【2021年夏】Netflix(ネットフリックス)おすすめ映画20選!オリジナル作品+最新公開作品など
この記事では、配信サービスでもっとも大手と言える「Netflix(ネットフリックス)」で観られる映画から、今だからこそお家で楽しんでほしい20作品を、10のジャンルに分けつつ、たっぷりと紹介しよう。
このページで紹介しているNetflixのおすすめ映画
男のたちの友情がアツい!ブロマンスを堪能できる映画2選
7:『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)
8:『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』(2019)
女性たちの青春!凝り固まった価値観をぶっ壊すガールズムービー2選
9:『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(2019)
10:『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)
変わり果てた世界での冒険を描くポスト・アポカリプス映画2選
11:『ラブ&モンスターズ』(2020)
12:『バード・ボックス』(2018)
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男のたちの友情がアツい!ブロマンスを堪能できる映画2選
ここからは、男たちのアツい友情、いわゆるブロマンスが堪能できる映画2作品を紹介。前述した『TENET テネット』の男たちの関係性にビビッと来た方にもおすすめだ。
Netflix(ネットフリックス)のおすすめ映画7:『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)
レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットという二大スターが共演した、1969年のハリウッドを舞台とした映画だ。当時の映画で活躍した実在の俳優たちの活躍や、当時そのままの街並みなどが見られるのも大きな魅力。落ち目の役者と、その相棒のスタントマンの日常を淡々と綴っていく内容でもあるのだが、軽妙な会話の応酬と、主人公2人の尊い関係性のおかげで全く飽きさせない。
主人公2人は架空の人物であるが、1969年8月9日に起こった「シャロン・テート殺害事件」がとても重要なモチーフになっており、観客がこの事件を「当然知っている」前提で物語が進んでいるということが、何よりも重要だ。それをもって、「偶然」と「より良くあろうとする意思」についての寓話(教訓)になっていることも素晴らしい。以下の記事でも解説しているので、参考にしてみてほしい。
【解説】映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を最大限楽しむための”最低限の予備知識”
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)の情報
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー ほか
2時間41分、PG12
Netflixで『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を観る
Netflix(ネットフリックス)のおすすめ映画8:『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』(2019)
ツキに見放された漁師と、施設から脱走したダウン症の青年によるロードムービーだ。その青年の旅の目的は、子どもの頃から憧れていたプロレスラーの養成学校に入ること。一方で漁師は盗みを働いて追われる身という、とても褒められたものではない理由で彼についていく。凸凹コンビがいつしか心を通わせていく様は、とてもかわいらしく、観る人を選ばず誰もが楽しめるだろう。
漁師は疎外感と孤独を抱えている社会のはぐれもの、だからこそ自身を施設に縛り付けていた青年の気持ちがわかり、共に行動をすることを望んだようにも見える。そんな彼らが人から言われた画一的な価値観から自由になろうと、自分の力で道を切り開いていくことに爽快感がある。観た後は「新しいことにチャレンジしてみようかな」と思えるのかもしれない。
『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』(2019)の情報
監督:タイラー・ニルソン、マイケル・シュワルツ
出演:シャイア・ラブーフ、ダコタ・ジョンソン、ザック・ゴッツァーゲン ほか
1時間37分
Netflix(ネットフリックス)のおすすめ映画:女性たちの青春!凝り固まった価値観をぶっ壊すガールズムービー2選
次は女性たちが大活躍するガールズムービーを紹介。どちらも既存の価値観に囚われない、いや盛大にぶっ壊して「これが自分の生き方だ!」と肯定してみせる、爽快感抜群の作品だ。
Netflix(ネットフリックス)のおすすめ映画9:『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(2019)
「学校生活を勉学に捧げてきた女子高生が、青春を取り戻すためパーティへ突撃する」という内容で、もっと言えば「リア充爆発しろ!」ならぬ、「リア充の楽しさを1日だけで取り戻してやる!」物語である。パーティー会場へたどり着くためにあの手この手を使い、道中では大小様々なハプニングが起こる様はコメディとして存分に楽しい。様々な証言や証拠を集め、推理をする様は「バディものの警察映画」のような面白さもあった。
さらなる特徴は、LGBTQや多様性に関わる事柄が「サラッと」描かれていること。例えば主人公の1人であるエイミーは同性愛者であるが、そのことへの葛藤は描かれず、親友のモリーは当たり前のように彼女の恋路を応援しているのだから。さらに、主人公たちがリア充だと思っていていたクラスメイトたちの違う側面も明らかになっていき、観客までもが偏見の目を持っていたのかもしれないと思わせる内容にもなっていた。なお、PG12指定であり下ネタが盛りだくさんなので、そこだけはご注意を。
『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(2019)の情報
監督:オリヴィア・ワイルド
出演:ビーニー・フェルドスタイン、ケイトリン・デヴァー、ジェシカ・ウィリアムズ ほか
1時間42分、PG12
Netflixで『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』を観る
Netflix(ネットフリックス)のおすすめ映画10:『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』(2020)
アメコミ作品の中でも屈指の人気を誇るヴィラン(悪役)のハーレイ・クインを主人公とした作品だ。その内容を下世話な感じに言えば。職場で軽んじられたり、恋人に捨てられたりして、人生に悩んでいたり、うまく生きられない女性たちがチームを組み、吹っ切れてボコスカと、これまで女性を見下していたり力でねじ伏せたりしてきた男どもをぶっ飛ばす。そんなスカッと爽やかな映画だったのだ。
主人公のハーレイ・クインの「気まぐれ」で物語が語られる、時系列が前後するという作劇はトリッキーで楽しいが、正直好みは分かれるだろう。だが、はぐれ者でも魅力たっぷりな女性たちの関係性は見ているだけで楽しいし、クライマックスでハジけまくるアクションも面白くって仕方がない。なお、ハーレイ・クインが活躍する『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』が2021年8月13日より劇場公開となる。
『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』(2020)の情報
監督:キャシー・ヤン
出演:マーゴット・ロビー、ロージー・ペレス、メアリー・エリザベス・ウィンステッド ほか
1時間48分、PG12
Netflixで『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』を観る
Netflix(ネットフリックス)のおすすめ映画:変わり果てた世界での冒険を描くポスト・アポカリプス映画2選
次は、未知の脅威により人口が激減し荒廃した世界、いわゆる「ポスト・アポカリプス」を描いた映画2作品を紹介しよう。どちらも、コロナ禍での現実を想起させるところもある。また、どちらもNetflixオリジナル映画である。
Netflix(ネットフリックス)のおすすめ映画11:『ラブ&モンスターズ』(2020)
舞台は、モンスターと化した生物に世界が支配されてから7年が経過した世界。青年のジョエルは、無線で連絡を取り合う恋人との再会を決意し、地下シェルターから一人で抜け出し冒険の旅に出るという内容だ。冒険は危機また危機の連続で、日本刀を持った壮年の男性や小さな女の子も仲間になったり、犬が頼もしい相棒になったりするのも楽しい。
地上にモンスターが溢れ、人々が地下に引きこもるしかないという状況、主人公と恋人が「指を鳴らしたらあの日に戻れないかな」「最近は何もかも不可能に思える」と無線で話し合う様は、やはり今のコロナ禍の現実と重なる。その主人公が旅路の先に見つけたものも、とても示唆に富む、現実で強く生きるためのヒントになっていた。初めの「カップルのいちゃつき」以外はエロもなく、モンスターの造形が恐ろしい以外の残酷描写もないので、家族で観てもいいだろう(ただ吹き替えがないのは残念)。
『ラブ&モンスターズ』(2020)の情報
監督:マイケル・マシューズ
出演:ディラン・オブライエン、ジェシカ・ヘンウィック、マイケル・ルーカー ほか
1時間49分
Netflix(ネットフリックス)のおすすめ映画12:『バード・ボックス』(2018)
ゾンビやウイルスなど、世界が荒廃し人類が減少する理由は映画でたくさん描かれてきたが、本作での恐怖の対象は「見ただけで死ぬ」という最大級に恐ろしいものだ。構成は少し変則的で、主人公の女性が幼い子ども2人を連れて逃避行をする様と、逃げる前の「籠城」していた様が交互に展開していく。このおかげで、彼女たちがなぜ(籠城したほうが安全に思えるのに)旅に出るのか、その謎をじわじわと解き明かすミステリー的な面白さもある。
スーパーへ食料を調達にしていくだけで命懸けで、「これくらいなら大丈夫だろう」と思ってやった行動でも死に直結する。有効な手段は初めこそ「目隠しをする」という原始的なものだったが、その後も様々な知恵を駆使してサバイバルしていく姿が描かれていく。どうしようもないほどに絶望的な状況でも、絶えず道を探し続ける様は、今のコロナ禍では勇気づけられる方が多いのではないか。
『バード・ボックス』(2018)の情報
監督:スサンネ・ビア
出演:サンドラ・ブロック、トレヴァンテ・ローズ、ジョン・マルコヴィッチ ほか
2時間4分
次のページでは、Netflixのおすすめ映画から「恋を描いているだけじゃない?若者たちの青春ドラマ映画」など3つのジャンルから6つの作品をご紹介する。