【2021年夏】Netflix(ネットフリックス)おすすめ映画20選!オリジナル作品+最新公開作品など

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この記事では、配信サービスでもっとも大手と言える「Netflix(ネットフリックス)」で観られる映画から、今だからこそお家で楽しんでほしい20作品を、10のジャンルごとにたっぷりと紹介しよう。

このページで紹介しているNetflixのおすすめ映画

子どもと一緒に!老若男女が楽しめるアニメ映画2選
1:『ミッチェル家とマシンの反乱』(2021)
2:『泣きたい私は猫をかぶる』(2020)

逃げられないからこそ学べる?ループもの映画2選
3:『隔たる世界の2人』(2020)
4:『NAKED ネイキッド』(2017)

すごすぎて圧倒される!ド派手なアクション映画2選
5:『TENET テネット』(2020)
6:『6アンダーグラウンド』(2019)

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Netflix(ネットフリックス)のおすすめ映画:子どもと一緒に!老若男女が楽しめるアニメ映画2選

最初は老若男女におすすめしたい、万人向けのアニメ映画から紹介しよう。どちらもNetflixオリジナル映画であり、新型コロナウイルスの影響により、劇場公開から配信限定へと切り替わった作品でもある。

Netflix(ネットフリックス)のおすすめ映画1:『ミッチェル家とマシンの反乱』(2021)

Netflixに入ったらまずはこれ!というほどにおすすめしたいアニメ映画だ。世界の危機に一家が立ち向かう!という、日本人であれば映画の『クレヨンしんちゃん』を思わせる冒険活劇で、クレイジーなまでのギャグにゲラゲラ笑って、見事な伏線回収に驚き、ダメダメな家族の成長物語としての感動もあるという、あらゆるエンタメ要素が渾然一体となった作品だ。知る人ぞ知る傑作『LEGOムービー』(こちらもNetflixで配信中)のクリエイターが参加しており、ハイテンションな作風とハイクオリティのアニメ表現にも圧倒されるだろう。

主人公のケイティは「親は(私を)どうしていいかわかんないみたい。ていうか、自分でも自分がよくわかんなかったんだよね」と言いながら、鏡の前でカウボーイ風の格好や、女の子っぽい服装など次々と着替えたりしている。こうしたところから、ケイティが「自分でも自分がよくわからない」のは、自身のアイデンティティ(それはセクシュアリティやジェンダーかもしれない)に悩んでいることがわかる。ケイティの性格が明るいので気づきにくいが、真摯にその悩みが描かれているのだ。

ちなみに、Netflixオリジナルアニメ映画では、孤児の少年が旅の途中で変わり者とたくさん出会う『ワニ少年アーロの冒険』、ネグレクトされた子どもたちが居場所を見つけていく『ウィロビー家の子どもたち』など新しい「家族のかたち」を推した作品が続々と登場している。こちらも、ストレートな家族愛の『ミッチェルとマシンの反乱』と合わせて観てほしい。

『ミッチェル家とマシンの反乱』(2021)の情報

監督:マイケル・リアンダ
出演:ダニー・マクブライド、アビ・ジェイコブソン、マーヤ・ルドルフほか
1時間54分

Netflixで『ミッチェル家とマシンの反乱』を観る

Netflix(ネットフリックス)のおすすめ映画2:『泣きたい私は猫をかぶる』(2020)

本作の主人公は、おかしな言動ばかりをしている中学2年生の女の子。その様子は変人を通り越して「無限大謎人間」と呼ばれ、それを省略した「ムゲ」というあだ名がつけられるほどだったのだが、そんな彼女にも十分に感情移入ができるようになっている。なぜなら、彼女の恋心そのものは純粋であるし、複雑な家庭事情もあるため、エキセントリックな言動も、彼女なりの悩みを覆い隠すための「カラ元気」に見えるのだから。

そんな風に思春期らしくこじらせている主人公のムゲは、猫に変身できるようになる。おかげで、正体を知られないまま思い人の男の子に近づけるばかりか、悩みから少しだけ解き放たれるようになる。「猫になりたいなあ」というのは、実は普遍的な願望なのではないだろうか。その願望をかわいいタッチのアニメで叶えてくれるのだが、ただ猫になって問題から逃げるだけでなく、現実的な「学び」が描かれているのも素敵だ。なお、同じくクオリティの高いアニメーションで評価の高いスタジオコロリドによるアニメ映画『ペンギン・ハイウェイ』もNetflixで見放題配信中である。

『泣きたい私は猫をかぶる』(2020)の情報

監督:佐藤順一&柴山智隆
出演:志田未来、花江夏樹、小木博明ほか
1時間45分

Netflixで『泣きたい私は猫をかぶる』を観る

Netflix(ネットフリックス)のおすすめ映画:逃げられないからこそ学べる!ループもの映画2選

次は、同じ時間を強制的に繰り返してしまう、ややニッチなジャンルの「ループもの」から2作品を紹介する。こちらも、共にNetflixでしか観られないオリジナル作品である。

Netflix(ネットフリックス)のおすすめ映画3:『隔たる世界の2人』(2020)

第93回アカデミー賞で短編実写映画賞を受賞した作品だ。上映時間は約30分と短いので、長い映画を観る気分じゃない、という時にも良いだろう。あらすじは、女性の部屋で目覚めたグラフィックデザイナーの青年が、愛犬の世話をするため自宅へ帰ろうとするものの、警官に所持品検査を強要され、さらに地面に押さえつけられ窒息死してしまう。だが、死んだはずの青年は再び女性の部屋で目を覚まし、自宅に帰ろうとするとやはり警官に遭遇し、今度は射殺されてしまう……というものだ。

特筆すべきは、人種差別問題を真正面から描いていることだ。「黒人へのヘイトクライム」と、それを引き起こしている「差別意識」を「何度も何度も、どうやったとしても黒人は白人警官に殺される」というループものの特徴をもって、残酷なまでに描いてみせている。

『隔たる世界の2人』(2020)の情報

監督:トレイヴォン・フリー&マーティン・デズモンド・ロー
出演:ジョーイ・バッドアス、アンドリュー・ハワード、ザリア ほか
32分

Netflixで『隔たる世界の2人』を観る

Netflix(ネットフリックス)のおすすめ映画4:『NAKED ネイキッド』(2017)

本作の主人公は「イイやつだけど計画性はなくていい加減」な青年。そんな彼が、自身の結婚式の当日に「何度でもやり直せてしまう」ループにに閉じ込められたことで、逆に「やり直せない結婚には計画性が必要である」ことを知っていく物語だ。結婚を考えている、または結婚をしたばかりだという方であれば、身につまされることが多いだろう。

本作が変わっているのは、そのループの始まりのシチュエーションだ。何しろ「気がついたらエレベーターの中で全裸だった」というシーンから始まるのだから。自身の結婚式までの数時間のタイムリミットがある上に、そのままでは警察に逮捕されかねないという状況の中、「絶対に幸せな結婚式をあげてやる!」という目標に向けて(全裸で)ループを繰り返して失踪する主人公の姿は、笑いながらも心から応援できるだろう。何気ない言動が後に生かされていく伏線回収も上手く、ループものの設定を最大限に生かした、実は緻密に計算し尽くされた作品だ。

『NAKED ネイキッド』(2017)の情報

監督:マイケル・タイデス
出演:マーロン・ウェイアンズ、レジーナ・ホール、デニス・ヘイスバート ほか
1時間36分

Netflixで『NAKED ネイキッド』を観る

Netflix(ネットフリックス)のおすすめ映画:すごすぎて圧倒される!ド派手なアクション映画2選

ここからは、ド派手なアクションがぶっ続く、お金のかかった大作アクション映画を2作品紹介しよう。どちらも重圧な作品であり観ているだけで体力を消耗するので、元気な時に観るのがおすすめだ。

Netflix(ネットフリックス)のおすすめ映画5:『TENET テネット』(2020)

冒頭から大きな見せ場が用意され、その後は大規模なアクション、そして「時間の逆行」というアイデアの面白さに目が釘付けになる、SFサスペンスの超大作だ。ズンズンと響く重圧な音楽も大きな魅力なので、なるべく良い環境をセッティングして鑑賞してほしい。これほどたくさんの映画が作られているのに、まだ「観たことがないものが観られる」ことそのものに感動があった。

「時間の逆行」という概念が中心にあるため難解と思われがちではあるが、メインは「第3次世界大戦に伴う人類滅亡の危機に立ち向かうスパイアクション」なので、実はシンプルな物語とも言える。相棒となる青年との友情の物語としても面白く観られるだろう。終盤の驚きの展開に向けた伏線もたくさん込められており、「あの時のあれはこうだった」「実はこうなんじゃない?」といった考察もとても楽しい映画だ。ぜひ、観終わった後には誰かと語り合ってほしい。

『TENET テネット』(2020)の情報

監督:クリストファー・ノーラン
出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ ほか
2時間30分

Netflixで『TENET テネット』を観る

Netflix(ネットフリックス)のおすすめ映画6:『6アンダーグラウンド』(2019)

こちらはNetflixオリジナル映画だ。監督は見せ場や爆発をとにかく盛り込むことで知られるマイケル・ベイで、その作風は過剰な大盛りでおなじみの「ラーメン二郎」に例えられることもある。もちろん今回もクセの強さはフルスロットルで、冒頭からキャラ同士が叫び合いながらのド派手なカーチェイスがぶっ続き、その後も銃撃戦や超高層ビルでのバトルシーンなど見せ場がてんこ盛りで胃もたれしそうにもなる。こんな映画ばかりだったら疲れてしまうが、たまに食べたくなるのがマイケル・ベイ味の映画なのだ。

主人公チームは「自分たちが死んだと偽装し、政府が手を出せない犯罪者やテロリストと秘密裏に戦う」という設定のはずなのだが、マイケル・ベイ味のおかげで「そのわりにはめちゃくちゃ目立っとるやんけ」とツッコめるのはご愛嬌。物語も基本的に「6人のチームが独裁者をやっつけようとがんばる」という勧善懲悪でわかりやすいので、何も難しいことを考えずに映画を観たいという方にもおすすめだ。なお、R15+指定以上と思われるグロ描写があり、お子様には全くおすすめできないのでご注意を。

『6アンダーグラウンド』(2019)の情報

監督:マイケル・ベイ
出演:ライアン・レイノルズ、メラニー・ロラン、コーリー・ホーキンズ ほか
2時間8分

Netflixで『6アンダーグラウンド』を観る

次のページでは、Netflixのおすすめ映画から「男たちの友情がアツい!ブロマンスを堪能できる映画」など3ジャンルから6つの作品をご紹介する。

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