【同棲経験者400人に聞いた!】家賃、間取り、広さは? 二人暮らしの部屋探し、みんなの選択大公開
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同棲を決意したらやっておくべきこととは? 先輩カップルが教える、失敗しない部屋の探し方

どんなにラブラブなカップルでも、いざ結婚!となれば話は別。好きな気持ちだけでは越えられないこともあるワケで、生活習慣の違いやちょっとしたクセが気になって仕方がない……など、歩み寄れるものから百歩譲ってもムリなものまで一緒に暮らしてみないとわからないことは多々ある。
だからこそ「同棲してからじゃないと結婚できない!」という考えも理解できるし、結婚前に相手の“ありのまま”を見ておきたい気持ちだってわかる。
同棲を決意したら、いよいよお部屋探しのスタート! 二人にとって心地よい住まいとはどんな物件なのか、CHINTAIが同棲経験のある男女400人に聞いた「お部屋選び事情」を見てみよう。
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Q1:同棲のために部屋を探しはじめたのは、引越しのどのくらい前?

トップは「1ヵ月前」という回答(43.5%)。次いで27.0%の「3ヵ月前」となった。続いて2週間前が10.5%、1週間未満が6.5%と実に約9割のカップルが同棲を決めた3ヵ月以内に引越しを済ませている。
「思い立ったが吉日」「善は急げ」的なスピーディーさには二人のワクワクする気持ちが表れているが、旧居が賃貸物件の場合、その契約期間によっては途中解約になり費用がかさんでしまうこともあるのでご注意を。
Q2:二人暮らしのために選んだ部屋の間取り・広さは?

間取りについては、トップの「2DK」(32.5%)や「2K」(11.0%)であれば各々が独立したスペースを持てるため、同棲後も互いのプライ
ベートも重視した選択と言えそう。ただ、互いの生活を守りすぎると二人暮らしの意味が薄れてしまうかも?
一方の「1LDK」(22.5%)や「1DK」(13.5%)は、長く同じ空間で同じ時間を共有するため二人の仲がさらに深まりそう。
逆を言えば、その分相手の嫌なところが目についてケンカが増えるケースも。同棲中にひとりになりたい時の空間をどう確保するかがカギとなりそうだ。
また、少数ながら「ワンルーム」(3.0%)の回答もあった。ワンルームでの同居を認めていない貸主も多いので、このあたりは賃貸契約をしっかり確認しておこう。
部屋の広さについては、25㎡未満が8.0%、25~30㎡が8.5%、30~35㎡が9.5%、35~40㎡が7.0%、40~45㎡が8.0%、45~50㎡が8.5%と下のグラフが示す通りバラつきがあるものの「30~50㎡」くらいが標準的な二人暮らしの広さになっているようだ。

Q3:二人暮らしのために選んだ部屋の家賃はいくら?
「家賃」については地域で事情が異なった。
地域によって家賃相場が異なるため当然の差が生じているが、「首都圏(1都3県)」では8万円台をトップに5万円台~10万円台まで幅広く分かれ、「京阪神」は7万円台、「愛知」8万円台、「北海道」と「福岡」では6万円台がもっとも多かった。※管理費・共益費を含む金額





なお、二人暮らしの家賃の目安は“二人の手取り収入合計の20%~25%”と言われている。それも参考にしつつ、二人の将来設計や目標貯金額などを話し合って家賃を考えた部屋探しをすると良いのではないだろうか。
Q4:同棲を始めるにあたって2人が用意した金額は?

新しいお部屋での二人暮らしを始める際に必要な費用は家賃だけではない。家具・家電の買い替えや買い足し、引越し代や新居の敷金・礼金など、思いのほか出費が大きくなることもある。
「同棲を始めるにあたって2人が用意した金額」を聞くと、「10万円以上~20万円未満」(16.5%)の回答が一番多い。とはいえ、「5万円以上~10万円未満」(15.3%)「20万円以上~30万円未満」(15.8%)との差はほとんどなく、やはり地域や部屋の間取り・広さでコストは左右されるようだ。
Q5:お部屋探しの際、やっておいて良かったことは?
ところで、同棲のための部屋を探す前に「やっておいて良かった!!」と思うのはどんなことなのだろうか。アンケート結果を見てみよう。

①:立地や周辺環境を調べておく!
「交通の便、スーパーなど買い物施設の近さ」(岩手県 37歳・男性)、「お互いの職場に近いか」(愛知県 35歳・女性)、「近くのコンビニ確認」(滋賀県 34歳・男性)、「2人の仕事場まで通いやすいか、駐車場が近くで借りられるか」(埼玉県 27歳・女性)、「実家からの距離」(愛知県 37歳・女性)など、通勤や買い物などの生活利便性や周辺環境を調べた人が多かった。
②:二人同居の可否を確認
「二人同居の可否」(栃木県 37歳・男性)という回答も多数。ワンルームや1Kなど単身者を想定した物件では特に、二人以上の入居が認められていない場合も多いので必ず確認しよう。また、どちらが契約者になって保証人は誰にするのか、名義変更はできるのかなどの確認もしておきたい。
③:それぞれが持つ家財や荷物量を確認
「荷物の量を把握」(鹿児島県 35歳・男性)、「断捨離」(東京都 32歳・女性)のように、二人の荷物量を知ることで部屋の広さの検討がつく、との意見も参考になるのでは?
④:希望する設備・条件の共有
人気の設備を備えた物件は、その分家賃も高い。せっかくの新居には、あれもこれも欲しくなってしまうが、予算と照らし合わせ、あきらめなければならない設備・条件も出てくるだろう。
「どうしても譲れないところを最初に言っておく」(兵庫県 31歳・男性)、「お互い譲らない条件だけは決めておいた」(新潟県 34歳・女性)など、どうしてもこだわりたい点だけはあらかじめ相手に伝えておくことで、後々もめずに済むだろう。
⑤:二人暮らしのルール決め
そのほか、“二人暮らしのルール”に関する声も多く挙がった。
「金銭面の取り決め」(宮城県 33歳・男性)、「家事の役割分担」(静岡県 38歳・男性)、「お互いのプライベート空間と共有スペースの使い方確認」(東京都 37歳・女性)、特にお金の話などは実際問題として避けられない。不安に思うことはなあなあで話をつけず、正直に向き合うことが心地よい同棲生活には不可欠ではないだろうか。
安定した二人暮らしを始めるために
同棲前に「貯蓄額」、「結婚する前提であること」、「相手家族との関わり方」を確認したと答えた人も多く、同棲が“結婚への助走”になっていることを感じさせる。
結婚を見据えた同棲か、ただ一緒にいたい同棲なのかで方向性は変わってくるが、結婚前提ならば、「お互いの両親に挨拶した」(岐阜県 36歳・男性)、「相手の親に相談した」(福岡県 29歳・女性)といった“誠意の見せ方”も安定した二人暮らしに繋がりそうだ。
※ アンケート調査について
調査方法:インターネット調査
調査時期:2018年3月
調査対象:恋人との同居経験がある全国の男女・20歳~39歳
調査人数:400人(男200人/女200人)
文=cozyco.i(アンズコミュニケーションズ)
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