今話題のコンセプトシェアハウスとは?メリットや探し方のコツを大公開
好きなものを極めるのに最適! コンセプトシェアハウスに住むメリットと探し方のコツ
最近話題の「シェアハウス」。なかでもコンセプトシェアハウスは一般的なシェアハウスとは違い、共通の目的や志向を持った仲間同士が暮らすため、サークル活動の延長に近い。
一方でサークル活動よりも一緒に過ごす時間が多いため、情報を共有するスピードが速く、情報量も多くなる。だから面白いことを思いついたらすぐ行動に移せたり、たとえ失敗しても次の挑戦をすぐ始めるといったトライ&エラーを積極的に行いやすくなる。
コンセプトシェアハウスであこがれの共同生活を始めるにはどのようにすればいいのだろうか? ここではコンセプトシェアハウスのメリット、探し方のコツをご紹介する。
コンセプトシェアハウスに住む3つのメリット
メリット1. 仲間ができる
同じ目的を持つ者同士や同じ境遇同士がその都度会うよりも、一緒に生活すればお互いをより深く理解でき、信頼関係を深められる。また共通の目標や課題に対して一緒に取り組み、時に励まし合うため、一生の友だちができやすい。
メリット2. いろいろな人に会える
単に今まで出会えなかった人と一緒に暮らせるだけでなく、その人の知り合い、さらにその友人……という具合に、さまざまな人々と繋がれるチャンスがある。違うジャンルや知識の豊富な人との繋がりが自分を高める機会にもなる。
メリット3. 初期費用を抑えることができる
一般的な一人暮らし向けの賃貸住宅と異なり、多くのシェアハウスは敷金・礼金が不要だ。また調理器具やテレビ等の家電、ソファやベッドなどがそろっている場合が多いので、家具の購入費や引越し先へ運ぶ費用も抑えられる。
コンセプトシェアハウスにはさまざまなタイプがある
1. 学び型
デザイナーなど同じ職業や、語学など同じ資格取得を目指す人々が刺激し合うことで互いのスキルを高め合える。

同じ目標に向かう者同士が、達成に向けて切磋琢磨できる!
2. 助け合い型
高齢者と若者や、シングルマザー同士など、お互いを補完し合うことで一人でいるより豊かな暮らしを目指せる。

一人暮らしでは叶わないことも、助け合うことで可能に!
3. 趣味型
自転車やサーフィン、音楽などの趣味を持つ人々が、情報を共有することで趣味の世界を深め、広げていける。

趣味の世界を深めたい・趣味仲間が欲しい人にピッタリ!
コンセプトシェアハウスの探し方
趣味が合う人、あこがれの人がいるコンセプトシェアハウスに住むには人との出会いを大切にすることが重要。自ら足を動かして理想の暮らしをゲットしよう。
1. 住みたいシェアハウスの情報をSNSで集める

住みたいシェアハウスの情報をSNSで集める
一口にシェアハウスと言ってもさまざまなタイプがある。自分に合うところを見つけるため、まずは住んでみたいシェアハウスのホームページをチェックしたり、実際に住んでいる人のSNSを片っ端からフォローしてみよう。
2. 連絡を取り、実際にシェアハウスを訪問する

連絡を取り、実際にシェアハウスを訪問する
シェアハウスが見つかったら、そこが自分に本当に合うかどうかを訪問して確認してみよう。コンセプトシェアハウスの場合、ミスマッチはお互いのためにならないので、実際に住人たちと会話を交わすことで、一緒に暮らしていけるかどうか判断するように!
3. シェアハウスを訪問したら、積極的に声を掛け友達をつくる

シェアハウスを訪問したら、積極的に声を掛け友達をつくる
シェアハウスに行ったら積極的に周りに声をかけて友だちを増やそう。その友人がシェアハウスの情報を教えてくれる場合もある。その際その人が何をしているのか、どのような志向なのかを聞いておくと、自分に合うシェアハウスかどうかを判断しやすい。
4. 住んだ後のルールを確認する

住んだ後のルールを確認する
共用部の使い方、家事分担、お金のことなど共同生活を送る上でルールが決められているシェアハウスも多い。入居後の生活をリアルに想定するためにも、必ず入居前にルールを住人に聞いておこう。
シェアハウスでの人間関係を円滑に進める4つのポイント
人間関係の良し悪しが住み心地に大きく影響するシェアハウス。良好な関係性を保つために、以下のことを心がけてみよう。

シェアハウスを楽しむカギは円滑な人間関係にあり!
1. コミュニケーションをこまめにとる
多くの人がひとつ屋根の下で暮らすシェアハウスではさまざまなトラブルが起こりがち。困ったことや疑問に思うことは溜めこまず早めに仲間に相談するのがベター。
2. 陰口は言わない
陰口は目に見えない複雑な人間関係をつくりやすく、共同生活をする上ではマイナスにしかならない。不満があればきちんと相手に気持ちを伝え、すっきり解決することが大切だ。
3. 周囲に頼った分はしっかりと還元する
料理や掃除といった家事分担や、食事代の支払いなどを他人に任せきりにするとトラブルになりやすい。周囲に頼った分はしっかり家事をしたり、払ったりと自己コントロールを!
4. 細かいことは気にしない
年齢や性別、性格の異なるさまざまな人々と一緒に暮らす際に、いちいち細かいことを気にしていては身が持たない。「一緒に暮らせばこんなもんだよな」と大らかに過ごそう。
コンセプトシェアハウスで刺激的な毎日を!
いかがだっただろうか? 他人と積極的に関わることで、趣味や仕事の幅を広げたり、一人では難しいことに挑めたりすることがコンセプトシェアハウスの魅力。時にトラブルがあったとしても、相手への感謝の気持ちと敬意があればきっと大丈夫だ。
全てを自分の思い通りにやりたいという人ではなく、自分にないものを他人に求めて意外性を楽しむような、「こうやったらもっと面白いかも?」といった好奇心が旺盛な人は、コンセプトシェアハウスでの暮らしがぴったりかもしれない。
文=籠島康弘
イラスト=ナカオテッペイ
※「CHINTAI2018年7月号」の記事をWEB用に再編集し掲載しています