【ペットの犬のしつけ方】コツやポイントを犬のスペシャリストに教えてもらった!
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犬のしつけ、どうすればいい?
「犬を飼いたい!」と思ってはいるものの、初めて飼うとなると疑問や不安が…。飼い主として犬をちゃんとしつけてあげられないと、自身が快適に過ごせないだけでなく、ご近所さんにも迷惑をかけてしまうことも。
そこで今回は、犬のスペシャリストである、愛犬との絆を深める複合施設「愛犬ヴィレッジ東新宿」のスタッフの方に、犬のしつけのコツを教えてもらった!
犬のしつけのコツ:トイレ編
生後2~3ヵ月であれば覚えられるので、犬を迎えたらすぐにトイレトレーニングをスタートさせよう。
起床時や食事や水飲みの後、散歩や運動の後など、犬が排泄したくなるタイミングをねらってトイレに誘導して。トイレの上で排泄できたら、撫でたりご褒美をあげたりしてしっかり褒めてあげよう。
「ここで排泄すれば褒められる」と覚えさせるのが大切だ。犬は自分の生活スペースで排泄することを嫌うので、トイレの設置場所はエサ場や寝床からは離してあげて。
犬のトイレのしつけのポイントは?
ポイント1、失敗したら徹底的に消臭を
犬はトイレの場所をにおいで覚えるので、もし違う場所にしてしまったらしっかり掃除して消臭しておくこと。
においが残っているとそこがトイレだと覚えてしまう。その習性を利用して、排せつ物をふいたティッシュなどをトイレに置いておけば自然とそこがトイレだと認識するようになる。
ポイント2、失敗しても叱らない
犬がトイレを失敗したからといって、叱るのはNG。「違う場所にしたから怒られた」ではなく、「排泄をしたから怒られた」と認識してしまうと、見つからない場所で排泄しようと考えるようになり、ますますしつけが困難に。
トイレを失敗しても、ささっと掃除だけしてリアクションしないのが吉。
トイレのしつけがうまくいかないときは?
早く成功させたいからとあれこれ試し、トイレの場所を変えるのは禁物。犬がいつまでもトイレの場所を覚えられず失敗の原因に。「失敗はつきもの」と気長に構えよう。
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犬のしつけのコツ:散歩編
散歩は犬にとっては運動の場でもあり、社会性を学ぶ成長の場でもある。飼い主以外の人間や犬と出会う場であるからこそ、トラブルを避けるためのしつけを心掛けたい。
散歩の基本は「リーダーウォーク」。犬が飼い主から付かず離れずの距離に寄り添って歩くことを言い、道路への飛び出しや拾い食い、人や犬への飛びかかりなど不測の事態を防ぐことができる。
散歩が始められるのはワクチンプログラムが完了する生後3~4ヵ月から。それより前は室内で首輪やリードに慣れさせるところからスタートしよう。
犬の散歩のしつけのポイントは?
ポイント①:リード&ご褒美で覚えさせる
リーダーウォークの原則は、犬にリードを引っ張らせないこと。犬が違う方向に行こうとしたらリードを引いて刺激を加え、引っ張りをやめさせる。
そして犬が飼い主のそばに来たらご褒美をあげる。「飼い主から離れるとリードが張って苦しい」「そばにいると褒められる」ということを繰り返し覚えてもらうのだ。
ポイント②:子犬のうちは何でもチャレンジさせてあげる
散歩のしつけを始めたばかりの子犬のうちは、リーダーウォークが完璧にできなくてもよい。この頃は色々な物に興味津々なので、やみくもに制限せずにチャレンジさせてあげることも必要だ。
初めて見る物や生き物と触れ合うことで、子犬は社会性を得て成長していく。
散歩のしつけがうまくいかないときは?
思い切り遊んだ後など犬が疲れているタイミングで散歩に出るのも手。余計な行動をせずスムーズに散歩をした結果、「飼い主のそばを歩けば平和に散歩ができる」と犬も覚えてくれる。
犬のしつけのコツ:吠え・噛み癖編
飼い主が平和に過ごすためだけでなく、近隣住民とのトラブルを避けるためにも、無駄吠え、噛み癖は責任をもってしつけをしたい。
子犬のうちはついかわいくて吠えや甘噛みを許してしまいそうになるが、この頃からしつけておくのが肝心だ。吠えたり噛んだりしたら即座に低い声で「ダメ」と叱り、やめることができたら、おやつをあげたり撫でたりして褒めてあげて。
しっかりメリハリをつけて叱る&褒めることで、やってはいけないことを次第に覚えてくれる。
犬の吠え・噛み癖のしつけのポイントは?
ポイント①:「要求吠え」には反応しない
無駄吠えの原因の多くは、「抱いてほしい」「遊んでほしい」などの要求吠え。
中途半端に「吠えちゃダメ」なんて言っても叱られたと分からずに「反応してくれた」と思い、ますます要求吠えするようになることも。反応せず、ときには無視することもしつけの手段のひとつだ。
ポイント②:噛んでいいおもちゃを与える
生え変わりなどで歯がかゆく、物や人を噛んでしまうことも。そんなときは怒っても仕方ないので、噛んでもいいおもちゃを与え、おもちゃを噛んでいたら褒めてあげよう。
「これを噛むと褒められるんだ」と覚えて、物や人ではなくおもちゃを噛んでいいものだと覚えるようになる。
吠え・噛み癖のしつけがうまくいかないときは?
言葉が理解できない犬に中途半端な声色で叱っても通用しない。いつもとは違う低い声で叱ることがコツだ。また、叱るフレーズをあれこれと変えると犬が混乱するので統一しよう。
犬のしつけは「メリハリ」が大切!叱る&褒めるを上手に使い分けよう
飼い主が快適に過ごすためだけでなく、近所とのトラブルを防ぎ、犬の安全を守るためにもしつけは大切。
一朝一夕では成功しないが、飼い主としての義務だと思って気長にトライしよう。しつけのコツは「メリハリ」。ダメなことをしたときはしっかり叱り、できたときは大げさに褒める。言葉の通じない相手だから、表情や声で感情を伝えよう。
教えてくれたのは?
愛犬ヴィレッジ 東新宿
愛犬ヴィレッジは、犬と一緒に食事ができる「ビストロラブドッグ」を始め、ドッグホテル・トリミングサロン・ドッグラン等が一緒になった複合施設。しつけやケア、食事など、犬に関するあらゆるジャンルのスペシャリストがそろい、愛犬と飼い主の絆を深めるサポートをしている。相談にものってくれるので、犬を飼っている人はもちろん、これから飼ってみようと思う人にも心強いスポットだ
住所:東京都新宿区大久保1-8-8
TEL:0120-414-299
営業時間:[平日]11:00~20:00 [土日祝]10:00~21:00
URL:https://www.welovedogs.jp/village/
文・イラスト=吉本小雪
※「CHINTAI2018年9月号」の記事をWEB用に再編集し掲載しています