簡単おしゃれなハーバリウムの作り方。部屋のインテリアに枯れない花を取り入れよう
ビンの中に美しさを閉じ込める。流行のおしゃれなハーバリウムを作ってみよう

少しでも居心地のよい部屋を作りたいと思ったら、まず試してほしいのが「インテリアに植物を取り入れること」。花屋で花を買ったり、インテリアショップでグリーンを買ってもすぐに枯らしてしまう……、なんて人は枯れない花「ハーバリウム」を取り入れてみては?
今回紹介するハーバリウム(Herbarium)とは、「植物標本」という意味。透明の液体の中でふわりと浮くように咲く草花がなんとも幻想的。おしゃれでかわいいけれど甘すぎず、大人の女性の部屋にもぴったりマッチする。
実はこれ、誰でも簡単に作ることができるのだ。作業時間はたったの10分! 四季折々の花を摘むような気分で、おしゃれなハーバリウムを作ってみよう。
ハーバリウムの主な道具
ビンもしくはボトル|100円ショップなど
まず、花材を入れる入れ物はビンやボトルなど、透明なものなら何でもOK。入れたい素材が決まっているなら、その形に合わせて選ぶと良い。今回は100円ショップで売っているボトルやビンをセレクト。
電球型のちょっと変わったフォルムのものは100円ショップのセリアでゲットした。

ドライフラワー|花屋もしくは手芸店
ハーバリウムの花材にはドライフラワーを用いる。造花も安くて手軽だが、ハーバリウムの主役になる素材なのでここにはこだわりたい。
今回は部屋に春を取り入れるため、春らしい花をチョイス。バラや千日紅、スターチスやミモザ、ユーカリなんかを使ってみた。
長さのある入れ物を用いるなら、花材も長いものを選ぶとバランスよく仕上がる。やさしい風合いにしたいならパステルカラーやくすみカラーを。元気な雰囲気にしたいなら、ビビッドカラーの花材を選ぶなど、仕上がりをイメージして花材を集めよう。

背の低い入れ物を使うなら、こんな花材も。ドライの実や、花弁、ドライフルーツ。八角などのスパイスも素敵なアクセントに。

エタノール、流動パラフィン|ネットショップ

そして、その花材たちの姿を長く保たせてくれるのがエタノールと流動パラフィン。ハーバリウムの保存液には専用のハーバリウムオイルという商品も販売されているが、手軽に楽しむなら流動パラフィンがオススメ。透明度が高く、カビも生えにくく、価格も1,000円前後と手に入りやすいのも魅力。エタノールは容器の消毒に用る。
では早速、あなただけのおしゃれなハーバリウムを作ってみよう!
ハーバリウムの作り方
①.無水エタノールで容器を消毒する
カビの発生を防ぐため、容器の消毒は必須。使うのは無水エタノール。ドラッグストアや、Amazonでも購入できる。
まず容器に無水エタノールを適量入れてフタを締め、容器全体に行き渡るようによく振る。余分なエタノールを出したら、容器の口(上部)を下にして置き、十分に乾燥させよう。

②.花材を容器の高さに合わせてカットする
容器の高さに合うように、花材の茎をカットしよう。実際に中に入れてみて、見え方を確認しながら少しずつカットすると◎。

③.花材を容器にセットする
ピンセットを用い、容器の中に花材を入れ込もう。ここで、花の見え方や茎の角度などある程度バランスを調整しておくと良い。

④.流動パラフィンを注ぐ。
容器のふちのくびれまで、流動パラフィンをそっと静かに注ぐ。

できあがり!
しっかりフタを閉めて、ハーバリウムのできあがり!

花材の長さを活かして茎ごと入れたり、花だけを入れたり。グリーンだけのハーバリウムは大人っぽくて、男性の部屋に置いても良さそう。

次のページでは、ハーバリウムの簡単アレンジを紹介!