビ発生の原因として挙げられる。土が乾いてから水やりをすることや、受け皿の水を捨てることを忘れないようにしよう。
一人暮らしの人は観賞植物を育てて快適な生活を送ろう!
観葉植物にはインテリアとして楽しむだけでなく、空気清浄や調湿効果、リラックス効果などさまざまなメリットが期待できる。また植物を育てる楽しさや達成感も味わえるだろう。
観葉植物を育てるのは難しいと思っている人でも、正しい育て方をすれば元気な観葉植物を育てることが可能だ。一人暮らしの人こそ観葉植物を育てて、快適な生活を送ろう。