賃貸でふたり暮らしするならどの間取りがおすすめ?決め方のコツとメリット・デメリット

公開日:2018年5月24日

後悔しない!部屋探しガイド 間取り編

二人暮らしの部屋探しの命運を握ると言っても過言ではない「間取り」。でも二人にとって理想の間取りって、どうやって決めればいいの?

今回は同棲経験のある先輩へのアンケート結果を参考に、決め方の流れとポイント、カップルに人気な間取りやメリットとデメリット、互いが希望する間取りが食い違った際の対処法を解説。自分たちの生活スタイルと価値観をあらためて認識し、ぴったりな間取りを選ぼう!

適当に決めるのは禁物!各間取りの特徴を理解したうえで、自分たちのライフスタイルに適した間取りを選ぼう
適当に決めるのは禁物!各間取りの特徴を理解したうえで、自分たちのライフスタイルに適した間取りを選ぼう

決め方の流れとポイント

二人で住む部屋の間取りを決める際は、下記3つの流れとポイントを押さえよう。

①. 各間取りのメリット・デメリットを理解する

どの間取りにもメリットとデメリットがあるもの。自分たちのライフスタイルと照らし合わせ、デメリットについても互いにきちんと納得した上で選ぶこと。人によって優先するものが違うので、将来の暮らし方を想像しながら、二人でよく話し合ってみよう。

②. プライベートスペースの重要度をすり合わせる

いつも相手の顔を見ていたい!というその気持ちは素敵だけど、部屋選びでは共有する空間とプライバシーとの兼ね合いについても、きちんと意識しておきたい。一番困るのは住んでから「やっぱり自分だけの空間が欲しかった」と後悔すること。ただ、それを犠牲にしてでも家賃やその他の条件を優先したい!と互いが納得できるならそれも一つの選択だ。

③. 部屋の配置にも注意を払おう!

見落としがちだが、非常に重要なのが部屋の配置。特にチェックすべきは、夜遅く帰ってきても相手を起こさず自室に行ける動線があるか、居室とトイレが隣接していないかなど。生活の時間帯が異なる二人は特に注意しよう。

同棲経験ありの先輩に聞いた! 選んだ間取りと住んだ感想

ここからは、同棲の先輩へのアンケート結果を紹介。先輩たちは二人暮らしにどの間取りを選び、そして実際に暮らしてみてどうだったのだろうか? アンケートの結果がこちら!

同棲経験ありの男女400人の先輩に聞いた「二人暮らしで選んだ間取りは?」と回答では、 1Rが3%、1Kが6%、1DKが13%、1LDKが22%、2Kが11%、2DKが32%、2LDKが4%、その他が9%という結果に
第1位が「2DK」(32%)、2位は「1LDK」(22%)。「その他」の中には「6LDK」という猛者も……!
1Rを選んだ同棲経験者のコメント

窮屈な面もありましたが、狭いからこそ互いを支え合って暮らせるという良さもあります! (女性・30歳・大阪府)

1Kを選んだ同棲経験者のコメント

最初は気にならなかったけれど、徐々にプライベートのない空間に嫌気がさし、個室のある間取りにすれば良かったと後悔しました (女性・38歳・埼玉県)

1LDKを選んだ同棲経験者のコメント

一部屋が広いので、友人をたくさん呼んでワイワイできるところが良いです (女性・29歳・東京都)

2DKを選んだ同棲経験者のコメント

ちょっと古いところが気になりますが、家賃が安かったので満足してます (女性・38歳・北海道)

3LDKを選んだ同棲経験者のコメント

二人暮らしにはちょっと広すぎました……(女性・35歳・愛知県)

1LDKと2DKのメリット・デメリット

アンケート結果でわかったとおり、二人暮らしで人気の間取りと言えば1LDKと2DKが代表格。それぞれに長所と短所があるので、きちんと理解した上で自分たちの生活に適した間取りを選ぼう。

1LDK

1LDKはいつも一緒にいたい・友人を呼んでワイワイ楽しみたいカップルにおすすめ
いつも一緒にいたい・友人を呼んでワイワイ楽しみたいカップルにおすすめ
メリット
1LDK最大の魅力はリビングの開放感。一般的に2DKより広いスペースがリビングに充てられ、窓の面積が大きいから明るい。一人になれる場所なんてなくてOK、いつも空間を共有したい二人、あるいは時に友達を呼んでパーティしたい! という方におすすめ。
デメリット
ケンカをしちゃっても一人になれる空間がない……というのはやや難点。また居住空間を優先して設計されることが多いので、一般的に収納スペースの数は限られており、容量もコンパクトな物件が多い。洋服などの物をたくさん持っているカップルには不向きかも。

2DK

2DKは生活リズムが違う・互いのプライベートスペースを確保したいカップルにおすすめ
生活リズムが違う・互いのプライベートスペースを確保したいカップルにおすすめ
メリット
独立した空間として、プライバシーを確保できるのが2DKのメリット。それぞれの部屋にするだけでなく、広さによっては一部屋を二人の寝室に、もう一部屋を収納や作業部屋にすることも。昔からある間取りなので、築年数が古く、家賃の安い物件も多い。
デメリット
せっかくの二人暮らしなのに、各自が部屋で過ごす時間が長くなってしまうと本末転倒。仕切りが多い分、各部屋は狭くなる傾向がある。また築年数の古い物件に多い間取りなので、寝室に大きなベッドが置けない……など、不便なところもあるかも。

もめた時どうした? 先輩カップルの間取りの決め方

同棲経験のある先輩たちは、お互いに住みたい間取りが食い違った場合どのようにして意見をすりあわせたのだろうか? 彼らのリアルエピソードを紹介しよう。

先輩カップルの声 「私たちは、こう乗り越えました!」

リビングが欲しいと言われたけれど自分は家賃の安さを優先したかった。最終的に2DKを選び、うち一部屋をリビングとして使うということで互いに納得できました (男性・32歳・東京都)

1LDK(35㎡)で二人暮らし。当初の希望より狭い間取りになってしまったのですが、良い機会だと捉えてガンガン断捨離。おかげで案外広々と使えました (男性・27歳・沖縄県)

1LDKで二人暮らし。自分の個室がないのが不安だったのですが、よく考えれば家にいる時間が互いに昼夜逆だったため、問題ないと思い直しました (女性・35歳・埼玉県)

※アンケート調査について
調査方法:インターネット調査
調査時期:2018年3月
調査対象:恋人との同居経験がある全国の男女・20歳~39歳
調査人数:400人(男200人/女200人)

文=田端邦彦(アクトスリー)

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※「CHINTAI2018年6月号」の記事をWEB用に再編集し掲載しています

CHINTAI編集部
CHINTAI編集部

1992年創業、お部屋探しや生活の情報を発信してきた株式会社CHINTAIが運営するWebメディア。引越しに関する情報はもちろん、家事や家計、季節の楽しみなど日々を豊かにする知識を調査・ご紹介。
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