初めての一人暮らしを楽しもう!可愛い部屋作りと家計やりくりのコツ

公開日:2019年12月25日

初めての一人暮らしをスタートしたakoさんのお宅を訪問!

初めての一人暮らしとは思えないシンプルながらも可愛らしい部屋
シンプルながらも可愛らしいakoさんのお部屋。窓からはたっぷり日差しが入る

今回訪問したのは、初めての一人暮らしをスタートして半年と少し経ったばかりのakoさんのお部屋。一人暮らし初心者には思えないような、モノが少なく洗練された1Kだ。

Instagramでも自身のお部屋や一人暮らしについての発信をしているakoさん。そんな彼女に、初めての一人暮らしで感じたメリットや、こだわりの家具アイテム、家計管理や節約のコツまでを伺った。

この記事でわかること
一人暮らしのメリットは、好きなインテリアを置けること
かわいくてバランスの良い部屋づくり。ポイントはシンプルながらも個性的なデザインを選ぶこと
玄関マットやキッチンマットは置かないことで、掃除の手間を省く

プロフィール

名前:akoさん
instagram:@ak_room__
居住地:神奈川県

ルームデータ

間取り:1K
居住形態:1人
築年数:4年

新たな自分に気づけた「初めての一人暮らし」

一人暮らしを始めたきっかけは、プライベートで良くないことが続き、「環境を変えよう!」と思い立ったことだったというakoさん。「一人暮らしを始めてよかったです」と笑顔で語る。

「実家にいた頃は家事とかも全くしなかったんです。料理もしたことがなくて、お米を炊いた経験がないくらいでした(笑)でも、今は自炊するのがすごく楽しいです。『意外とやればできるんだ!』と自分の再発見がありました」(akoさん)

今では、家事のなかでも最も料理が好きだというakoさん。八宝菜やガパオライスなど、本格的な料理にも積極的にチャレンジしているそう。

一人暮らしだがシンプルに整えられた二口コンロ付きのキッチン
休日に料理をすることが多いというキッチンスペース。無駄なモノがなく、スッキリ片付いている

「でも炊飯器は買っていないので、よくある『炊飯器』の使い方は今もわからないかもしれません(笑)」とakoさん。通常の炊飯器の代わりに、『電子レンジ専用調理器具(炊飯器)』を活用してお米を炊いているという。

「よくある炊飯器だと、キッチンで場所をとるし、生活感が出てしまうなと思ったんです。もし『電子レンジ専用炊飯器』で支障が出たら炊飯器を買おうと思っていたんですが、全く支障がなくて(笑)10分前後ですぐに炊けるのも便利で、気に入っています」(akoさん)

彼女によれば、一人暮らしを始めてよかったと思うことがもう1つある。

「自分の好きなようにインテリアを考えられるのも、一人暮らしをしてよかったことです。実家の部屋だと、どうしても机などは学生時代から使っていたものになっちゃうじゃないですか。インテリアにもっとこだわりたいと思っていた延長で、今の部屋づくりをしている気がします」(akoさん)

逆に、デメリットはほとんど感じないそう。不便を感じるのは、荷物の受け取りと電車の混み具合くらいだと話してくれた。

初めての一人暮らしが楽しくなる!シンプル可愛い部屋作りのポイント

シンプル&可愛い!一人暮らしの家具アイテムをチェック

akoさんのお部屋はとてもシンプル。ベッドにラグ、テーブル、テレビ台とテレビがあるだけで、無駄なモノは全く見当たらない。とはいえ単調すぎることもなく、シンプルさと可愛さをバランスよく取り入れている印象だ。

初めての一人暮らしで最初に買った白で統一されたシンプルだけど可愛いテーブルやラグ
楽天で買ったというテーブルとラグ。シンプルながらも個性的なデザインが光る

テーブルとラグは、電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機といった必須の家電と同じタイミングで最初にそろえた。

「シンプルながらも可愛いものを取り入れたいという気持ちで、インテリアを選んでいます。例えば、このラグもよくある四角だとつまらないかなと思ったんです。雲の形が可愛くて、このラグに決めました」(akoさん)

初めての一人暮らしで買ったモノトーンでシンプルな印象の白いテレビ台と黒いテレビ
テーブルとラグに続いてネットで購入したテレビ台。収納スペースにはかなり余裕がある

インテリア選びでは、自分が納得できる家具が見つかるまでとことん探したというakoさん。家具探しではInstagramを活用し、ネットで購入することが多いのだそう。

その一方、例外として店頭で探すことにこだわったのが、ベッドだ。

初めての一人暮らしで寝心地にこだわって買った無印良品の白いベッド
無印良品で購入したベッド。モノトーンな配色が部屋にマッチしている

「寝心地を重視したかったので、ベッドだけはお店で確かめて購入しました。知り合いに『無印のベッドはいいよ』と勧められていたのと、実際にお店で触れて良かったこともあって、無印で買いました」(akoさん)

また、部屋のところどころで遊び心を演出しているアイテムがある。それが、akoさんが大好きだという「スヌーピー」だ。

一人暮らしの部屋に隠れているメルカリで買ったワイヤーアートのスヌーピー
メルカリでGETしたという、ハンドメイドのワイヤーで作られたスヌーピー
一人暮らしのキッチンに飾られたスヌーピーのファブリックパネル
キッチンスペースにあるファブリックパネル。こちらもメルカリで購入

ふと目に入る場所にいて、癒しを与えてくれるスヌーピーたち。家で過ごすひとりの時間を、居心地のいいものにしてくれそうだ。

ここからは、初めての一人暮らしに役立つライフハックや節約のアイディアを紹介!

毎日を暮らしやすく!おすすめのライフハックは?

部屋作りでは「暮らしやすさ」も意識しているというakoさん。初めての一人暮らしで使えるライフハックを聞いた。

『手放す』『厳選する』はメリット大!一人暮らしの引越しもラクに

現在はモノが少ない生活を送っているakoさんだが、以前は、なかなかモノを捨てられない性格だったと話す。そんな彼女を変えたのは、1度モノを手放した経験だったそう。

「社会人になったタイミングで、長年付き合っていた彼と別れたこともあり、一気にモノを捨てたんです。それからは『モノを手放す』ことを心がけるようになり、綺麗な状態をキープできるようになりました」(akoさん)

さらに「以前は、床がモノで埋まってしまうような部屋だったんです。床にモノがあると、片付けが大変で余計に掃除しなくなるんですよね」と続ける。

シンプルで可愛いインテリアで統一され、床に余計なものがない一人暮らしのお部屋
全く床にモノがない現在の生活スペース。たしかに掃除も簡単そうだ

モノを手放して良かったのは、掃除が簡単になったことに加え、気持ちがポジティブに変化したことだという。

「モノを手放すようになって、考え方が変わりました。昔は心配性で『あれもこれも必要かも』と思って捨てられなかったり、過去や将来のことを考えて落ち込んだりしてたんです。でも、モノを少なくしてからはそういうことで悩まず、『今』に集中できるようになりました」(akoさん)

さらに、モノを厳選することは、『引越し業者』を使わずに引越しができるというメリットも。

akoさんは引越しの際、スーツケースに荷物を詰めて、実家と今の家を3回ほど往復。家電などは量販店で購入して今の物件に配送してもらったそう。その結果、引越しにお金をかけずに済んだと話してくれた。

一人暮らしの掃除をラクにするには『○○を置かない』

akoさんいわく、『掃除の手間を考えること』も、暮らしやすくする大事なポイントだ。

掃除がしやすいようにすぐ取り出せる場所に配置された掃除用品もインテリア同様に白で統一
ゴミ箱やカーペットクリーナーも白で統一。すぐ取り出せる場所に置いても目立たないのが◎

「掃除の手間を考えて、玄関マットやキッチンマットは置かないようにしています。マットを置くと、その掃除や洗濯が大変に感じてしまうんですよね。掃除用具もすぐに出せるよう、隠さず部屋の隅に置いています」(akoさん)

一人暮らしでも貯金はできる!3つのカンタン節約術

家賃や光熱費はもちろんのこと、食費や生活費など、何かとお金がかかる一人暮らし。しかし、akoさんは毎月コツコツと3万円ほどの貯金を続けられているという。

一人暮らしの節約・家計管理はどうしているのだろうか?

一人暮らしのやりくりのコツ① 置き場所・管理法を考えて買う

「私はモノを買う前に、買うかどうかをすごく考えるんです。本当に欲しいかだけではなくて、どの場所にしまうか、どうやって管理するか、捨てるときはどうするかまでトータルで考えたうえで、それでも必要だと思ったら買うようにしています」(akoさん)

ベッド横に置かれたシンプルな黒い小型ヒーター
ベッド横に置いてある小型のヒーター。シンプルかつ目立たない大きさで、部屋に馴染んでいる

足元を温めてくれる小型のヒーターも、置き場所に困らない小さなサイズ感が購入の決め手となったのだそう。

一人暮らしのやりくりのコツ② 衝動買いをせず、計画的に買う

「『安いから』という理由でモノを買わないようにしています。日用品もストックの数を決めていて、例えばトイレットペーパーが残り何個になったから買おう、と計画的に買うように心がけています」(akoさん)

スペースに余裕のある一人暮らしのクローゼット収納
akoさんも気に入っているという広々とした収納スペース。詰めすぎることなく、ゆったり使われている

日用品も洋服も、安さだけで衝動買いすることはないというakoさん。だからこそ、収納スペースにある洋服やファッションアイテムは、『本当に好きなもの』だけで厳選されている。

一人暮らしのやりくりのコツ③ 先取り貯金

「私は『先取り貯金』を習慣にしています。給料日になったら、3万円など事前に決めていた金額を貯金用の口座に移すんです」(akoさん)

家計管理では、『先取り貯金』で余ったお金を生活費に回し、食費といった費目ごとの予算は決めずにやりくりしているそう。

「明確な目的があって貯金している訳ではないんですが、貯金をしていたからこそ、思い立ったときにすぐに一人暮らしを始めることができました」(akoさん)

思い立ったときにすぐやりたいことをできるのは、何よりのメリットといえそうだ。

初めての一人暮らしは、想像以上に楽しいかも!

今回の取材で、「一人暮らしは、結果的に大変なことよりも楽しいことの方がずっと多かったです」と話してくれたakoさん。実家暮らしの頃よりも感謝を伝える機会が増え、親御さんとの仲もより深まったのだそう。

お金や自炊などで不安なることも多い初めての一人暮らし。しかし、自分の新たな一面に気づけたり、インテリアを自由に楽しめたりと、一人暮らしならではのメリットもたくさんあるようだ。

akoさんの部屋作りやライフハックを参考に、ぜひ初めての一人暮らしに挑戦してみては?

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文=市川 茜
写真=編集部

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