一人暮らしの賃貸で、部屋干しする際のポイントは?適した場所や早く乾かすコツを解説

公開日:2018年6月22日

一人暮らしの物件に洗濯物を干す場所がない!部屋干しする際のコツとは?

狭いアパートで洗濯物を室内干し
スペースが限られたアパートでも、洗濯物を室内干しで乾かすコツ

一人暮らし向けの賃貸物件の中には、ベランダやバルコニーといった洗濯物を干すスペースが十分に確保されていない部屋も少なくはない。また梅雨の時期など雨が続く場合には必然的に部屋干しとなるが、特に気になるのが「部屋干し特有の臭い」ではないだろうか。

この記事では、一人暮らしの部屋で部屋干しをする際のコツについて解説する。また、部屋干しに適した場所やおすすめの除湿グッズなども紹介していくので、日々の洗濯に困っている方はぜひ参考にしてほしい。

部屋干しのコツを詳しく解説した記事はこちら!

一人暮らしの賃貸で、部屋干しするのに適した5つの場所

ベランダやバルコニーがない賃貸物件でも、部屋干しに適した場所はいくつかある。ここでは洗濯に適した場所を5つ紹介するので、自身が住む部屋の間取りを考えながらチェックしてほしい。

風呂場

実は部屋干し向きの環境が整っているのがお風呂場。換気扇を回したり、換気用の窓を開けたりしてから洗濯物を干すと乾きが早くなるだろう。また、部屋干しの際に生じる独特の嫌な臭いが部屋にこもる心配もない。

ただし、お風呂場はカビが発生しやすく、干した洗濯物にカビの胞子が付着する可能性があるため、干す前に浴室を清潔にしておく必要がある。入浴後は床や壁に熱いシャワーをかけて石鹸カスやアカなどの汚れを落とそう。仕上げに冷水シャワーをかけて、ワイパーなどで水切りをすれば完璧だ。

日の当たる窓際

日が当たる窓際も部屋干しに適している場所のひとつだ。日光が当たると周囲の空気が温まり、洗濯物の乾きが早くなる。

ただし、カーテンレールに洗濯物を干すのはNGだ。洗濯物がカーテンや窓に当たり、乾きが悪くなってしまう。またカーテンレールがゆがんでしまった場合、大家さんから修理代を請求される場合もあるので注意しよう。どうしても窓際に干したい場合は、突っ張り棒を設置するのがおすすめだ。

脱衣所

お風呂場に隣接しているという点では、洗面所や脱衣所で洗濯物を干してみるのも一つの手だ。お風呂場に換気扇や換気用の窓が設置されていれば、空気の通り道ができるため洗濯物が乾きやすい。

また、脱衣所に洗濯機が設置されている物件なら、洗濯から部屋干しまでを同じ場所で行える。移動の手間がかからない分、時短にもなり一石二鳥だ。

エアコンや扇風機、サーキュレーターの近く

エアコンや扇風機、サーキュレーターの近くも部屋干しに適している。風通しが良いため、比較的短時間で乾かせるだろう。また、扇風機やサーキュレーターは値段も手頃で扱いやすいため、自分の生活環境などに合わせて活用してほしい。

次は、狭いアパートの室内でも洗濯物が乾く! 部屋での干し方をご紹介。室内干しに活用できる物干しもセレクトしたのでチェックしておこう!

一人暮らしの賃貸で、部屋干しの洗濯物を早く乾かす4つのコツ

部屋干しで洗濯物を早く乾かすためには、いくつかのコツがある。主なものを4つ紹介するので、部屋干しをする際の参考にしてほしい。

部屋干しのポイント①:定期的に換気する

洗濯物を干した際に発生する水蒸気によって室内の湿度が上がると、ジメジメして過ごしづらくなるだけでなく、洗濯物の乾きも遅くなる。また、湿気によって結露が起きてしまったり、カビやダニが発生したりするリスクもある。

室内の湿度が上がりすぎないようにするためには、2ヶ所以上の窓を開け、部屋の空気が循環するようにしながら干すのがポイントだ。窓が1ヶ所しかない部屋では、キッチンの換気扇などを回すようにしよう。雨の日でも屋外より室内の方が湿度が高い場合が多いので、必ず換気を行おう。

部屋の湿度を下げるコツはこちら!

部屋干しのポイント②:洗濯物の上下に新聞紙を置く

洗濯物を干す際、その上下に新聞紙を置いてみよう。新聞紙は周りの湿気を吸い取る性質があり、除湿剤のような役割を果たしてくれる。

ポイントは、新聞紙をいったんくしゃくしゃに丸めてから広げること。これで空気に触れる表面積が大きくなり、効果的に水分を吸収してくれる。またピンチハンガーで干す場合、ハンガーの上に新聞紙を挟み込むように設置するとより除湿効果が高まる。

部屋干しのポイント③:家電を活用する

狭いアパートでは干すスペースにも限りがある。そこで便利なのが、サーキュレーターや扇風機、衣類乾燥除湿機などの家電だ。湿気を含んだ空気を風で吹き飛ばすことにより、洗濯物が早く乾きやすくなる。

また、エアコンの除湿運転と併用すると室内の湿度が上がりづらくなる。ただし除湿運転は部屋の温度も下げてしまうため、夏場に使用するのがおすすめだ。

部屋干しのポイント④:グッズを使い、干す場所を確保する

室内でたくさんの洗濯物をギュウギュウに詰めて干すと乾きづらくなる。部屋干しでも上手に乾かすためには、洗濯物の間隔を十分に空けて干すことが重要。洗濯物の間に空気が流れ、早く乾きやすくなるのだ。

しかし「洗濯物を間隔をあけて干す場所がない……」という人もいるだろう。そこで、部屋干しに活用できる物干しを紹介する。

部屋干しグッズ:天馬 ポーリッシュ 伸縮式物干し X型 PS-01

居室に室内干し用の物干しを置いておくスペースがないという場合は、折りたたみができるタイプの物干しがおすすめ。使わない時はコンパクトにたたんでしまうだけなので便利だ。軽くて運びやすいアルミニウム製のものを選ぶといいだろう。

また、こちらはキャスター付きなので、干した後に場所を動かしたい場合も楽。

天馬 ポーリッシュ 伸縮式物干し X型 PS-01
天馬 ポーリッシュ 伸縮式物干し X型 PS-01
¥ 2,780/天馬

部屋干しグッズ:平安伸銅工業 突っ張り窓枠竿受けTMH-41

折りたたみ式の物干しを置くスペースがないという場合は、窓枠に取り付けて使えるタイプの物干しがおすすめだ。耐荷重が大きいものなら、重い洗濯物やピンチハンガーも使える。こちらは窓枠に取り付けるタイプの物干し竿受けのため、アパートなどの賃貸物件でも安心。

平安伸銅工業 突ぱり窓枠竿受けTMH-41
平安伸銅工業 突っ張り窓枠竿受けTMH-41
¥1,851/平安伸銅工業

部屋干しグッズ:部屋干し対策シート 110番 2枚組セット FP-308

こちらは部屋干し専用の除湿シートであり、吸湿力に優れたシリカゲルを使用しているのが特徴。また、脱臭効果もあるので、気になる部屋干しの臭いを軽減してくれる。

また、天日干しすれば何度もくり返し使えるのも大きな魅力だ。

部屋干し対策シート 110番 2枚組セット FP-308
¥1,100/富士パックス販売(Fujipacks Hanbai)

一人暮らしの賃貸で、部屋干しする際の臭い対策

部屋干しで気になるのが、洗濯物の生乾き臭だ。せっかく洗濯物が乾いても、嫌な臭いが染み付いてしまうと使えなくなってしまう。臭い対策として、次に紹介する3つのことを試してみよう。

洗濯物の臭い対策①:漂白剤を活用する

アパートで部屋干しを行う際は、洗濯物の臭いの原因となる細菌の繁殖を抑える必要がある。洗濯をするときに酸素系漂白剤を使って殺菌したり、抗菌・防臭効果のある柔軟剤を使用したりするのがおすすめの方法である。

また、白いシャツや白い下着などには塩素系漂白剤も使用することができる。その場合は、40℃くらいのお湯を使うとより効果的だ。

洗濯物の臭い対策②:洗濯漕のカビを除去する

洗濯機自体に繁殖したカビや細菌が臭いの原因になることもある。洗濯槽クリーナーや、消毒用エタノールで洗濯機を手入れしよう。

また、カビの繁殖を抑えるため、洗濯機を使用後にはフタを開けたままにし、洗濯漕内を換気するのがおすすめだ。

洗濯機を手入れして生乾き臭を防ぐ
洗濯機を手入れして生乾き臭を防ごう

洗濯物の臭い対策③:服を裏返して洗濯する

部屋干しの臭いの原因となる雑菌は、汚れを分解して臭いを発生させるといわれている。そのため洗濯物を裏返し、汚れがしっかり落ちるよう、洗濯機に入れることが大切だ。

また、洗濯物の縫い目が表になることで乾きが早まるというメリットもある。

部屋干しで洗濯物をしっかりと乾かして、快適な一人暮らしをしよう

一人暮らしの部屋でも、工夫次第で効率良く洗濯物の室内干しができる。室内に干す場合には換気に注意し、サーキュレーターや除湿機などの家電を活用するようにしよう。また、浴室に干すときには、カビが洗濯物に付着しないよう、日常的にお風呂の防カビを心がけるようにするのがポイントだ。

※記事内でご紹介している商品の値段は2022年4月11日現在のもの

文=SAGOJO
2022年4月加筆=CHINTAI情報局編集部

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