【ドミニック・ローホーに学ぶ】持たない暮らしで部屋も心もスッキリ!ミニマリストmiwaさんに聞く物を手放すコツとは
「持たない暮らし」ってどうやってはじめるの?
物や情報に振り回されず、自分にとって本当に必要なことを熟知し、心地よく過ごせる空間を手に入れる。そんなシンプルライフにあこがれ指数150%なんだけど、現実のごちゃごちゃした部屋を見回して「自分には無理っぽい……」とあきらめている人も多いはず。
ミニマリストと称される人々は、何がきっかけでシンプルライフを追求し、実践するに至ったのだろう。それを知れば、マキシマムな生活から脱却できるかも!?
インスタグラムで〝持たない暮らし〟の日常を発信しているミニマリストのmiwaさんに、そのヒントを伺った。

このページの目次
プロフィール
名前:miwaさん
インスタグラムアカウント:@feminimalist_miwa
職業:主婦
居住形態:2人
ルームデータ
居住地:東京都
間取り:1LDK
家賃:11万円
築年数:約40年
建物:鉄筋コンクリート
きっかけは一冊の本。旅好きな自分に合っていると感じた
ミニマリストmiwaさんがシンプルライフに目覚めたのは2010年。帰省の車中で読む本を、と駅構内で開催されていた書店フェアを物色していた時に、ドミニック・ローホーの『シンプルに生きる』と出会った。物を持たず心豊かに暮らすことを提唱している、日本でミニマリストという概念が広まるきっかけとなった本だ。
「まず、白いカラーの花がデザインされた表紙に一目惚れ。著者がパリジェンヌであることにも魅かれ、ミーハー気分で手に取りました。読み始めたら、旅好きな私には共感できる部分が多くて一気に読破しちゃいました。旅って、身軽なほど自由に行動できるし、あれこれ持っていなくても何とかなっちゃうんですけど、人生も旅も同じなんだなぁって」(miwaさん)
当時はミニマルな生活など考えたことがなかったというmiwaさん。服や靴は100点以上所有し、旅先でみつけた品々もあふれていた。そんな暮らしを180度変換させた本著には、物、住まい、人間関係などをシンプルにするためのエッセンスが簡潔にまとめられている。
「〝「少なく」が「多く」をもたらすことを現実に実感してみる〟〝一年間一度も使わなかった物は捨てる〟とか、なるほどなぁ、と。元々、シンプルな空間で過ごしたいタイプではあったので、部屋に物は置かず、ベランダに物置を作って、そこに服や物をしまっていたんです。この本に出会って、それらを全て手離そうと決心がつきました」(miwaさん)

ミニマリストmiwaさん流・物の手放し方&シンプルライフの続け方
〝譲る〟と考えれば〝手放す〟ことへの罪悪感はなくなる
miwaさんのインスタグラムには〝暮らすように旅するのが好き、旅するように暮らすのも好き〟との自己紹介文がある。結婚した3年前からは旦那さんの地元に落ち着いているが、実は大の引越し好きで、18歳から現在までに15回も転居を経験している。
高井戸、亀有、祖師ヶ谷大蔵、喜多見、狛江、読売ランド前、九品仏、学芸大学、八丁堀など、これまで住んできたエリアは多岐に渡り、まさしく〝旅をするように〟引越しをしてきた。年月とともに物も増えていったが、引越し作業は全く苦じゃなかったとのこと。
「学生の頃、雑貨店でバイトをしていたので、細々した物を梱包するのが得意なんです。更新したのは1度だけかな。最短7か月で転居したこともあります」(miwaさん)
ドミニック・ローホーの本に出会ったのは学芸大学に住んでいた時。思い立ったらすぐ行動に移すmiwaさんは、さっそく断捨離に取りかかる。ハイブランドを中心に集めていた衣服は欲しい人に譲り、必要最低限の物だけを手元に残した。
「当時はメルカリもジモティーもなかったので、mixiの〝あげますコミュ〟を利用しました。ルブタンの靴をタダ同然であげちゃったり、バンバン手離していきました。友人から〝関西系〟と言われるくらいカラフルな服だらけだったのに、今、持っているのは白、黒、グレーを基本に数着だけ。十分やっていけます。ウォークインクローゼットもあるのですが、私には必要ないので夫が使っています」(miwaさん)

断捨離する前は本もたくさん持っていたが、ほとんど処分して、読みたい本がある時は徒歩3分の図書館を利用しているという。ファッションも本も好きだからこそ収集していたと思うのだが、手放す時に躊躇しなかったのだろうか?
「〝手放す〟というよりは〝譲る〟という気持ちで整理していったので、ためらわなかったですね。もっと大事にしてくれる人、もっと必要としている人の手に渡ったほうが良いなって。そして、私は〝迷ったら手放す〟と決めて片付けていきましたね。手元に残そうか……手離そうか……と迷った時点で、それは今の自分に必要ないんだな、と」(miwaさん)

毎朝の掃除で、夫婦ともども心と空間を整える
現在の住まいは、旦那さんの実家が所有するマンションビルの一室。築40年の物件だが、入居にあたって内装をリノベーションしてもらったので新築同様だ。間取りは1LDK。リビングダイニングにも寝室にもほとんど物が出ていない。miwaさんの物はキッチン脇のクローゼット、旦那さんの物は寝室のウォークインクローゼットに収納されていた。テレビも見終わったらクローゼットにしまうという徹底ぶりだ。
「二人とも〝生活感は出したくない〟という部分で一致しています。床に物を置かない、使い終わったらしまう、毎朝掃除する。決めているルールは、そんなところでしょうか」
朝起きると、まず旦那さんが床に掃除機をかけてくれるとのこと。miwaさんはお風呂やトイレなど水まわりの掃除を担当している。
「夫は布団派で、寝っ転がりたいから、床掃除は進んでしてくれます。私、本当はベッド派なんですけど、今は夫に合わせています。リビングダイニングに置いているテーブルと椅子は、完全に私の趣味です」(miwaさん)




食事は楽しく演出して、心豊かに過ごしたい
モノトーンで潔くまとめられたmiwaさんの生活空間に彩りを添えているのが〝食事〟。インスタグラムでも日々の料理が美しくアップされている。
「基本的に料理はワンプレート。益子の陶器市でみつけたお気に入りの皿でいただきます。料理は食べるとなくなってしまいますが、食卓を囲んだ時の会話や味の記憶は残りますよね。だからこそ、彩りや盛り付けには気を配りたいと思い、時間がある時は料理教室で習っています」(miwaさん)
断捨離した9年前、miwaさんは〝想い出は形に残さない〟ことを胸に刻んだ。形ではなく心に残せば、身の回りをシンプルに保てるだけでなく、一瞬一瞬を大事に、ていねいに暮らせる。そして、ていねいな暮らしにとって大切なのは〝食事〟ではないか、と考えるように。
「元々、食べるのも料理も大好きなので、楽しみながら、気負いなくやっています」(miwaさん)



ミニマリストmiwaさん流〝シンプルライフを始めるための3か条〟
最後に、miwaさんが考える〝シンプルライフを始めるための3か条〟を伺った。
1.一人旅をしてみよう
必要最低限の荷物で旅に出てみると、自分にとって本当に必要な物や事が見えてくると思います。
2.理想のミニマリストをみつけよう
こういう暮らしをしてみたい、こんな歳の取り方をしたい、と思う手本をみつけて、真似することから始めてみては?
3.迷ったら手離そう
捨てようか捨てまいか迷いが生じたら、それは今の自分に必要ない物と割り切って!
引越しを機に物を減らしたいと考えているならば、ぜひ参考にして、心も空間もスッキリさせてみては?
文・写真=野中かおり
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