【一人暮らしの節約術】どっちがお得? 部屋探し・水道光熱費・家賃や食費の節約術クイズ
どっちがお得?一人暮らしの節約術をクイズで覚えよう!
AとB、どっちがお得な節約術か。節約アドバイザー・丸山晴美さん監修のもと、一人暮らしでもお金が貯まる方法をクイズ形式でお届けする。
正しい節約術を覚えれば、暮らしがちょっとリッチになる!

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一人暮らしの節約術クイズ01.お部屋探し、お得なのはどっち?
お部屋探しはまとまったお金が必要だからこそ、大きな節約のチャンス。注目すべきポイントは、家賃以外にもある!
住宅費のトータルコストは、どっちの物件がお得?

お得なのはBの「敷金2ヶ月かかるが、フリーレントも2ヶ月分つく」物件
フリーレントとは入居後の一定期間、家賃が無料になる契約のこと。「フリーレントが2ヶ月分つけば、敷金2ヶ月分でもプラスマイナス0。敷金なしと同じ」と思うかもしれないが、それは間違い。
そもそも敷金は家賃を滞納したり、物件に通常の範囲を超える損耗を生じさせたりした時に充当する保証金だ。きれいに使えば退去時に返ってくる可能性があるため、基本的には敷金2ヶ月分+フリーレント2ヶ月分の物件の方がお得となる。
毎月の支払いが同じなら、どっちの物件が安い?

お得なのはAの「家賃と管理費別の物件」
毎月の支払い額が同じでも、管理費を分けて表記している方が初期費用は安くなる。敷金や礼金、仲介手数料は家賃を元に計算されるからだ。
例えば家賃75,000円+管理費5,000円と家賃80,000円(管理費込)の物件で比べてみよう。敷金2ヶ月分、礼金1ヶ月分、仲介手数料1ヶ月分の場合、Aは300,000円、Bは320,000円。Aの方が20,000円も安い。
なお更新料も同様に家賃を元に計算されるため、Aの方がお得だ。
一人暮らしの節約トリビア「お部屋探し編」
①.リノベーション物件や駅から遠い物件を狙う
住宅費の節約は、家賃を抑えるのが基本。安くていい部屋に住みたいなら「リノベーション物件」と「駅から遠い物件」を探すのがおすすめだ。
古くてもリノベーションされていれば室内はきれいだし、駅から遠くても自転車などを使えば問題ないだろう。
②.人気エリアの隣接駅は家賃のコスパがいい
人気エリアの家賃相場は高いが、その隣接駅の相場はお得な傾向にある。ターミナル駅ならわずか1~2駅離れただけで、相場がグッと下がる場合も。
都会なら隣接駅は徒歩圏内だし、生活に不便はない。目当ての駅があるなら、周辺の駅も候補に入れると良い。
③.賃貸契約の更新時にはダメ元で家賃交渉すべし
物件は古くなれば資産価値が落ちる。当然、住み始めたときよりも更新時の方が価値が下がっているはずだから、家賃を値引きしてもらえる可能性がある。
実のところ、交渉が成功する確率は低いが、失敗しても損することはない。ダメ元でチャレンジしておこう。
一人暮らしの節約術クイズ02.水道光熱費、抑えられるのはどっち?
毎月かかる水道光熱費は支出の抑えどころ。塵も積もれば山となる。ちょっとした工夫で、日々のコストが激減する!
一人暮らしの洗濯にかかる電気代と水道代、どっちが安い?

一人暮らしで水道光熱費が抑えられるのはAの「洗濯物はまとめて洗う」
洗濯の節約は、洗濯機を使う回数を減らすことが原則。例えば洗濯機の定格容量(洗濯・脱水容量:6kg)の8割まで洗濯物を入れて洗う場合と、4割ずつに分けて洗う場合で試算すると……まとめて洗った方が年間で電気代が約160円、水道代が約4,150円、合計4,310円安い。
洗濯機を回す回数が減れば洗剤の使用量も抑えられるし、洗濯物にかける時間も短くなる。洗濯物のまとめ洗いは一石三鳥の効果があるのだ。
一人暮らしのお風呂の沸かし方はどっちが安上がり?

一人暮らしで安上がりなのはBの「追い焚きで残り湯を沸かし直す」
追い焚きの方がかかる費用は少ない。給湯式で40℃のお湯200ℓを一から湯船に張った場合、ガス代と水道代で114.1円。追い焚きで同様に沸かし直した場合、ガス代の79円で収まる。ただ、面白いのはガス代だけなら、お湯を直接張る方が安いということ。
お湯を直接張る場合のガス代は68.1円と、沸かし直すよりも安い。節約術としては沸かし直すのが正解だが、知識としてお湯を張り直す方がガス代は高いことも知っておこう。
一人暮らしのエアコンの消費電力は、どっちが低い?

一人暮らしでお得なのはBの「こまめに切る」
「エアコンは立ち上がりに電気代が一番かかる。だから、つけっぱなしの方がお得」という説もある。しかし、実際はこまめにエアコンを切った方が電気代はかからない。
つけっぱなしの場合、1日の電気代は153.9円。一方、外出などで4回、合計で4時間ほどエアコンを切った場合、電気代は118.8円となり、1日あたり35.1円安い。30分を超える外出の場合は、エアコンを切った方が節約となる。
一人暮らしではエアコンの電気代はどっちが節約できる?

一人暮らしで節約できるのはBの「カーテンはしっかり閉める」
エアコンをつけるときはカーテンを閉めると節約できる。エアコンで冷やした空気は窓ガラスを通して逃げていき、外気の熱が室内に入ってきてしまう。厚手のカーテンを閉めればエアコンの効率が上がり、消費電力を抑えられる。
加えてエアフィルターに溜まったホコリを取り除き、室外機がしっかり風を吹き出せる状態にすれば、さらに節電効果UP。この3対策を行えば、夏場(3.6ヶ月)のエアコン代を2,138円も減らせる。
一人暮らしの暖房便座の電気代はどっちが抑えられる?

一人暮らしで抑えられるのはAの「使い終わったら蓋を閉める」
トイレの暖房便座も節約のポイントだ。開けっ放しにしていると放熱してしまうため、使うごとに閉めるのが正解。電気代を年間で約940円抑えられる。
さらなる節約に挑戦したいなら、夏場(3.6ヶ月)は暖房便座のスイッチをオフにするのも一つの手。その場合、電気代を1,928円抑えることができる。
また、冬場は便座カバーを利用するなどして1年間、暖房便座を使わないようにすれば6,426円の節電となる。
一人暮らしの節約トリビア「水道光熱費編」
①.歯磨きはコップに水を汲んでから
歯を磨くとき、ついつい水を流しっぱなしにしがちだが、コップに汲めば楽に節水できる。
例えば、30秒間流しっぱなしなら約2ℓの水を使うが、コップに汲めば約200㎖程度の水でOK。これを毎月の水道代に換算すると、約73円のコストカットとなる。
②.野菜をゆでるときは電子レンジを使うこと
野菜をゆでるときはコンロを使うより、電子レンジで調理した方が節約になる。ブロッコリーやかぼちゃといった野菜をコンロでゆでると年間でガス代が約1,310円かかるが、電子レンジを使えば電気代480円。年間で約930円お得だ。
③.ごはんは炊けたら小分けしてすぐに冷蔵庫へ
炊飯器の保温は意外に電気を消費する。ごはんが炊けたらすぐに小分けして冷蔵庫で保存し、食べる分を都度温め直した方が節電になる。
具体的に言うと、ごはんを炊飯器で4時間保温すると電気代が約1.43円。一方で冷蔵したごはんを温め直せば約0.25円で済む。
※金額の各数値は一例。水道代は自治体、ガス代・電気代は契約会社によって異なる
次のページでは、一人暮らしの節約術クイズ・食費編をご紹介。毎日の食事、支出を抑えるためには、より賢い買い物を!