家の周りに蚊が多いのはなぜ?今すぐできる害虫対策・虫よけアイテム
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家の周りに蚊が大発生!家に害虫を入れないための対策は?

気温が上がると虫の動きが活発になる。家に入れたくない害虫は色々といる中、特に気をつけたいのが蚊だ。刺される事での不快感はもちろん、羽音が聞こえるだけで半端なくストレスが溜まってしまう。
家に蚊を入れないようにするにはどうしたらいいのか、ポイントを押さえておこう。
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そもそも蚊はいつの時期に発生するの?
日本でよく見る蚊は「ヒトスジシマカ」という種類で、一般的にはヤブカと呼ばれている。発生する時期は4〜10月ごろで、寒さに弱い特徴がある。基本的には11月から2月の冬の時期は卵の状態で過ごし、暖かくなってきたタイミングで孵化し始める。孵化した幼虫は10日前後で成虫へと成長し、人の血を吸って生きていくのだ。
蚊が発生するタイミングは春先から秋にかけて考えておくと良いだろう。
蚊が発生しやすい立地とは?
蚊は水辺に卵を産み付けるため、川や湖が近くにある立地では蚊が発生しやすい。また、足元に生えている丈の短い下草は成虫が身を潜める絶好のポイントなので、河川敷の近くは蚊が大量に発生してしまう。
完全に蚊が発生しない立地に住むことは難しいが、河川敷や湖などの近くを避ければ蚊に悩まされることは少なくなるだろう。
家の周りをチェック!害虫や蚊の「発生源」を徹底的に撲滅しよう

蚊を部屋に入れないために最初にしておきたいのが、「蚊の発生源」をなくすこと。
蚊は水の中に卵を産み、そこから増えていく。蚊が特に好むのは腐った水。バクテリアなどが発生していると、蚊の幼虫であるボウフラにとっての栄養がたくさん含まれているので、ほんの少しの水でもどんどん増えて行くのだ。何と憎いことか……。
害虫や蚊の発生源①:庭に置いたままの容器類
庭に置いたままのバケツや空いた植木鉢などに水が溜まらないように、使っていないものであれば伏せたり片付けたりしておこう。
スイレン鉢や鉢受けの水受け皿などは、定期的に水を捨てて対処しよう。ボウフラが成虫になるまでには一週間程度かかるので、週に一回チェックできればOKだ。魚を飼っている場合は、魚がボウフラを食べてくれるので、蚊がわく心配はないだろう。
害虫や蚊の発生源②:雨どいや、側溝
雨どいや側溝も、蚊が発生しやすいポイント。ゴミや詰まりにも蚊はやってくるのだ。排水がスムーズにいかないところがないか、外周りもチェックしておこう。
害虫や蚊の発生源③:部屋の中
家の中でも油断は禁物だ。花瓶などに古い水を入れたままにしておくと格好の蚊の発生源に。花瓶のぬめりはバクテリアなので、蚊にとってはごちそう。また、ペットボトルにほんの少し残った水でも、蚊は繁殖することができるのだ。
飲み終わったペットボトルは洗ってよく水を切り、ゴミ袋にして口を縛るなど、こまめに片付けすることも蚊の対策につながるので、家に入れたくない方は今日からやっておこう。
害虫や蚊の発生源④:部排水溝や通気口
意外と見落としてしまうのが、換気口などの外と接点のある箇所だ。
通気口や排水溝、換気口愚痴は外とつながっているため、害虫の侵入経路になりやすい。害虫対策で換気口などを塞ぐと空気の流れが滞り、室内の空気が淀んでしまうためNGだ。空気の流れを遮らずに害虫の対策をするには、目の細かいネットをかぶせるといった方法が効果的だ。
また、シンクの下などの排水溝の周りに隙間がある場合がある。小さい隙間でも虫は侵入してくるため注意が必要だ。また、キッチンには食べ物があるためゴキブリも住み着いてしまうようになる。排水溝の隙間を埋めて、排水溝の周りを清潔に保とう。
蚊や害虫を家に侵入させたくないなら、引違い窓の開け方にも注意しよう!

開けるときに左右の窓が重なる「引違い窓」タイプの窓を開ける場合、注意をしないと網戸の効果がなくなることがある。
窓を開ける場合、外側の窓サッシと網戸が左右反対側に来るようにして、部屋側の窓サッシを開けるようにしないと網戸とサッシの間に隙間が発生してしまう。網戸にしていても害虫が侵入してくる隙間ができてしまうので、基本的に「鍵が付いている方の窓を開ける」という風に覚えておこう。



また、網戸が古くなって裂け目ができていたり、目が粗いタイプのせいで小さな蚊が侵入してきたりすることもある。網戸のスクリーン部分の張り替えはホームセンターなどで材料を揃えれば簡単にできるが、賃貸物件の場合はまず大家さんに相談しよう。
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