女性の一人暮らしで気をつけることは?実体験をもとに危険を防ぐポイントを紹介
このページの目次
女性の一人暮らしに潜む危険。怖い思いをしないためには?

女性の一人暮らしでは、どんなに気をつけていても犯罪に巻き込まれる危険性がないとは言い切れない。ストーカーやのぞきなどの怖い体験は決して珍しいものではない。特に、よく知らない土地での一人暮らしを始めるなら、身の安全には人一倍気をつけたいものだ。
今回は筆者の経験を交えながら、一人暮らしの怖い体験と、危険を回避するための心構えや対策について解説していく。
女性の一人暮らし。筆者が実際に味わった怖い体験談

長く一人暮らしをしている女性のなかには、ちょっとした怖い体験をしたことがある人も多いのではないだろうか。
筆者は学生時代、玄関の前にごみが置いてあったり、家の前に停めていた自分の自転車のタイヤが故意にパンクさせられたりした経験がある。これらは短期間のうちに収束して大きな被害もなかったため、そのまま放っておいた。
犯人は近所に住む学生だと目星がついていたし、明らかに単なるいたずらで、当時は「迷惑だな」と思うくらいのものだった。
とはいえ、これがエスカレートして、大ごとになっていた可能性もないとはいえない。思い出してみると怖いなと感じている。
一人暮らしで特に怖い思いをした「ストーカー被害」体験

これまで一人暮らしをしていたなかで、筆者が最も困ったのは、元彼からのストーカー被害だ。
元彼は別れ話に納得がいかなかったようで、「家の前にいるよ」「今日はいないんだね」といったメッセージを立て続けに送ってきた。筆者からは何も返信していないのに、「今○○してる」「おやすみ」などのメッセージも来る。
しばらく無視を続けていたが、次第にエスカレート。一日に何十件もメッセージが送られてくるようになったので、さすがに警察に相談した。
警察は元彼へ電話での注意、私の自宅周辺をパトカーで巡回するといった対応をしてくれたが、結局ストーカー行為は収まることはなかった。最終的には被害届を提出。警察が元彼の家に直接出向き、家族にもこの事態が知らされて本人もさすがに諦めたようだった。
この時はこれで済んだからよかったが、当時は本気で「殺されるかもしれない」と恐怖を感じていたのを今でも覚えている。
女性の一人暮らし。まずは物件選びで危険を回避しよう
女性が一人暮らしをするときは、物件探しの段階から、防犯対策が整った部屋を選ぶようにしよう。不審者を寄せつけにくい設備がついているかどうか、きちんとチェックしなければならない。安心して過ごすためにも、物件選びは慎重に行おう。
女性一人暮らしにおすすめの物件①:オートロック
物件にオートロックが付いた物件ならば、部外者が簡単に敷地内に侵入できない。不審者にも「侵入しにくそう」だと思わせることができる。
女性一人暮らしにおすすめの物件②:宅配ボックス付き
不在時に宅配業者が荷物を入れてくれる宅配ボックスは、防犯対策としても使える。宅配業者と直接やり取りする必要がなくなるので、宅配業者を装う不審者から身を守ることができるのだ。
女性一人暮らしにおすすめの物件③:テレビモニター付きインターホン

訪問者に画面越しで対応できるテレビ付きインターホンなら、玄関のドアを開けずに相手を確認できる。
女性の一人暮らし。危険な思いをしないための8つの防犯対策

一人暮らしで怖い思いをしないためにも、自分でできる防犯対策を日頃から行うようにしよう。危険から身を守るためには、安全に気を配りながら生活することが重要だ。ここでは8つの防犯対策を紹介するので、この機会に日常生活に取り入れて、防犯対策を強化しよう。
女性の一人暮らし対策①:少しの外出でも必ず鍵をかける
外に出かけるときは、ゴミ出しなど、たとえ短い時間でも必ず鍵をかけるという癖をつけよう。「このくらいなら大丈夫」という油断が隙を生む。オートロックだからと安心せずに、いつも鍵をかけておくようにしよう。
女性の一人暮らし対策②:帰宅するときは、何度も背後を確認する
帰宅時には誰かにつけられていないか、背後を確認しながら歩くようにしよう。異変に気づいたらすぐに対応できるように、歩くときにはイヤホンを外すのを忘れないこと。もちろんスマートフォンに集中するのも禁物だ。停車している車に連れ込まれるのを防ぐため、周囲を見ながら歩くように意識しよう。
女性の一人暮らし対策③:ドアを開けるときは必ず相手を確認する
玄関のドアは簡単に開けてはいけない。必ず相手を確認してからドアを開けるのを癖づけるようにしよう。オートロックやテレビ付きインターホンがない場合は、ドアチェーンをしたままドアを開けて、隙間から対応すること。用件と身分を確認してからドアを開けるのが鉄則だ。
女性の一人暮らし対策④:帰宅が遅くなるときは、電気をつけておく
帰るのが遅くなるのがあらかじめわかっているなら、電気をつけたまま外出するのも良いだろう。部屋に誰かがいるように装えるので、ストーカーの目を欺くことができる。
女性の一人暮らし対策⑤:洗濯物を外に干さない
女性が一人で住んでいるとわかるような洗濯物を外に出すのはご法度だ。外に下着を干してしまうと盗難の被害に遭う可能性が高くなる。もし下着を外に干す場合は、男性と暮らしていると思わせるために男性物の洗濯物も一緒に干そう。
女性の一人暮らし対策⑥:カーテン色味に注意する
部屋のカーテンで、すぐに女性の部屋だとわかるのを防ぐために、女性だと悟られる色や柄は極力避けよう。また、外からのぞかれないような素材を選ぶのも大切だ。
女性の一人暮らしで気をつけたいこと⑦:ごみの捨て方に注意する
ごみを捨てるときには個人情報が記載されているものがないか確認しよう。名前や電話番号がわかる郵便物や、個人情報が記入されている書類などをそのまま出すのは危険だ。シュレッダーにかける、水に浸してから捨てるなど、他人に見られないようにしてから処分しよう。
また、衣服を捨てるときも、女性物だとわからないような工夫をしなければならない。透明のゴミ袋は中身が透けてしまうので、洋服を切ってからゴミ袋に入れるなど、できるだけ特定されないように気を配ろう。
女性の一人暮らしで気をつけたいこと⑧:自宅特定につながる内容をSNSに投稿しない
SNSが犯罪に使われるケースもあるので、自宅が特定されるような写真の投稿は控えよう。写真に自宅近くのお店や建物が写り込んでいれば、大体の住所を知られてしまう恐れがある。
万が一の場合は警察へ相談しよう
どんなに対策をしていても、危険に巻き込まれそうになったり、不安を感じたりすることがあるかもしれない。その場合はためらわずに警察に連絡しよう。
事件や事故に遭ってはいないけれど、相談したいと思ったときは「警察相談専用電話」と呼ばれる相談窓口を頼ろう。「#9110」のダイヤルで全国どこからでもつながり、専門の相談員が対応してくれる。
また、「この程度なら大丈夫」と自分で判断せずに、警視庁や内閣府が設置している相談窓口にもアクセスして、自分の悩みを話してみるのいいだろう。
一人暮らしの物件では、防犯対策をしっかりと!

一人暮らしで怖い体験をしないために、物件を探すときは部屋の設備や周辺の環境に目を向けてみよう。
たとえば、夜でも明るい道を通って帰宅できる立地の部屋なら、怖いストーカーの被害に遭いづらくなる。また、オートロックやモニター付きインターホンなど、防犯対策のしっかりした部屋を選ぶことも重要だ。
部屋の階数は2階以上を選び、簡単に部屋のなかが見られないように工夫しよう。こういった部分は住み始めてからでは対策するのが難しいため、物件選びの際にしっかりと注意したほうが良いだろう
また、玄関の前やポストなどに嫌がらせをされたときは、大家さんや不動産会社、警察などにただちに相談すること。事前にできる対策をしっかり行い、何か起きたときには早めの対応を心掛けるべきだ。
2021年6月加筆=CHINTAI情報局編集部
▼怖い体験はなるべく避けたいので、女性の一人暮らしでも安心なお部屋を以下から探そう!
セキュリティが充実した賃貸物件はこちら