1LDKで二人暮らし! プライベート空間の作り方や収納の悩みを解決するインテリアレイアウト
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【インテリアノウハウ】1LDKのデメリットを解消するテクニックをインテリアコーディネーターが伝授!
1LDKとは、一つの部屋とリビングダイニングキッチン(LDK)で構成される間取りのこと。8畳以上(※)のリビングルーム(居室)を兼ねたダイニングキッチン(食事ができる台所)があるので、二人暮らしが可能な物件も多くみられる。
(※)公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会の指導基準による
1LDKのメリットは、居室と寝室に分けて使えたり、開放的なLDKに友人を呼んでパーティーなどが楽しめること。ワンルームや1Kに比べて広さのある物件が多いので、インテリアにこだわりたいカップルにおすすめ。
一方デメリットは、二人暮らしの場合はプライベート空間が少なく、一人の時間を持ちにくいこと。造り付けの収納スペースが少ない場合も多い。
今回は、インテリアコーディネーターの山口恵実さんに〝1LDKで二人暮らしをする際のデメリット〟をインテリア選びで解決するテクニックを教えていただいた。
よく使う「大きめ家具」の目安サイズを知っておこう
インテリア術を紹介する前に、まずはよく使う家具の目安サイズをチェックしておこう。物件探しやインテリアのレイアウトを考える時に役立つこと間違いナシ!
1LDKの部屋作りとインテリア選びのポイント
ここからは、山口さんにリビングダイニングと寝室それぞれの部屋作りテクニックを伺う。家具のレイアウト例も紹介しているので、家具の配置に悩むカップルはぜひチェックを!
──リビングダイニングにはどんなインテリアアイテムを置いたら良いですか?
リビングで一番場所をとる大物家具はソファとダイニングテーブルです。「両方置きたい」というカップルも多いことでしょう。
狭くて両方置けない場合、ソファにするか、ダイニングテーブルにするか悩みどころですね。そんな時は、自分たちが「自炊派」なのか「外食派」なのかで判断するのがおすすめです。
リビングダイニングのインテリア術:日々の食事を楽しみたい「自炊派」には”ファミレススタイル”
カフェやファミリーレストランのように、ソファとテーブルが組み合わさったソファダイニングがおすすめです。食事がしやすく、くつろぎやすく、まさに一石二鳥。
リビングダイニングのインテリア術:あまり部屋でご飯を食べない「外食派」には”ホテルのラウンジスタイル”
ほとんど部屋でご飯を食べないなら、ダイニングテーブルを無理に置く必要はありません。ソファ+一人がけアームチェアに小さなテーブル(サイドテーブル)を組み合わせた、ラウンジスタイルがおすすめです。
サイドテーブルは食事には不向きですが、お茶を飲んだり読書して過ごすにはぴったりです。また、簡単に移動できるのでレイアウトの選択肢も広がります。
パソコンを使う場合には、少し高さがあるテーブルが使いやすいでしょう。自分のライフスタイルに合ったサイズのものを選ぶことが、快適なインテリア作りには大切です。
──「基本的には一緒にいたいけど、たまには一人の空間も欲しい」というカップルに向けて、パーソナル空間の作り方を教えてください
1LDKでは自分専用の部屋を持てないことが多いでしょう。でも、二人が同じ部屋にいても「一人の空間」を作ることはできます。
その方法は「別々の椅子に座ること」。相手が視界に入らない配置で座ると、さらに一人時間を確保することができます。小さくても「自分専用の椅子」を持つことがポイントです。
次ページでは、1LDKの寝室のインテリア術や、狭い部屋を広く見せる「壁の使い方」をご紹介!