人気ジャーナリスト・佐々木俊尚が提唱! 旬の食材を満喫する「家めし」レシピ

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一人暮らしだと、ついつい中食や外食がメインになりがち。自炊をしようと思っても、毎日の献立を考えるのは、なかなかつらいもの……。

佐々木さんの提唱する「家めし」は、健康的で経済的なシンプル食

佐々木さんの提唱する「家めし」は、健康的で経済的なシンプル食

そんな人にオススメしたいのが、作家・ジャーナリストとして著名な佐々木俊尚さんによる料理エッセイ「家めしこそ、最高のごちそうである。」だ。同書には、レシピ本のような写真付きの手順や分量は載っていない。特定のメニューの作り方を学ぶというよりも、料理を飽きずに続けられる考え方が身に付く一冊だ。

まず食材を決め、7種類の味付けを選んで献立を決めるスタイルは、とても応用の幅が広い。作る料理を決めて必要な材料を買いそろえるのではなく、家にある食材と調味料からメニューを考えるので、とても経済的。しかも、一人暮らしでは余らせてしまいがちな野菜も、味付けを変えることで、飽きずに食べ切ることが期待できそうだ。

今回は、「家めし」に欠かせない、最もおいしくて経済的な「旬の食材」として、春野菜を使ったレシピを佐々木さんに紹介してもらった。

「チンゲン菜花とツナ缶のペペロンチーノ」

佐々木さんの提唱する「家めし」は、健康的で経済的なシンプル食

佐々木さんの提唱する「家めし」は、健康的で経済的なシンプル食

【作り方】
菜の花がたくさん出まわっていますね。春はこの青い苦味が美味しい季節!

そこで、超手軽な簡単パスタをつくりましょう。用意するのは菜の花とツナ缶、パスタ(太さはお好みで。ファルファーレなどのショートパスタでもおいしいです)、にんにく、鷹の爪。

まずパスタをたっぷりのお湯でゆで始める。フライパンに粗く刻んだにんにくと鷹の爪、オリーブ油を入れて弱火でじっくり炒め、いい香りが立ち昇ってきたら、しばらく火から外して置いておきます。パスタが茹で上がるまでの間に、菜の花を刻んでおきましょう。根っこの硬いところは少し捨てて、あとは1センチ幅ぐらいで。

パスタのゆで時間が残り1分になったらフライパンを再び熱し、ツナ缶と刻んだ菜の花を投じ、さらにゆで汁を少々加えてさっと煮ます。醤油を一回しかけて味つけ。ゆで上がったパスタをあえてできあがりです。

今回は、スーパーマーケットなどでも手に入りやすい「チンゲン菜花」を使用。苦味と共にチンゲン菜のしゃきしゃきとした歯触りも楽しめてうまい! 初夏にはアスパラガス、冬ならホウレンソウなど、加える野菜をアレンジして年間を通して旬が楽しめるだろう。

毎日続けることだからこそ、シンプルが一番。自炊のコツを学んで、簡単でおいしい「家めし」ライフを始めてみてはいかがだろう。

(中道薫/ノオト)

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