初期費用がお得らしい! UR賃貸住宅ってなに?
CMなどで時おり目にするUR賃貸住宅。礼金や仲介手数料、更新料がかからないうえに、保証人も不要らしい。初期費用がかからないので、かなりお得に感じられるんだけど、そもそもUR賃貸住宅ってどういう物件なの?

最近は「進化するUR」をコンセプトに、物件のトータル・バリューアップが行われているそう。その代表である「朝霞浜崎団地」は、UR都市機構デザイナーやアーティストが協同し、団地に住む楽しさや価値を表現している
そこで、UR都市機構東日本賃貸住宅本部埼玉エリア経営部営業チームの鈴木豊さんに話を聞いてみた。
「UR賃貸住宅は、全国に約75万件あり、都心のタワーマンションタイプから緑豊かな郊外型の住宅まで、またシングルタイプからファミリータイプまで幅広くご用意しております。何よりも、礼金、仲介手数料が要らないため、初期費用が節約できますし、更新料も不要なので、長く住めば住むほどお得です。県営住宅などの公営住宅と間違われる方がいらっしゃいますが、公営住宅は原則一定の収入基準以下でないと入居できません」
敷金は2カ月分のようですが、「次もUR賃貸住宅に住むと敷金がかからない」なんてウワサも聞いたのですが……
「敷金がかからないのではなく、敷金を引き継ぐことができるのです。例えば、今住んでいる住宅の敷金を精算し、残額が発生した場合は、引越し先のUR賃貸住宅の敷金にその残額を充当することができるのです。これで、次の引越し時の初期費用も軽減できますよね」
耐震面などはいかがでしょうか?
「UR賃貸住宅は、阪神・淡路大震災や東日本大震災でも大きな被害を受けませんでした。また耐震基準で求められている耐震性も確保されています。より安全・安心にお住まいいただくため、耐震診断や耐震改修等、耐震性の一層の向上に取り組んでいます」
なるほど。けれど、UR賃貸住宅に申し込むには抽選が必要だと聞きました。競争率も高そうですね……
「全てのUR賃貸住宅に抽選が必要という訳ではありません。また、インターネットで仮予約ができ、ご希望のエリア、沿線、家賃、間取りからも検索できます。マメにチェックしてみてください」
間取りは独身向けの1Kからファミリータイプまで幅広くある。ライフスタイルに合わせて次の住まいの候補に入れてみるのもよさそう!
(南澤悠佳/ノオト)