広島のご当地アイドル・MAPLEZ(メイプルズ)の矢野美優の部屋へ行ってきた!

最終更新日:

広島のご当地アイドルMAPLEZのメンバー・矢野美優さんのお部屋が知りたい!

どちらかといえばおっとり系な広島のご当地アイドルMAPLEZのメンバー・矢野美優。
華奢な体に柔和な雰囲気をまとう彼女そんな第一印象は、すぐさま覆されることとなった。ライブがないと生きていけない。毎日仕事な彼女のタフでハードな日常とは?

広島のご当地アイドルMAPLEZのメンバー、矢野美優さん

広島のご当地アイドルMAPLEZのメンバー、矢野美優さん

広島の1Kに住む、MAPLE INC.1期メンバー

プロフィール

矢野美優(やの みゆう)
出身地:広島県広島市
生年月日:10月17日
趣味:アイドル、お菓子集め
特技:ダンス、エレクトーン、お菓子づくり
一人暮らし歴:3年

所属:MAPLEZ(メイプルズ)

MAPLEZ

MAPLEZ

結成:2013年
メンバー数:8人
広島市中区本通にかつてあったアイドル劇場「STUDIO MAPLE」の所属メンバーにより結成。サウンドプロデューサーに広島の楽曲制作ユニット「Oscillophone(オシロフォン)」を率いるマツモトマサヤを迎え、Rock×Electro×Popを中心にさまざまなジャンルを融合させたハイクオリティな楽曲と、MC無しのノンストップライブが特長。2017年3月に新体制が始動、中心メンバーの一人・矢野美優が姉妹グループ「GINGANEKO」との兼任を発表した。

MAPLEZ 矢野美優のお部屋

MAPLEZ 矢野美優の部屋の間取図

MAPLEZ 矢野美優の部屋の間取図

所在地:広島県広島市
家賃:45,000円
間取り:1K(27㎡)
築年数:約20年

かわいい系かと思いきや実は熱血スポ根系

アイドルらしい華奢な見た目とあどけない笑顔の矢野美優さん

アイドルらしい華奢な見た目とあどけない笑顔の矢野美優さん

 「公演後、お客さんが疲れ切って力が残らないほどはしゃげるライブが理想!」という矢野さん

「公演後、お客さんが疲れ切って力が残らないほどはしゃげるライブが理想!」という矢野さん

かわいらしい外見とは裏腹にタフな矢野さん

かわいらしい外見とは裏腹にタフな矢野さん

ギャップ萌えした。何に? 「MAPLEZ」の矢野美優さんに。

インタビュー前に確認したのは「特技はダンスやお菓子づくり」「好きな色は白とピンク」ということ。部屋に入った時も一面の「アルパカッソ」のぬいぐるみとピンクの色調に、ガーリーな子だと思った。だが、その印象はアイドル生活について話を聞いた瞬間に覆された。

「ライブがめっちゃ好きです! ライブがないと生きていけません!」

それまでおっとり口調だった矢野さんが、急激に熱を帯びて語る。
「ライブはですね、すっごく楽しいんです。ライブにしかない空気感がある。ありきたりですが、ステージとお客さんが一つになれる感じ。本当に気持ちがいいです。毎回、ここにいたいなと思います」

楽しいし達成感もある。お客さんの喜ぶ姿も最高。ステージに立つのが生き甲斐だと、目を輝かす。正直、話すのはあまり得意ではないのだろう。本人も言うように、思ったことをそのまま口に出してしまう。しかし、だからこそ彼女が本気であることが伝わってきた。

スポットライトの裏には多忙でタフな暮らしがある

スポットライトの裏で、多忙でタフな暮らしを送っている矢野さん

スポットライトの裏で、多忙でタフな暮らしを送っている矢野さん

矢野さんが読む雑誌はもっぱらアイドル誌。他のアイドルの記事を読んで参考にするそう。やはりストイック!

矢野さんが読む雑誌はもっぱらアイドル誌。他のアイドルの記事を読んで参考にするそう。やはりストイック!

最近はまっているのはクッキーづくり。ネコをかたどった型がお気に入りと矢野さん

最近はまっているのはクッキーづくり。ネコをかたどった型がお気に入りと矢野さん

アイドルになって丸4年。これまでファンからもらった色紙は全て部屋に飾っている矢野さん

アイドルになって丸4年。これまでファンからもらった色紙は全て部屋に飾っている矢野さん

矢野さんの部屋中を埋め尽くす「アルパカッソ」

矢野さんの部屋中を埋め尽くす「アルパカッソ」

グッときたのは「アイドルが好き」という言葉が夢物語でなく、タフな日常に裏打ちされていること。矢野さんは事務所に所属しており、他の仕事はしていない。だが、多い時で週に4日はレッスンに費やし、週3回のライブをこなす。それだけでなく、自身のレッスンがない日も後輩に指導するなど、ほぼ毎日働いている。また、MAPLEZは曲の良さがウリ。MCを入れないノンストップライブが特長だ。そのため、パフォーマンスは相応のクオリティが求められるし、1時間歌って踊れる体力も必須。体調管理を含め、生活の全てをアイドルに捧げなければ務まらない。

ライブのスケジュールも実にハードだ。朝5時に家を出て22時までライブ、翌3時に帰宅することもざら。ツアーともなると東京や名古屋、大阪などを巡り、2〜3週間ほど家に帰れないこともある。さらに、移動はクルマが基本。遠征の際は、それだけで体力を消耗する。

「仙台公演の翌日に名古屋、翌々日は新潟でライブがあって、それから広島に帰るという時もありました。流石に最後はみんな車内でグッタリしてましたね(笑)」

最近では「GINGANEKO」という姉妹グループも兼任。6月から全国ツアーが始まることもあって、多忙な日々を送っている。だから完全オフの日は、一人で暮らす広島市内の自宅でゆっくりと過ごすことが多い。ただ、その際も好きなアイドルのライブを観る。仕事を思い出して休まらなそうだが、流石といったところだ。

この一人暮らしにはドラマがある。実は矢野さんは根っからのアイドル好きではなく、興味を持ったのは高校3年生になってから。当時AKB48が流行。アイドル好きの友達の影響もあってダンスを踊っているうちに自身も「アイドルになりたい」と思うようになった。

「両親に相談したら、もちろん反対されました。高校を卒業したら製菓の専門学校に行く予定だったんです。でも、どうしてもアイドルを目指したくて。ただ、学業とアイドルの両立は難しいと思ったので専門学校には進学せず、アルバイトをしながらアイドルを目指すことにしたんです。そして夢を追う以上、自分の力で生活しなければいけない。そう思い、実家を飛び出して一人暮らしを始めました」

ちなみに、その一人暮らしも親に反対されていたらしいが、押し切ったという。結果、その持ち前の行動力で広島市内にあるアイドル劇場のオーディションを受け、見事に合格。選抜メンバーを決める総選挙も勝ち抜き、「ひろしまMAPLE★S(2016年1月にMAPLEZに改名)」の一員として活動することになった。矢野さんにとって一人暮らしは、アイドルへの夢を叶えるための第一歩であり、人生の転機でもあったのだ。

そんな話を聞くと、アイドル生活は苦難も多いように思える。実際、矢野さんも「辞めたい」と思ったこともあるそうだが……。

「イベントにファンが集まらなかったり、思うようなパフォーマンスができないと、すごくつらい。それでも必死に続けてきた。それはアイドルが楽しいから。苦しいけど、全然イヤになりません。むしろ仕事がないと寂しいから忙しい方が良い。それに、いつかは武道館のような大きな会場でライブをやりたいという目標もあります」

アスリートのようなストイックさ。見た目とは裏腹に、たくましい。そう思って悩みはあるかと聞くと「ダンスを頑張ったら筋肉がつきすぎちゃって。ファンの方には『それが良い』と褒められますが、やっぱりちょっとイヤなんですよね……」とのこと。何気ない女の子らしさに、再びギャップ萌えした。

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文=綱島 剛
写真=尾形和美

※「CHINTAI2017年7月号」の記事をWEB用に再編集し掲載しています
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