入居前の掃除は必須!新居の掃除をして、気持ちよく生活をスタートさせよう
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入居前に新居の掃除をすべき?どんな場所を確認すればいいの?
引越し先が見つかった後、新居の掃除を行う方も多いのではないだろうか?
入居前にクリーニングはしてあるから掃除の必要はないと思いがちだが、クリーニングしたのが数ヶ月前ということも多く、内見などで不特定多数の人が出入りしている場合も。このため、新居の掃除はした方が良いといわれている。
今回は入居前に行う掃除の必要性やメリットについて解説していくので、引越しを検討している方は参考にしてほしい。
入居前に新居の掃除が必要な理由
一見必要なさそうな入居前の新居の掃除。掃除をしないと、汚れた状態でお気に入りの家具や家電を搬入することになってしまうかもしれない。
引越し当日ではなく、あえてあらかじめ掃除しておく理由は大きく3つある。
新居の掃除が必要な理由①クリーニング済みであっても汚れている可能性がある
クリーニングしてある物件でも、クリーニングされたのが数ヶ月前という可能性がある。そうであれば、新たにほこりや汚れも溜まっているだろう。
その状態で引越し当日を迎えてしまうと、そのまま家具や家電を置くことになってしまう。入居日からほこりだらけの部屋になってしまうのは避けたいところだ。
新居の掃除が必要な理由②入居前の破損や故障を見つけるため
きちんと入居前に最終チェックをすることで、入居前からあったキズやトラブルを把握することができる。このチェックをきちんとしておかないと、入居前からのものでも退去時に修繕費を請求されることがある。
入居前からの異常であったと証拠を残すためにも、引越し日前に入念に新居をチェックしたい。もし異常があれば、大家さんや管理会社に連絡しておこう。
新居の掃除が必要な理由③カーテンの大きさや照明器具を確認するため
カーテンを使いまわそうと思っていたが、いざ新居でつけてみると大きさが合わない。照明器具は備え付けだと思っていたのについていなかった。
そんなトラブルを防ぐためにも、あらかじめ採寸もかねて掃除に訪れておくと安心だ。スムーズに新生活を始めるためにも、防ぐことができるトラブルは未然に防いでおきたい。
入居前の新居の掃除場所と方法
入居前の掃除のポイントは、家具を置いてしまった後では掃除しづらい場所を重点的に行うことである。
入居までの新居の掃除場所①まずはしっかり換気
特に新築物件やリフォーム物件は、塗料のにおいが残っていることがある。人が住んでいないため、まず換気を行って空気の入れ替えを行うのが重要だ。そのため事前に掃除にいくなら天候の良い日をおすすめする。
入居までの新居の掃除場所②天井、壁、床の掃除
これらの掃除は、家具や家電を搬入した後では行いづらくなる。引越し前は隅々まで掃除ができるチャンスである。特に天井の掃除はなかなかしづらいものだが、この機会に済ましておこう。
天井のたばこのヤニが気になるときは、柑橘系由来の室内用洗剤を利用すると良いだろう。また、カーテンレールも日ごろは掃除を忘れがちだが、カーテンをつける前なら細部まできれいにすることができる。
また、床や壁は入居前にすべて拭いておこう。このときに壁や床のキズも一緒に確認しておくこと。入居時にキズや破損がある場合はしっかり申告しないと退去時に修繕義務が生じてしまうので、しっかりチェックしておこう。
入居までの新居の掃除場所③水まわりの掃除
トイレ、お風呂、キッチンはきちんと水が出ることを確認しよう。基本的に業者がチェックしていることではあるものの、油断は禁物だ。
トイレはほこりが溜まっていることが多いので、ウエットシートで拭き取ろう。またクリーニングが終わっていても、しばらくトイレを使っていないと排水口から悪臭がただよってくることもあるのでチェックしておこう。
お風呂は浴槽に細かいカビが溜まっていることがあるので、細かいところまでチェックすることが重要である。カビを見つけたときはカビキラーなどで対処しておこう。
入居前の掃除が終わったら、新居をきれいに保つための対策をしよう
せっかく入居前の掃除をしたのであれば、きれいな状態を長く保ちたいもの。
そこで、家具などの搬入前に行うべき、新居をきれいに保つための対策方法を紹介していく。
新居をきれいに保つ方法①害虫対策をする
まずは害虫対策だ。特にゴキブリなどの害虫は、家具の間にできた隙間に繁殖することが多い。家具が少ないうちにくん煙剤などで害虫対策をしておくことで、安心して新生活をスタートさせることができる。
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新居をきれいに保つ方法②お風呂のカビ対策をする
お風呂場の湿気を放置しておくと、カビが発生してしまう可能性がある。新居のお風呂場に湿気がこもっていないことを確認したら換気扇のスイッチを入れつつ、小さめのサーキュレーターを置いて空気を循環させておこう。また、入居前のきれいな状態で防カビくん煙剤などを使用しておくのもおすすめだ。
▽お風呂の防カビなど、新居の汚れ防止策を知りたいならこちら!
新居をきれいに保つ方法③換気扇にフィルターをつける
お風呂場の換気扇を活用して空気を循環させるために、換気扇も汚れ対策をする必要がある。部屋の空気を循環させる中で、換気扇にほこりや小さなゴミがついてしまうからだ。空気を循環させたいのにその元となる換気扇が汚れていては、効率良く換気することができなくなってしまう。
新居の換気扇を使う前は、換気扇用のフィルターをつけてから稼働させよう。フィルターをつけておけば、ほこりやゴミが換気扇に吸引されることはなくなり、より効率的に空気を循環させることができる。
新居をきれいに保つ方法④靴箱に消臭材・除湿剤を置く
リビングやキッチンだけでなく、靴箱やクローゼットなど常に閉め切っているところにも対策が必要となる。特に靴箱は風通しが非常に悪く、お風呂場と同様に湿気がこもりやすい場所だ。
汗が付着した靴などを湿気がある靴箱に放置してしまうと、気づかぬうちにカビが繁殖してしまう。あらかじめ消臭剤と除湿剤を設置しておき、やっかいな臭いやカビを防ぐようにしよう。
入居前に掃除をして、新居で素敵な新生活をスタートさせよう
今回は入居前に新居の掃除をすべき理由から具体的な掃除場所、きれいな状態を保つ方法まで詳しく解説した。入居前に掃除をすることで、気持ちよく新居での生活をスタートさせることができる。また、害虫対策やカビ対策なども併せて行うことによって、安心した生活を送ることができるようになるだろう。
2021年8月加筆=CHINTAI情報局編集部