駅徒歩30分の賃貸物件に住むのはあり? 自転車で駅まで行くときの注意点
駅から徒歩30分の賃貸物件ってあり!?
みなさんは賃貸物件を探すとき、駅からの距離はどれくらい重要視するだろうか? 駅から近い物件に住めば当然、電車で通勤・通学する方や都市部に暮らす方にとっては非常に便利。ただ、駅から遠いからといってデメリットばかりというわけでもない。
駅から徒歩30分以上の賃貸物件に住むのはアリ?それともナシ? 今回は特に都市部や鉄道網が発達しているエリアにおいて、駅から徒歩30分以上の場所に住む場合の意外なメリットを紹介。また注意すべき点についても解説する。それぞれ詳しく見ていこう。
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駅から徒歩30分の賃貸物件に住むメリットとは
まずは、駅から徒歩30分以上の賃貸物件に住む場合のメリットについてみていこう。
駅遠賃貸のメリット ①家賃を抑えてスペックの高い物件に住める!
都市部において、駅から近い賃貸物件は人気がある。このため、逆に駅から遠い物件は家賃相場が下がる傾向にある。
同じ家賃でも、駅遠で探したほうが、駅近より広くて設備が整った物件が見つかりやすいのだ。
立地よりも物件の広さや設備条件を重視したい場合には、駅から遠い方が希望にかなった物件が見つかりやすいだろう。
駅遠賃貸のメリット ②静かな環境で暮らせる
駅から近い場所は、飲食店や商業施設などが多く、夜間でも賑やかな場合が多い。一方、駅から離れると閑静な住宅街が広がり、住環境がよい場合が多い。
自宅で仕事をする場合やペットを飼っている場合、小さな子供がいる場合などは、駅から遠い方が暮らしやすいと感じる人も多いのだ。
駅遠賃貸のメリット ③むしろ他の交通手段が発達している場合も
たとえ駅から遠かったとしても、バスなど他の交通手段が発達している場合がある。
最寄りのバス停が近くにあるのであれば、駅までバスを利用することができ、駅近と何ら変わらない生活を送ることができる。しかも家賃は駅近物件よりお得だ。
また、都市部に暮らす場合でもメインの移動手段が車や自転車である場合、駅からの距離はさほど気にならないだろう。駐車場・駐輪場付きの物件は、むしろ駅から遠いエリアのほうが見つかりやすい。
駅徒歩30分の賃貸に住む場合の注意点
徒歩30分以上の賃貸物件に住む場合、当然ながら駅から遠いからこその注意点がある。部屋探しの際には下調べをしっかり行うようにしよう。
駅遠賃貸の注意点 ①バスの運行本数や混雑状況
駅から遠い賃貸物件に住む場合、移動手段がバス頼みになる場合も多い。バス停の場所や運行本数を事前によく調べていたとしても、昨今の運転手不足や利用者の減少などにより、突然運行本数が減ってしまう場合もありえる。
また、バスが5分間隔で来るという場合でも、通勤・通学ラッシュの時間帯にはバスが満員ということもよくある。最悪の場合、予定していた時間帯に乗車できない!という事態も……。
バス利用を前提とした場所へ引越す場合は、あらかじめ不動産会社の人に運行状況について尋ねたり、実際に帰宅時間帯にバスに乗ってみるなど下調べを行うことをおすすめする。
駅遠賃貸の注意点 ②治安状況の確認を
駅から離れれば離れるほど閑静ではあるが、人通りは少なくなる。特に女性で帰宅が夜遅くなる場合がある人は、十分に注意が必要である。
あらかじめ物件周辺エリアの治安状況については調べた方がいいだろう。また、帰宅経路にコンビニや街灯などがあるかどうかもチェックしておくようにしよう。
駅遠賃貸の注意点 ③自転車利用の場合は駐輪場のチェックを忘れずに
自転車の利用を前提とする場合、最寄駅近くに自転車置き場があるかどうか、さらに空きがあるかどうかも入居前に確認しておきたいところである。
「月極利用」に空きがない場合には「一時利用」の枠で駐輪することになるが、その場合、自転車で駅まで行った後で停めるところがない、ということにもなりかねないのだ。
駅遠賃貸の注意点 ④深夜の交通手段確保を
駅から遠いエリアに住む場合に検討すべきは、飲み会などで帰りが深夜になる場合である。
エリアによっては、終バスが早く終わってしまう場合もある。お酒を飲んでいる場合は自転車にも乗ることができないので、駅から30分歩くはめになる。
たまにであればタクシーの利用も手だが、せっかく浮いた分の家賃がタクシー代で±0になるのはもったいない。仕事の都合などで飲み会が多い人は、終バスの時間も確認しておこう。