引越しで賃貸を退去する前の大掃除ノウハウを家事・収納アドバイザーの本多弘美先生が伝授!
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みんな!私と一緒に退去前の大掃除を頑張ろうぜ!
もうすぐ引越しシーズンの到来!
新居が決まってウッキウキ!なのもつかの間、なんとも億劫なイベントが待ち構えている。
それが「退去前の掃除」だ。
でも面倒だからと言って汚れたまま退去するといろいろ残念なことに……。発つ鳥跡を濁さず、何事も清らかにいきたいもんだよね~。というか、ちゃちゃっと終わってしかもびっくりするくらいきれいになるお掃除方法ってないの!?
ということで、今回のテーマは、「退去前の大掃除ノウハウ」。
CHINTAI編集部の木村がタイミングよく引越しをするということで、家事・収納アドバイザー本多弘美先生に部屋の箇所別のお掃除ポイントを教わる。ざざっと効率よく終わらせようぜ~。
それでは、どうぞ。
あらためましてこんにちは。CHINTAI編集部の木村です。
みなさん、退去前の掃除の進捗具合はいかがですか?私は全く進んでませ~ん!しかも、なななんと!あと2週間後に、8年間住み続けたウエスト東京のはじっこを脱出し、東京スカイツリーの近くへと引越しま~す!
気を取り直し、そろそろ本日一発目のウンコでもしようかな~と考えていたその時!
「やっぴゅっぴゅ~!」
木村 出た~、家事・収納アドバイザーの本多弘美先生じゃないすか~!
本多先生 ひょっこりひょうたん島~!さっそくだけど、あなたまた何かをサボろうとしてるでしょ
木村 実はそうなんすよ~(あっさり)。私もうすぐ引越すんですけど、退去前の掃除が何一つ進んでないんすよね~
本多先生 掃除もなにも、まずピルクルのパック溜めすぎじゃね?
本多先生 退去前に部屋をきれいにしておくことはマナー的にも敷金返還的にも大事だからね。いっちょ私がレクチャーしてやるか
木村 うわ~い!2018年最後のレクチャー、よろしくお願いしまっす!
まずは退去前のお掃除ポイントを整理!入居者負担にならない汚れもある!?
退去時に敷金を多く取られないようにするためにも退去前の大掃除は欠かせないわけだが、「退去前の掃除ってどこまでやればいいの?掃除しても意味ないところは絶対に掃除したくないんすけど(怒)」というおこりんぼさんもいらっしゃることだろう。
というわけで、まずは退去前のお掃除ポイントを整理しておこう。
「怠けてorワザとつけた汚れ」は掃除してから退去すべし!
「日々の掃除をサボったり、通常の使用範囲を超えるレベルの汚れ」はきれいにしてから退去しないと清掃費用が高くついてしまうことがある。
具体的には下記の5つなど。
・飲み物や食べ物をこぼしたことによるしみやカビ
・結露の放置により拡大したしみやカビ
・タバコのヤニ、臭い
・ガスコンロ置き場・換気扇等の油汚れ、すす
・風呂、トイレ、洗面台の水垢、カビ等
「自然消耗or仕方がない範囲の汚れ」はきれいにできなくてもお咎めなし!
反対に、「物件に元々備わっている設備が時間の経過とともにボロくなったり、通常の使用範囲内でついてしまった汚れ」は、たとえきれいにできなくても入居者が清掃費用を負担することはない(※)。
(※)契約内容によっては、クリーニング費用は入居者が全額負担しなければならない場合も!必ず契約書の内容を確認してね~
具体的にいえば下記の4つなど。
・家具をおいたことによる床やカーペットのへこみ
・テレビ、冷蔵庫等の後部壁面の黒ずみ
・画鋲、ピン等の軽微な穴(下地ボードの張替えは不要な程度のもの)
・壁に貼ったポスターや絵画の跡
代表的なものはこんな感じだが、より詳細な内容は我らが『CHINTAI情報局』のこの記事でもめちゃめちゃ詳しく解説してるから、ぜひぜひお目通しを~。
敷金はいくら戻ってくる? 不動産のプロに聞いた退去時の出費を最小限に抑える小ワザ
次ページから、いよいよ具体的なお掃除テクニックを続々公開~!