
付け合わせだけじゃもったいない! 栄養満点「パセリ」が主役の絶品レシピ
栄養価の高い旬の食材、パセリをおいしく食べつくす!
暖かくなり、夏に向けて野菜がおいしく&安くなる季節がやってきた。そんな今こそ食べてほしいイチオシの旬野菜が…「パセリ」!
パセリといえば付け合わせのイメージが強いが、実は料理の主役にもなれる優れた野菜。
香りよく栄養満点で、お皿の隅にちょこっと乗せるだけ……なんてもったいない!
栄養価の高さでいえば、野菜の中でもトップクラス。β-カロテンやビタミンC、カリウム、鉄分などの栄養素を多く含むので、普段の料理に加えるだけで栄養バランスを大幅アップさせてくれる。
今回はそんなパセリを主役にした絶品レシピをご紹介。1品につきパセリ1束を使い切るので、パセリのおいしさが存分に味わえる。
添え物じゃない、主役級のおいしさをご堪能あれ!

爽やかな香りがアクセント!パセリキーマカレー
まずは、パセリ1束をどっさりと加えた「パセリキーマカレー」をご紹介。
ひき肉、玉ねぎ、パセリが具材のシンプルなカレーだが、パセリの爽やかな香りがアクセントとなり、実に味わい深い。
カレーの香りでパセリの苦味が抑えられるので、野菜嫌いのお子様にもおすすめだ。
作り方はとても簡単で、長時間煮込む必要がないのですぐに仕上がるのも嬉しい。おうちカレーのバリエーションにぜひ加えてみて。

パセリキーマカレーの材料(3〜4皿分)
- パセリ=1束(35g程度)
- ひき肉=200g
- 玉ねぎ=中1個
- 薄力粉=大さじ1
- 顆粒コンソメ=大さじ1
- にんにく、しょうが(すりおろし)=各小さじ1
- カレー粉=大さじ2
- トマトジュース=200ml
- サラダ油=大さじ1
- 塩=小さじ1/2
- こしょう=少々
- ごはん=適量

パセリキーマカレーの作り方
①. パセリは太い枝を除き、みじん切りにする。玉ねぎもみじん切りにする。

余った枝はまとめて冷凍して、スープの香り付けに使うのがオススメ

②. 鍋にサラダ油を熱し、パセリとトマトジュース以外の材料をすべて加え、炒め合わせる。

③. トマトジュース、パセリを加え、弱めの中火で10分煮込む。


④. 器にごはんを盛り、③をかけてできあがり。

使い方無限大!パセリジェノベーゼ&パセリトースト
騙されたと思ってぜひ一度作ってみてほしいのが、こちらの「パセリジェノベーゼ」!
ジェノベーゼとは、バジルで作るイタリア風のソース。バジルの代わりにパセリでジェノベーゼを作ると、材料費がお手頃なうえ、バジルより香りが穏やかで幅広い料理にアレンジが効くのだ。
一番簡単でオススメのアレンジが、パセリジェノベーゼを塗った「パセリトースト」。
パセリのほろ苦さ、にんにくの香り、パルメザンチーズのコクが一体になり、クセになるおいしさ!
他にも、魚介系のソースや、パスタ、ポテトサラダのアクセントなど、ちょい足しするだけで料理をグッと格上げしてくれる。万能調味料として、パセリジェノベーゼをぜひお試しあれ!

パセリジェノベーゼの材料(作りやすい分量)
- パセリ=1束(35g程度)
- くるみ=30g
- にんにく=1粒
- オリーブオイル=70ml
- パルメザンチーズ=大さじ2
- 塩=小さじ1/2

パセリジェノベーゼの作り方
①. パセリは太い枝を除いておく。材料すべてをフードプロセッサーまたはブレンダーでかくはんする。

②. なめらかになればできあがり。清潔な容器に移し、冷蔵庫で1週間保存可能。パンに塗って焼いたり、パスタのソースとして使う。



一皿で栄養ばっちり!パセリの中東風サラダ(タブーリ)
パセリは世界中で愛されているが、中でも中東料理には欠かせない食材だ。
パセリを使った代表的な中東料理が、「タブーリ」というサラダ。きゅうりやトマトなどの野菜に、パセリをたっぷり加えたパセリが主役の一皿だ。
具材としてクスクスやキヌアなどの穀物が入ることが多いが、今回は日本で手に入りやすいもち麦でアレンジ。ビタミンや食物繊維がたっぷり摂れ、食べ応えもばっちり。
栄養バランスが気になったら、ぜひこのサラダで整えよう。

パセリの中東風サラダの材料(4人分)
- パセリ=1束(35g程度)
- もち麦=1/2合(約50g)
- トマト=中2個
- きゅうり=1本
- 玉ねぎ=1/3個
- ツナ缶(汁は捨てる)=1缶
<ドレッシング>
- オリーブオイル=大さじ2
- レモン汁=大さじ2
- 塩=小さじ1
- こしょう=適量

パセリの中東風サラダの作り方
①. 鍋にたっぷりの湯を沸かし、もち麦を入れ、ときどきかき混ぜながら10分ほどゆでる。ザルにあげ、流水で洗ってぬめりを取り、水気をしっかり切る。

②. トマト、きゅうりは半割にして種を除き、1.5cm角に切る。玉ねぎはみじん切りにして水にさらし、ザルにあげて水気を切る。パセリは太い枝を除き、みじん切りにする。

③. ボウルなどに①と②、ツナを入れ、<ドレッシング>の材料を加えよく混ぜる。冷蔵庫で冷やしてできあがり。

食欲そそる爽やかな香り!パセリたっぷりピラフ
最後は、炊飯器or鍋ひとつで簡単に作れる、パセリをふんだんに使ったピラフをご紹介。
たっぷり1束のパセリが入るので、パセリのさわやかな香りがしっかりと楽しめる。
それでいて苦みやクセはなく、ほんのり香るオリーブオイルがマッチしていくらでも食べられそうなおいしさだ。
シチューやカレーに添えるライスとしてもオススメ。パセリの香りを存分に楽しもう!

パセリたっぷりピラフの材料(4人分)
- パセリ=1束(35g程度)
- 米=2合
- 玉ねぎ=1/2個
- ハム=4枚
- コーン=30g
- コンソメ=大さじ2
- オリーブオイル=大さじ1
- 塩=小さじ1
- こしょう=少々

パセリたっぷりピラフの作り方
①. パセリは太い枝を除き、みじん切りにする。玉ねぎ、ハムもみじん切りにする。

②. 鍋、もしくは炊飯器の内釜に米と水350ml(炊飯器の場合は、2合の線より下側)、コンソメ、塩、こしょうを入れひと混ぜし、残りの具材をすべて上にのせる。

③. 蓋をして中火にかけ、沸騰してきたら弱火にして13分炊く。火を消して10分蒸らしたらできあがり。炊飯器の場合は白米と同様に炊飯する。

おいしい&栄養満点!パセリは主役になれる万能食材
安くて、栄養満点で、料理をおいしくしてくれる。今まで料理の添え物だったのがもったいないくらい、パセリは万能食材だった。
通年手に入りやすいが、春から初夏にかけての今の時期と秋が旬なので、ぜひ旬のうちにたっぷり味わって。
