【虫写真・イラストなし】一人暮らしの虫対策のポイントをわかりやすく解説!

公開日:2018年9月21日

一人暮らし、いやな虫は見たくない!

一人暮らしの天敵といえばアイツ
一人暮らしの天敵といえばアイツ

一人暮らしで困る問題のひとつが、虫の問題。ゴキブリやクモ、コバエなど、害虫を触るのはおろか、見るのもいや、という方も少なくないだろう。一人暮らしでは、誰かに退治をお願いしたくても誰もいないため、日々恐怖に怯えているという方もいるのではないだろうか。

今回は、一人暮らしでの虫対策のポイントについて解説するので参考にしてほしい。

このページの目次

一人暮らしの虫対策の3つのポイント

一人暮らしで虫に遭遇しないようにするためには「侵入経路をふさぐ」「キッチンや水回りを清潔に保つ」「虫よけグッズを活用する」という3つのポイントを押さえることが重要だ。

一人暮らしの虫対策①侵入経路をふさぐ

虫の侵入経路はさまざま。窓サッシの数ミリのわずかな隙間や、網戸の破れた部分からも侵入してくる。小さな隙間も見逃さず、ふさいでおこう。

一人暮らしの虫対策。侵入経路を塞ぐことが重要
知らぬ間に窓からの侵入していることも

また、虫は排水管をつたって排水口から侵入してくることもあるため、お風呂やキッチンの排水口には目の細かいネットをかけておくことも効果的だ。同じく換気扇も外からの侵入を許してしまうため、専用フィルターでカバーしておこう。

さらに、ベランダなど屋外に伸びているエアコンのドレンホース(排水ホース)も侵入経路のひとつ。専用のドレンキャップが市販されているので、利用するのもよいだろう。

一人暮らしの虫対策②キッチンや水回りを清潔に保つ

一人暮らしの虫対策。水回りは特に注意!
水回りは特に注意!

不衛生な環境や油汚れ、においなども、虫を寄せ付ける原因に。とくに夏場は生ゴミの腐敗が進みやすく、放置していると虫たちの格好のエサになってしまう。生ゴミの水気はできるだけ切ってからゴミ箱に捨て、食べ物を放置しないなど心がけるようにしよう。

特にゴキブリは、食べ物だけでなく、水や油、人間の髪の毛なども食べて生き延びる。浴室の排水口もこまめに掃除するようにしよう。キッチンや水回りをはじめ、できるだけ室内を清潔に保つことが重要だ。

一人暮らしの虫対策③虫よけグッズを活用する

タンスや押入れなどの収納の中には、ダニ除けのために防虫シートを敷いておこう。また、窓の隙間を網でふさぎ、そこに防虫スプレーを一吹きしておけばさまざまな虫の侵入を防ぐことができる。

部屋に今いるかもしれないゴキブリには、置き型タイプの駆除剤を活用しよう。一度置けば数ヶ月効果が続くものもあるので、各所に置いておくだけで、巣や卵も全滅してくれる。

部屋の中だけでなく、ベランダに置いておくのも効果的。徐々に死に至らせるため、置いた薬剤の側で死んでいることは少なく、死骸に遭遇する機会が少ないのも助かる。

一人暮らしの部屋で虫が侵入してくる場所を知っておこう

一人暮らしの虫対策。出会ってしまったら速やかに落ち着いて容赦なく駆除!
出会ってしまったら速やかに落ち着いて容赦なく駆除!

一人暮らしの部屋で虫が侵入してくる場所を知っておこう

一人暮らしの虫対策で最も重要なのは「侵入させない・寄せ付けない」ことだ。窓や玄関を開けっ放しにしないことはもちろんだが、それ以外にも虫は思わぬ経路で侵入してくるため、念入りな対策が必要だ。虫が侵入しやすい場所と併せて、きちんと阻止する対策について紹介しよう。

虫が侵入しやすい場所①:玄関

1日に何度も開閉する玄関。虫が侵入したら気が付きそうなものだが、意外と足元を気にしていないことが多い。玄関を開閉しているときに、外からゴキブリが侵入してくることがあるので注意しよう。また、暑い時期には玄関ドアを少し開けっ放しにして換気を行う人もいるが、換気は網戸のある室内窓で行うようにしたい。

まずは玄関ドアはなるべくすぐに閉めるようにしよう。そして市販の吊るすタイプやスプレータイプの防虫剤を使い、玄関周りの防虫対策をしておくと良いだろう。

虫が侵入しやすい場所②:窓や網戸

窓から日が入っている
窓や網戸はしっかり閉めよう

窓を開けて換気をする際は、網戸がしっかり設置されているかどうかを確認してほしい。特に引き違いの網戸は強風などで動いてしまうことがあるため、長時間窓を開けておくと虫が入ってきてしまう。
窓や網戸周辺には防虫スプレーで虫対策をしておこう。窓に吊るすタイプの防虫剤もあるので、併用するのもおすすめだ。

虫が侵入しやすい場所③:排水口

虫は排水管をつたって排水口から侵入してくることもある。お風呂やキッチンの排水口には目の細かいネットをかけておくと効果的だ。

虫が侵入しやすい場所④:換気口

機能上、換気扇には隙間が設けられている。そのため、小さな虫からゴキブリなど大きめの虫まで侵入しやすい箇所だ。市販の換気扇専用フィルターを使い、可能な限りカバーしておこう。

虫が侵入しやすい場所⑤:エアコンの排水ホース

ベランダなど屋外に伸びているエアコンのドレンホース(排水ホース)も侵入経路のひとつ。専用のドレンキャップが市販されており、100均でも売っているので、これらを利用して虫対策をするようにしよう。

一人暮らしの虫対策!いざという時のために殺虫剤を用意しておこう

虫の侵入経路をしっかり対策しても、やはり出会ってしまうこともあるかもしれない。そんなときのために、1本は殺虫剤を用意しておこう。もし遭遇したら、サッとスプレーできるように、手の届きやすい場所に置いておくことも大切。ひるむことなく思い切ってスプレーして撃退しよう。

もし逃げられてしまったら、出てきた場所に「待ち伏せ」タイプの殺虫剤をスプレーしておくとよい。または、置き型の駆除剤を置いておこう。

一人暮らしの虫対策!虫嫌いの人が物件を探す際に注意したい5つのポイント

そもそも虫が出にくい環境を選びたい!

虫嫌いの人がこれから引越しを考えているなら、虫の出にくい物件を選びたい。その際に注意したい5つのポイントを紹介しよう。

物件探しのポイント①築年数が古い物件や木造の物件は要注意

田舎の一軒家
趣のある木造のお家は虫が多いかも…

一概にはいえないが、築年数が古い物件、木造の物件では、虫の侵入経路となる隙間が発生しやすい。このため、外からの虫が侵入しやすいので注意が必要だ。特に夏場では、行うべき虫対策も多くなるだろう。

物件探しのポイント②1階は虫が出やすい

1階の場合は地面と近くなるので、特にゲジゲジや蟻など地面を這うタイプの虫が室内へ侵入してくる機会は多いといえる。このようなタイプの虫が苦手な場合は、2階以上の部屋に絞って物件探しをしよう。

物件探しのポイント③近所に飲食店が多いと虫が出やすい

1階に居酒屋やファストフード店、コンビニなど、食品を扱う店舗が入居している物件は非常に便利。ただしゴミの管理状況などによっては、虫が寄り付きやすい環境となる場合も。気になる場合は高層階を選ぶと良いだろう。

物件探しのポイント④自然あふれる住環境は虫にとっても住み心地が良い

公園と噴水のイメージ
素敵な自然あふれる公園も、虫嫌いには向かないかも?

近所に公園があったり、畑や川、用水路が近かったりといった環境も、虫嫌いにとっては要注意。虫は水辺で産卵をすることが多く、虫の発生率が高くなってしまうのだ。

刺されると非常に痒くなるヤブ蚊も水辺で産卵し、成長してしまう。蚊に刺されやすい人は、物件の近くに水気がないところを選びたい。

物件探しのポイント⑤共用部が汚れている物件はNG!

他にも、エントランスやゴミ置き場などの共用部が汚れている物件は要注意。管理が行き届いていない物件のゴミ置き場は虫の発生源となりやすい。しっかりチェックしておきたいポイントだ。

一人暮らしの虫対策!引越し直後にはくん煙剤で虫対策を

一人暮らし開始。荷物を入れる前に一斉に虫を退治
荷物を入れる前に一斉に虫を退治

引越しが決まったら、入居前にくん煙剤で害虫駆除をしておこう。空き部屋だった期間に、虫が棲みついてしまっている可能性もある。荷物を搬入する前におこなうことがポイント。空っぽの部屋の中なら、家具など虫が隠れる場所がなく、効き目も高い。また、パソコンなどの精密機器や、観葉植物などにカバーをする手間もかからない。

ただし、くん煙剤は煙が発生するため、管理会社や大家さん、隣の部屋などに一声かけてから行う方がよいだろう。

くん煙剤の使い方についてはこちらの記事もチェック!

3つのポイントを押さえて一人暮らしの虫対策をしよう!

ゴキブリなどのいやな虫に自分の部屋で遭遇しないようにするには、しっかりと侵入経路をふさぐことが重要。虫たちにエサを与えることにならないよう、水まわりをはじめ室内を清潔に保つことも忘れずに。さらに、駆除剤など殺虫剤を活用すれば、部屋の中で虫に遭遇する確率は大きく減らせるはずだ。

せっかくの快適な一人暮らしを虫に邪魔されるのは不快なもの。安心して暮らすためにも、しっかりと虫対策を行おう。

文= izumiM

九州在住、2男児の母でライター。産後、慣れない育児と家事を必死に両立させようとする中で、モノを減らした暮らしの快適さに気づく。もっともっと毎日の生活も思考もシンプルにさせたい30代。

2021年6月加筆=CHINTAI情報局編集部

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