自分だけの道具を育てる丁寧な暮らし。cotogotoに聞く、陶器や磁器の選び方

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長くつかって、自分だけの道具を育てる。丁寧な暮らしは食卓から

進学、就職、結婚、同棲……新しい生活が始まろうとしている人が一段と多い春。雑貨屋にたくさんのおしゃれな食器が並んでいたり、SNSをはじめかわいい道具に注目する人が増えているのではないだろうか。

高円寺にある「cotogoto」には、ずらりと暮らしの道具が並んでいる。日本の手仕事を中心に、生活を豊かにする道具が販売されているお店だ。

今回は、cotogotoの店長・栗原さんに、暮らしを豊かにする道具・食器について伺った。

cotogotoの店内。陳列された陶磁器

店内にはたくさんの器がある

cotogotoの店長栗原さん

cotogoto店長・栗原さん

─── ここには食器だけじゃなくて、フライパンやおたまなど……たくさんの道具がありますね。買いに来られるお客さんはどういう方が多いのでしょうか。

栗原さん:このお店は「日本の手仕事」というテーマでいろいろな道具を販売しています。最近では日本のものづくりが注目されたり、伝統的なものにデザイナーが入って復興されるプロジェクトがあったりと、関心を持つひとが増えたようです。

ちょっとこだわった暮らしをしたいだとか、子どもが生まれたというような30~40代のお客さん、結婚や同棲、進学など、新しい生活が始まる20代の方など幅広い世代の方に来ていただいていると思います。

cotogotoの店内。陳列された陶磁器

新生活がさらに待ち遠しくなるような食器がたくさん

─── なるほど。なにを選べばいいか分からなくて、栗原さんや他の店員さんに話しかけるというお客さんも多いと思うのですが、道具に対する知識はもちろん愛があるからこそ紹介できるんじゃないかなと思っていて。栗原さんが道具というものに興味をもったきっかけってありますか?

栗原さん:高校生くらいから、いわゆる「雑貨」みたいなものが好きでした。というのも、友達にプレゼントする時に雑貨って選びやすいじゃないですか。それで興味を持ったのが始まりだと思います。

日本の手仕事については当時知りませんでしたが、日本のものに興味をもったのは今うちでも扱っている「FUTAGAMI」というブランドを見た時にかっこいいなと。

FUTAGAMIの箸置き

FUTAGAMIの栓抜きと鍋敷き

─── 手仕事でつくられた、「いい道具」はたくさんあると思うのですが、そういうこだわってつくられたものを使う良さってどういうところでしょう。

栗原さん:機能だったり、長く使えたり……理由はたくさんあると思いますが、いろんな点で暮らしを豊かにしてくれるということだと思います。例えば調理などの家事を毎日するのが億劫だと感じる人も多いなかで、自分が好きな調理道具があって、それがなおかつ使いやすくて長く使える。そうなると面倒な家事も、気持ちが前向きになると思うんです。

─── たしかに。いまそういうものを持っていないけれど、買いたい!と思っている人たちがたくさんいると思うのですが、何から買うのがいいんでしょうか。

栗原さん:気に入ったものを買うのは前提として、やっぱりいちばん使うものがいいと思います。例えばコーヒーをたくさん飲む方はマグカップ、料理を頑張りたい方は包丁やフライパンなど。そういうのは吟味して選んでもらったほうが、使用頻度が多くなりますよね。

せっかく買っても使わないのはもったいないので。必需品というか、自分がよく使うものからいい道具を選んでもらいたいなと思います。

cotogotoの店内。陶器のマグカップ

陶器のマグカップ

─── いい包丁とかまな板って、わたしも気になって入るのですが……毎日使うから逆に、汚したくない!とか長持ちさせたい!と思ってしまって手を出せずにいます。

栗原さん:たしかに、基本的には正しい手入れをしないといけないのですが、どちらかというと使って育てる楽しさを味わってほしいです。買ったままだと綺麗ですが、使えば使うほど味わいが増して、自分が切ったあとが表情になってきて。そうなると自分だけの道具になっていくんです。長く使えないような安いものだとそうはいかないので、その過程を楽しんでほしいと思います。

次のページでは磁器と陶器の見分け方や、特徴を紹介。自分に合った食器で食卓を彩ってみるのはいかが?

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