【猫との暮らし】賃貸でスコティッシュフォールド6匹!狭い部屋でも猫アレルギーでも快適に過ごすコツ

公開日:2018年3月22日

2DKの賃貸物件でも猫との多頭暮らしを楽しめる

猫と暮らしたい。むしろ猫に囲まれたい。夢のような暮らしだけれど「賃貸だから」とあきらめている人もいるのでは?

アパートでもマンションでも、実はもふもふの癒やし空間を実現できる! それを証明してくれるのが、2DKの賃貸マンションで6匹のスコティッシュフォールドと暮らすひらまたまさん。すぐまねしたくなる数々のアイデアを紹介しよう。

部屋では猫たちが思い思いの場所でゆっくりくつろいでいた|【猫と暮らす】賃貸でスコティッシュフォールド6匹! 狭くても猫アレルギーでも快適
部屋では猫たちが思い思いの場所でゆっくりくつろいでいた

プロフィール

名前:ひらま たま
職業:デザイナー
居住形態:夫婦2人暮らし+6匹
猫にかかる月々の費用:約20,000円

ルームデータ

所在地:東京都江戸川区
家賃:93,000円(管理費5,000円)
間取り:2DK(44.7㎡)
築年数:23年

猫プロフィール

たま(オス・6歳):父。甘えん坊
もも(メス・6歳):母。ツンツン
まる(メス・5歳):ちょっといじわる
トマ(オス・5歳):ワガママな末っ子キャラ
ゆり(メス・4歳):不思議ちゃん
みみ(メス・4歳):活発で運動神経NO.1

ひらま家の猫たち|【猫と暮らす】賃貸でスコティッシュフォールド6匹! 狭くても猫アレルギーでも快適
ひらま家の猫たち

5年前に1匹を迎えてからあっという間に大家族!

「もともと主人が猫好きで、いつか飼いたいと話していたんです。5年前に私がペットショップで“たま”を見かけて、思わずそのまま連れ帰ってしまいました(笑)」(ひらまさん)

その数ヵ月後にたまにそっくりな“もも”に出会い、「運命かも!」と舞い上がり、自宅に迎えることに。それから2匹の間に子猫が生まれ、合計6匹の大家族になった。「人間と猫、2世帯が同居しているようで賑やかですよ」とひらまさん。

ひらまさんは「勢いばかりで飼い主として恥ずかしい」と言うが、2DKの室内は猫のための工夫がたくさん。何よりも驚くのは、ひらまさんが猫アレルギーであること! 人と猫の2世帯が快適に暮らすためのコツを紹介しよう。

賃貸でスコティッシュフォールド6匹と暮らすひらまたまさん|【猫と暮らす】賃貸でスコティッシュフォールド6匹! 狭くても猫アレルギーでも快適
賃貸でスコティッシュフォールド6匹と暮らすひらまたまさん

猫と快適に暮らすための3つの工夫

【猫と暮らす工夫①】猫アレルギー対策は抜け毛の付着を防ぐことから

猫アレルギーの原因はさまざまだが、ひらまさんは寝具やソファに抜け毛が付くのを防ぎ、各部屋に空気清浄機を置くことで軽減できているという。

「寝具とこたつ布団はアウトドアブランド『ロゴス』のシュラフに変えました。シャカシャカした素材なので抜け毛がつかないんです。ソファもペットの毛がつきにくいものを通販で。掃除がしやすくて便利ですよ。空気清浄機は3台をフル稼働です」(ひらまさん)

シングルベッドを2台つけて広々と。猫たちを遊ばせても階下に響かないので安心|【猫と暮らす】賃貸でスコティッシュフォールド6匹! 狭くても猫アレルギーでも快適
シングルベッドを2台つけて広々と。ベッドの上なら猫たちを遊ばせても階下に響かないので安心
布製の家具は素材選びが鍵。猫たちの爪とぎ場所が限られているので傷もつかない|【猫と暮らす】賃貸でスコティッシュフォールド6匹! 狭くても猫アレルギーでも快適
布製の家具は素材選びが鍵。猫たちの爪とぎ場所が限られているので傷もつかない

【猫と暮らす工夫②】カバーやふたをつけてイタズラ防止

好奇心旺盛な猫は、思いがけないイタズラをすることもある。もちろん悪気はないが、大事な書類を破ってしまったり、ときにはけがにつながる危険な冒険をしたりすることも。猫の安全のためにもイタズラ防止は欠かせない。

「幸い6匹ともイタズラをほとんどしないんです。万一、吐いたりおしっこをかけてしまったりした時に汚れて困るものは、ふた付きのボックスに収納するくらい。あとはヘアアイロンを温めている時、やけどをしないようにカバーをかけています」(ひらまさん)

猫が自由に爪とぎできるように、爪とぎ器をたくさん置いているのもポイント。他の場所を傷つける可能性が大きく減る。特に賃貸物件では、猫の習性に寄りそう工夫も大切だ。

ヘアアイロンを無印良品の粘着クリーナー用カバーに。意外なアイテムが意外なところに使える|【猫と暮らす】賃貸でスコティッシュフォールド6匹! 狭くても猫アレルギーでも快適
ヘアアイロンを無印良品の粘着クリーナー用カバーに。意外なアイテムが意外なところに使える
大切なものはふた付きのボックスへ。棚の位置を調節して上部の隙間をなくし、猫が入りづらい工夫も|【猫と暮らす】賃貸でスコティッシュフォールド6匹! 狭くても猫アレルギーでも快適
大切なものはふた付きのボックスへ。棚の位置を調節して上部の隙間をなくし、猫が入りづらい工夫も

【猫と暮らす工夫③】猫が心地よく暮らせるレイアウトを考えた

猫は環境省から完全室内飼育が推奨されているため、部屋でも十分に体力を発散できるように配慮することが必要だ。ひらまさんも猫が動きやすいように家具の配置を考えている。

「キャットタワーは4つ設置しています。それでも6匹分だと足りないのでシェルフを置きました。レイアウトは難しくて何回も変えているんです。デザイナーという職業柄、Illustratorのソフトを使って考えることも。猫たちが狙い通りに動線をたどってくれた時は、『やった!』ってうれしくなりますね(笑)」(ひらまさん)

「猫ファースト」の姿勢は見習いたい。片付けが苦手なご主人のためにシンプルな収納にしたことも、スペースの確保につながったそう。

スチールユニットの棚を段違いにして立体移動を可能に|【猫と暮らす】賃貸でスコティッシュフォールド6匹! 狭くても猫アレルギーでも快適
スチールユニットの棚を段違いにして立体移動を可能に
窓から鳥が見えると猫たちは一斉に注目するそう。「少しでも退屈しのぎになれば」と窓際にキャットタワーを設置|【猫と暮らす】賃貸でスコティッシュフォールド6匹! 狭くても猫アレルギーでも快適
「少しでも退屈しのぎになれば」と窓際にキャットタワーを設置。窓から鳥が見えると猫たちは一斉に注目するそう
猫のトイレは頭数プラス1個の設置が理想。ひらまさんはスペースを考えて3個プラス大きめ1個。親子だからか問題なく使ってくれるそう|【猫と暮らす】賃貸でスコティッシュフォールド6匹! 狭くても猫アレルギーでも快適
猫のトイレは頭数プラス1個の設置が理想。ひらまさんはスペースを考えて3個プラス大きめ1個。親子だからか問題なく使ってくれるそう

猫を飼うなら今すぐ! いない時間がもったいない

「賃貸でも猫を飼いたいならすぐに飼ったほうがいいですね。猫がいない時間がもったいないと思います。いつ部屋に帰ってきても賑やかだし、夫婦の会話も増えました。多頭暮らしは猫の群れの中にいるようで楽しいですよ」(ひらまさん)

最後に、ひらまたまさんが教えてくれた、猫と快適に暮らすためのポイントをまとめよう。

「猫と賃貸暮らし」を送るポイント

・抜け毛の掃除とにおい対策で部屋を清潔にする
・猫を守るためにもイタズラ防止の対策をしっかり!
・猫が立体移動できるようなレイアウトを考える

最近はペット可の賃貸物件が増え、猫共生型の集合住宅も登場している。まずは猫と暮らせると部屋を探してみよう!
※ペット可物件であっても飼育頭数の制限がある場合もあります。詳細は不動産会社にご確認ください

見ているだけで癒やされるのが、猫。賃貸で多頭飼いは夢ではない!|【猫と暮らす】賃貸でスコティッシュフォールド6匹! 狭くても猫アレルギーでも快適
見ているだけで癒やされるのが、猫。賃貸で多頭飼いは夢ではない!

文・写真=金子志緒

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