田端ってどんな街?「タバタバー」の櫻井夫婦に聞いた二人暮らしの工夫
田端で暮らす夫婦のお宅を訪問!田端での二人暮らしについて聞いてみた
山手線で最も知名度が低い駅といわれることもある「田端駅」。有名な観光スポットもあまりないマイナーなエリアのため、下車したことがない人も多いかもしれない。
そんな田端で、地域の情報発信に取り組んでいる夫婦がいるのをご存知だろうか?
今回は、立ち飲みバー「タバタバー」店主で、コンビニ店長を務める櫻井寛己さん、そしてタバタバーに立ちながらライターとしても活動している「ゆるフリーランス」の櫻井朝子さんご夫婦に、田端での二人暮らしについて伺った。
プロフィール
名前:櫻井寛己さん、朝子さん
居住形態:2人
ルームデータ
居住地:東京都 田端
間取り:1LDK
家賃:非公開
平米数:45㎡ほど
築年数:築40年
「タバタバー」の二人が語る、田端という街
田端で二人暮らしを始めて約10ヶ月になる二人。ここに住むことを決めた理由は、寛己さんが店長を務める実家のコンビニが田端にあったこと、そして立ち飲みバーである「タバタバー」をオープンしたことだという。
田端は「こんにちは」が多い街。下町気質が好きな人におすすめ
実際に、田端に住んで感じた印象を聞いてみた。
「『こんにちは』が多い街だな、と思いました。コンビニやスーパーに行くと、挨拶をはじめ、常連さんらしい会話が当たり前のように聞こえてくるんです。引っ越す前に一人暮らししてた街では目にしなかった光景だな、と感じています」(朝子さん)
「田端は、下町っぽい街が好きな人には向いていると思いますね。街の景観に下町感はありませんが、人のつながりとしては残っているんです。表面的なものでなく『下町気質』で選ぶならおすすめです」(寛己さん)
そんな下町らしさに加え、田端の魅力は意外にも「アクセスの良さ」にあるのだとか。
「山手線沿線なので、都内へのアクセスはいいですね。あとは、東北新幹線が通る上野駅が近いので、実家が東北の人にはすごくおすすめです!スムーズに行けば、田端から仙台まで2時間ほどで着きます」(朝子さん)
情報発信&コミュニケーションの場としての「タバタバー」
「タバタバー」のオープン以前から、積極的に自身のWEBメディアで田端に関する情報発信をしてきた寛己さん。そこには、自分が長年過ごしてきた地域への思いがあったという。
「田端エリアって、手に入る情報が不十分なことが多いんです。例えば、すごく美味しい飲食店の食べログが3.0評価のまま全然更新されてない、なんてことも多くて。だからこそ、あまり知られてない情報を広めることで、地域の役に立てればと思っています」(寛己さん)
タバタバー店内の壁には、お客さん同士で近隣のおすすめスポットを紹介し合う「TABATA LOCAL MAP」がある。ネット上だけでなく、店舗というリアルな場そのものが、コミュニケーションを作るメディアとなっているようだ。
「今来てくださっているお客さんは、田端に住んでらっしゃる方が8割ほど。今後は常連さんを大切にしつつ、エリア外の人が田端に降りるきっかけづくりもできればと思っています」(朝子さん)
次ページでは、生活リズムが異なる櫻井さん夫妻が実践している「ストレスフリーに暮らすための工夫」をご紹介!