アロマの香りで気持ちが上がる!気分をコントロールする香りの選び方と注意点

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アロマの香りを実際に感じてみよう!

アロマの特徴がわかったら、実際に自分の部屋で香りを楽しんでみよう。期待できる効能を十分に発揮させるには、「エッセンシャルオイル」を使うのがおすすめ。これは花や葉、樹脂、樹皮など植物の芳香物質を抽出した100%天然のエッセンスのことで、精油とも呼ばれる。

エッセンシャルオイルの使い方はさまざま。基本的な使い方を紹介するので、自分に合った使い方を選んでみよう。

今日はぐっすり眠りたい!そんなときはアロマディフューザーにベルガモットの香りがおすすめ

エッセンシャルオイル・ベルガモット 10ml(税込1,490円)|無印良品
エッセンシャルオイル・ベルガモット 10ml(税込1,490円)|無印良品

気持ちが高ぶって寝付けないときなどに試してほしいのが、リラックス系で紹介したベルガモットの香り。紅茶のアールグレーの香料としても有名で、気分を鎮静させて不眠解消を助ける香りとして知られている。枕元で香りを楽しむなら超音波式のアロマディフューザーがおすすめだ。熱を発さないので眠っている最中も安心して使える。

超音波アロマディフューザー(税込4,900円)|無印良品
超音波アロマディフューザー(税込4,900円)|無印良品

使い方はカンタン。ディフューザーの内部に水を注ぎ、エッセンシャルオイルを垂らすだけ。

カンタンに使えるので、ベッドタイムが楽しみになる
カンタンに使えるので、ベッドタイムが楽しみになる

スイッチを入れると、超音波で発生させたミストとともに香りが部屋に充満する。ベルガモットの甘い香りを楽しんでいるうちに、気付けば夢の中に……。不眠気味で憂うつだったベッドタイムが、癒やしの時間になりそうだ。

香りが安らかな眠りへと導いてくれる
香りが安らかな眠りへと導いてくれる

勉強・仕事に集中したい!そんなときはお湯をはったマグカップにシダーウッドの香りがおすすめ

エッセンシャルオイル・シダーウッド 10ml(税込1,190円)|無印良品
エッセンシャルオイル・シダーウッド 10ml(税込1,190円)|無印良品

勉強、仕事に集中したいときは樹木系の落ち着いた香りがおすすめだ。今回はリラックス系で紹介したシダーウッドをチョイスした。デスクの上で気軽に使うなら、わざわざディフューザーを使わなくてもOK。マグカップなどにお湯をはり、そこに2滴ほど垂らすだけでも熱気にのって香りが広がってくる。うっかり飲んでしまわないように注意しよう!

お湯をはったマグカップにエッセンシャルオイルを垂らすだけ
お湯をはったマグカップにエッセンシャルオイルを垂らすだけ

シダーウッドのほろ苦い香りがほのかに漂い、いつもより集中力が持続する。オフィスなどでもっと手軽に使いたいときは、ハンカチに染み込ませてときおり香りをかぐだけでも効果的。

ちょっと落ち込み気味。そんなときはレモングラスの香りに包まれる自家製バスソルトがおすすめ

エッセンシャルオイル・レモングラス 10ml(税込1,190円)|無印良品
エッセンシャルオイル・レモングラス 10ml(税込1,190円)|無印良品

ちょっと心がお疲れ気味、そんなときは柑橘系の香りがシャキッと元気を与えてくれる。リフレッシュ系で紹介したレモングラスは、イネ科の植物だが名前の通りレモンのような清涼感ある芳香が特徴だ。

しっかり気分転換したいときにおすすめなのがアロマバス。いつもより照明を落としたお風呂にエッセンシャルオイルの香りを満たして嗅覚をとぎすませよう。

ただ、エッセンシャルオイルは油なので、そのままお湯に入れても分離してしまう。肌につくとかぶれる場合もあるので一手間加える必要がある。

手軽な方法は、エッセンシャルオイルと塩を混ぜた自家製バスソルトを用いた入浴だ。大さじ2杯ほどの塩と、エッセンシャルオイルを2~3滴混ぜるだけ。これを風呂に溶かして入浴すると、塩の作用で体の芯までしっかり温まる。塩は料理に使っている普通の食塩でもOK。

塩とエッセンシャルオイルを混ぜて自家製バスソルトを作る
塩とエッセンシャルオイルを混ぜて自家製バスソルトを作る

湯から立ちのぼってくるレモングラスの香りに包まれ、身も心もリフレッシュ。体もポカポカ温まり、明日への元気がわいてくるだろう。

アロマの香りを楽しむ際の注意点

さまざまな効果に期待できるアロマだが、いくつかの注意点もある。体に悪影響を及ぼすリスクがあるため、どんな危険があるのかをあらかじめ知っておこう。

アロマの香りの注意点:エッセンシャルオイルを肌につけない

エッセンシャルオイルは刺激が強いため、必ず希釈しなければならない。もしも直接肌についてしまったら、すぐに流水で洗い流す必要がある。アレルギー反応や中毒症状が出た場合は、速やかに病院で検査を受けよう。

アロマの香りの注意点:光毒性に気をつける

柑橘系のエッセンシャルオイルには光毒性がある。光毒性とは、肌につけたまま紫外線に当たると皮膚が傷つき、シワ・たるみなどの原因になる現象のことだ。ベルガモットやライム、レモン、グレープフルーツといった成分を配合しているエッセンシャルオイルは、使い方を誤らないように注意しよう。

アロマの香りの注意点:妊娠中・病気療養中の場合は、医師と相談する

セージ、バジル、クラリセージ、シスタスなど一部の成分には、子宮収縮作用などの影響を与えるものがある。希釈したものなら問題ないとされるが、妊娠中・病気療養中の場合はエッセンシャルオイルが体に悪影響を及ぼす危険性があるため、使用しても問題ないか医師に相談しよう。

アロマの香りの部屋で、毎日の疲れをリフレッシュ!

いろいろな香りの効能を紹介したが、「いい香りだな」「この香り好きだな」と感じる香りこそ、今の自分が求めている香りだと思って良い。まずはエッセンシャルオイルを扱っているお店などでいろいろな香りを嗅いでみて、好みのものから生活に取り入れてみよう。

疲れて家に帰ってきたとき、玄関を開けるとふわっと好きな香りが漂う。それだけで気持ちがリラックスし、疲れが癒えるだろう。きっと、家に帰るのが楽しみになるはず。部屋をいい香りで包み、毎日の暮らしを華やかにしよう。

また、疲れを癒やすには香りだけではなく、毎日の入浴も大切。バス・トイレ別の部屋を探して、バスタイムをゆっくり満喫しよう。

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文:いのうえはるこ

2022年2月加筆=CHINTAI情報局編集部

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