騒音対策でトラブル回避! 幼児がいる家庭の快適な賃貸生活

公開日:2015年2月18日

幼児がいる家庭の場合、賃貸物件だと何かとトラブルになると思っていないだろうか? 特に騒音については、筋コンクリート造など、気密性が高く音が伝わりにくい造りの物件でないと防げないと考えている人もいるようだが、騒音対策をすることでトラブルを回避できる場合もある。

小さな子どもの足音が下の階に響かないか心配

小さな子どもの足音が下の階に響かないか心配

今回は、賃貸物件でもできる騒音を防ぐ方法を紹介しよう。

防音マット、コルクマット、防音カーペットを床に敷く

子どもが走り回ったり、飛び降りたりする音はもちろん、普通に歩いているだけでも歩幅が小さいため騒音になっている可能性がある。特にフローリングの床は音が響きやすい。そこで音を吸収する防音機能がついたマットやコルクマットを敷き詰めよう。ジョイント式のものを選べば、部屋の大きさに合わせて簡単に敷き詰めることができる。また、コルクマットは衝撃を和らげる作用があるので、万が一子どもが転んだときもケガをしにくい。防音効果を高めたい場合は、防音マットやコルクマットの上に防音カーペットを敷くといいだろう。

隣室と接している壁際に家具を置く

壁際にタンスや本棚など背の高い家具を置くと、音の伝わりを減らすことができる。荷物や本などをすき間なく入れるとより効果的だ。手軽なのは、壁一面にキルティングなど厚手の布を張るという方法。子ども部屋ならかわいらしい布を選ぶなど、インテリアにもなる。

隣室との間に収納スペースがある間取りを選ぶ

隣室との間に、押し入れやクローゼットなど収納スペースがあれば、その分隔たりができるので音が響きにくくなる。不動産会社に事情を説明し、自分の部屋だけでなく、隣の部屋の間取りも確認しよう。

1階、角部屋を選ぶ

音は上から下へ響くことが多いので、階下に住人がいない1階ならリスクを減らすことができる。ベビーカーや小さい子どもを抱っこして出かける場合の出入りが楽だし、窓からの転落事故の危険性が少なくなる。角部屋の場合も、接する住戸の数が少ないのでオススメだ。

遮音カーテンをつける

子どもの泣き声など窓から通して漏れる音は、遮音カーテンが有効。ぴったりとカーテンで窓を覆うように設置しよう。子どもが泣いたら、窓を閉めることも忘れずに。

日頃からコミュニケーションを取る

忘れてはいけないのは、ご近所の人と顔を合わせたら挨拶をするといったコミュニケーション。基本的なことだが、事前に「うるさくてすみません……」など伝えておけば、相手の印象も変わるだろう。

部屋の選び方や工夫次第でトラブルを防ぎつつ、予算内で暮らすことができる。お子さんをお持ちの方は、次回の引越しに役立ててみては?

(平野友紀子+ノオト)

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