一人暮らしを始める際に「いらないもの」まとめ!処分方法もあわせて紹介

公開日:2019年6月11日

一人暮らしを始める前に「いるもの」と「いらないもの」を見極めよう

一人暮らしに必要な家電に胸をおどらせている女性
一人暮らし、どんな家電を買えばいいんだろう

憧れの一人暮らし。家具や家電をあれこれ買い揃えるのは楽しいものだ。電子レンジはどんなタイプを買おう?冷蔵庫のサイズはどうしよう?と、いろいろ妄想するだけでもワクワクすることだろう。
ただ、一人暮らしを始める際にはいろいろお金がかかるもの。特にお金のかかる家具・家電は、まずは必要最低限のものを買い、徐々に買い足していくのが賢い方法だ。
まず大切なのは、「いるもの」と「いらないもの」を正しく見極めることである。筆者の経験を交えながら、それぞれを詳しく解説しよう。

一人暮らしに「いらないもの」とは?

一人暮らしに向いてない家電は何があるか悩む女性
あれば便利だけど、一人暮らしに必須ではない家電がある

一人暮らしで暮らす家は面積が狭いことも多く、何を持ち、何を持たないかを決断することが大切だ。特にサイズが大きなものは、購入するよりも前に、本当にいるのかいらないのかを検討しよう。ここでは、「家電」「家具」「その他」という3つのカテゴリーに分けて、一人暮らしに「いらないもの」を具体的に解説する。

一人暮らしに「いらないもの」:家電編

一人暮らしにいらない家電、プリンター
代用製品やサービスでなくても困らない

まずは一人暮らしでは不要なことが多い家電をご紹介する。なんとなく必要そうに感じて購入しても、場所を占領するだけで活躍する機会が少ないものばかりだ。代用できる製品・サービスも多いため、これらの家電を購入しようか悩んでいるならば、本当に新居に必要かどうかよく考えよう。

一人暮らしに「いらない家電」① プリンター

新生活を始めるにあたり、パソコンとセットでプリンターを購入する方は多いのではないだろうか。春になると新入生・新社会人向けや、通販サイトなどでもノートパソコンとプリンターがセットになって販売されているものを見かける。
しかし、そんなプリンターは一人暮らしにいらない家電の1つ。なぜなら、維持費が高いからだ。

単体でも安い機種は数千円から購入できるが、消耗品であるインクは純正品だと一色1,000円程度と少々高い。
インク代を下げようと考えて純正互換インク(非公式のインク)を使うと、目詰まりを起こす可能性が高くなる。また、ある程度定期的に使っていないとそれだけで目詰まりを起こすこともある。
「確かにそんなに使わないけれど、プリンターが全く使えないと困る」という方は、まずはコンビニの多機能プリンターを使ってみてはいかがだろうか。本体代・維持費がかからないうえに、1枚10円で済む。

フリーランスの方など、自宅で仕事をしている方は必須かもしれないが、たまに印刷する程度ならわざわざ買い揃える必要はないといえるだろう。

一人暮らしに「いらない家電」② 掃除機

意外かもしれないが、掃除機も一人暮らしを始めるときに必須の家電ではない。

あると便利な家電ではあるが、安価な掃除機では吸引力が弱いことがある。また、一人暮らしだと家電量販店などで勧められることが多いスティックタイプの掃除機では、収納スペースはコンパクトになるが、キャニスタータイプとくらべて重い・充電が面倒など、かえって不便だと感じる面もある。

もちろん部屋の掃除は必要だが、床掃除用のウェットシートやホウキ・チリトリなどで代用できる。掃除機がなくても掃除はできるので、予算が限られている時はひとまず買わないで様子を見るのがよいだろう。

一人暮らしに「いらない家電」③ テレビ

近年では、スマホやタブレットでインターネット配信番組や動画・ニュースなどが見られるようになった。そのため、テレビも優先して買う家電ではない。
薄型テレビも多く出回ってはいるが、テレビは大きく設置スペースも取る。「実家ではテレビっ子だった」「スポーツ観戦で使う」という人も、予算が限られているのであれば、一度買わずに新生活を始めてみよう。動画配信サービスなどで代用できるのであれば、無理にテレビを購入する必要はないかもしれない。

一人暮らしに「いらない家電」④ トースター

用途がパンをトーストするためだけにほぼ絞られてしまうトースター。しかし、パンを焼くだけなら魚焼きグリルや、フライパンなどでも代用が可能。ひとまずなくても生活できる家電の1つである。

また、特に一人暮らしのコンパクトなキッチンでは置く場所も確保しづらい。お手入れが大変というデメリットもあり、そのまま使わなくなってしまうケースも多いのだ。
毎朝欠かさずトーストを食べる、キッチンの広さに余裕があるという場合以外は、購入しないで様子を見ても良いだろう。

一人暮らしに「いらない家電」⑤:電気ポット

一人暮らしなら、主に2.0L以上の容量で電気代も高い電気ポット(保温機能の付いた湯沸かし器)は必要ない。購入するならば、1.2L程度までの容量で電気代が安い電気ケトル(保温機能のない湯沸かし器)で十分だ。

電気ケトルでも1回で3~4杯分以上のドリンクやスープを作れる量のお湯を準備できる。使う頻度を考慮すると、わざわざ買い揃える必要もないといえるのではないだろうか。

一人暮らしに必須ではないトースター
コンパクトなキッチンを広く使おう

一人暮らしに「いらないもの」:家具編

青いソファーと机と観葉植物
搬入時や使わない時期の収納場所も考えよう

続いて、一人暮らしで不必要になる場合が多い家具もご紹介しよう。やはり注意すべきなのは大物の家具である。搬入や運搬の際に苦労するものばかりなので、購入の有無は慎重に検討しなければならない。

一人暮らしに「いらない家具」①:大きいタンス

サイズの大きいタンスを部屋に置くと、それだけでスペースが圧迫されてしまい、狭く感じる。あると便利ではあるが、新品のタンスを購入する必要はないといえるだろう。

最近はコンパクトな収納グッズもたくさん販売されており、これらは仮に使わなくなったとしても手間をかけることなく処分することができる。なお、引越しの際にタンスの中身を整理する人も多いので、都合の良いときに断捨離をしてみるのも良いだろう。

一人暮らしに「いらない家具」②:ソファ

ベッドをソファの代用として使えるため、ソファだけを使う頻度はそれほど多くはない。この2つを同時に設置するのはスペースの無駄遣いであり、そもそも設置できるほどの広さを確保できないことの方が多い。ソファを兼ねられるベッドも販売されているため、ソファを検討しているならそのような商品を購入すると良いだろう。

一人暮らしに「いらない家具」③:扇風機

ワンルームだとしても、最近の賃貸物件にはエアコンが備えられている場合も多い。部屋の広さが限られている分、冷暖房も効きやすいため、扇風機を使うケースも少ないのではないだろうか。
部屋のスペースを取ってしまい、収納にも困ることになってしまう。

一人暮らしに「いらない家具」④:大きいテーブル・こたつ

基本的に小さなテーブルがあれば暮らせるので、大きなテーブルも基本的に不要だ。また、こたつはシーズン中は味のある家具として愛用できるが、オフシーズンはこたつ布団が邪魔になり、これを収納するスペースまで必要になってしまう。
広い部屋であれば対策できるものの、扱いに困ってしまう家具であることには変わりはない。

一人暮らしに「いらない家具」⑤:間接照明

強いこだわりがある場合は購入しても構わないが、あくまでも嗜好品の1つである。おしゃれな雰囲気を楽しむことができる一方、間接照明がなくても安全・快適に暮らすことはできる。
友達に自慢するために、場当たり的に購入してしまうと後悔することになってしまうだろう。

また、間接照明には多くの種類があり、迷ってしまう方も少なくはない。購入する場合は事前にきちんと計画を立てておいた方が良いだろう。

扇風機と観葉植物
事前に部屋の設備を把握しておこう

一人暮らしに「いらないもの」:その他

筋トレグッズ
意外と場所をとってしまうものも

家電や家具以外にも、冷静に考えると一人暮らしにはいらないものは多い。ここでは特に不要と考えられる4つのアイテムをピックアップして紹介する。「どうしても」という事情があるもの以外は購入を見合わせてみても良いかもしれない。

一人暮らしに「いらないもの」①:大皿

一人暮らしでは大人数で食事をする機会も少ないため、大皿は不要と考えるべきだろう。カトラリーを収納するスペースも、ワンルームの物件には決して多くない。引越しの際に割ってしまうリスクもあるため、購入は控えておく方が賢明だ。

一人暮らしに「いらないもの」②:風呂のふた

自分が入浴するタイミングにお風呂を沸かせば良いため、主に保温用に利用する風呂のふたも不要だろう。シャワーで済ませる人にとっては使う機会もほとんどなく、メンテナンスしなければカビも生えてしまう。衛生面でもマイナスなので、しっかりと考えてから購入しよう。

一人暮らしに「いらないもの」③:筋トレグッズ

なんとなく買ってしまうことが多いアイテムといえば筋トレグッズだろう。ダンベルや腹筋を鍛える機械などは部屋のスペースを埋めてしまい、購入すると部屋が小さく見えてしまう。筋トレに本気で取り組むのであれば家の近くにあるジムを利用するという手があるので、筋トレグッズを購入する前に一度見学してみると良いだろう。

一人暮らしに「いらないもの」④:観葉植物

部屋の隅にあるだけでおしゃれに見える観葉植物。ストレスを解消させる効果もあるが、一人暮らしに必須のアイテムというものではない。

部屋の広さによっては、むしろインテリアとして邪魔になる場合もある。世話をするのが面倒、植物はそれほど好きではないという方は、購入の前にじっくり考えるべきアイテムの1つといえるだろう。

いらない家電はリサイクルショップに引き取ってもらうかインターネットオークションなどで処分しよう

一人暮らしで必要ない家電はリサイクルしよう
リサイクルだと地球にも優しい

一人暮らし開始時にいらない家電を買ってしまった場合は、リサイクルショップやインターネットオークションなどを使用して処分しよう。
テレビ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機の4つは「家電リサイクル法」という法律によってリサイクルが義務付けられている。

住んでいる地域の自治体や家電量販店・リサイクルショップなどに確認して処分方法を確認しよう。
処分にお金がかかるなら、インターネットオークションなどで格安で手放した方が安いこともある。

どちらが安いか、まずは調べてみることをおすすめする。

一人暮らしは、まず必要最低限のものだけでスタートしてみよう!

一人暮らしに必要な家電を選ぶ人を応援する男性
まずは、必要最低限のものから!

一人暮らしをスタートするときは物件の契約や引越し・必要なものを揃えるためにお金がかかる。冷蔵庫や洗濯機などは数万円するので、大きな出費となってしまう。

そこに、気になっていた・欲しかったから買ってみたけれど、ほとんど使わない家電を買う余裕はないだろう。使わないとわかっていれば買わなかった…では後の祭りだ。

まずは必要なものだけを買い、生活に余裕が出てきたときに、ほかの家電も改めて検討してみてはいかがだろうか。
ぜひ本記事を参考にして、効率のいい買い物をしてほしい。

文=安宅寛高

2021年7月加筆=CHINTAI情報局編集部

一人暮らし向け賃貸物件はこちら!

リンクをコピー
関連記事関連記事