【ロードバイク・マウンテンバイク・クロスバイク】大切な自転車の保管方法まとめ!

公開日:2018年6月15日

アパート・マンションではスポーツバイクをどう保管すれば良い?

近年多くの人が購入するスポーツバイクだが、アパート・マンションなどの集合住宅に住んでいる人は保管場所に悩むことも多い。普通の自転車と比べると高価なものなので、盗難被害に遭ってしまう方も少なくはない。

今回は、そんなロードバイク・マウンテンバイク・クロスバイクを盗難などの被害から守り、安全に保管するための方法を詳しくお伝えする。

アパートでのロードバイクの保管法
アパートでのロードバイクの保管法とは?

スポーツバイクをアパートの共用駐輪場に保管するのは防犯上おすすめしない

いわゆるママチャリと呼ばれる一般的な自転車であれば、アパート敷地内の駐輪場に停める人が多いだろう。しかし、ロードバイクは高額だ。安価なエントリーモデルでも10万円前後、ハイスペックなモデルであれば100万円以上する製品も珍しくない。

中古品でも高値で売買されるため、ロードバイクは盗難に遭いやすい。チェーンカッターで切断できないロックで柱などに固定していても、パーツをバラして盗まれてしまうケースもある。このようなことから、ロードバイクの駐輪場での保管はおすすめできない

また、物件によっては、そもそも駐輪場が存在しない場合もある。こういった場合、敷地内に勝手に駐輪することは規約違反になる可能性が高く、場合によっては注意を受けることになってしまう。

ロードバイクをアパートの駐輪場で保管するのはNG
部品のみの転売なども行われているロードバイク。施錠していても盗難被害に遭う場合もある

スポーツバイクをアパート廊下に保管するのはNG

アパートの玄関先(廊下)であれば、駐輪場よりは目が届きやすいと思う人もいるかも知れない。しかし誰でも入ることが可能な場所であることには変わりなく、イタズラや盗難にある可能性は避けられない。また、廊下はアパート住人全員に使用の権利がある「共用部」にあたる場所のため、個人の所有物を置くのはNGだ。


次はアパート住まいの場合、ロードバイクを保管する方法を紹介。おすすめアイテムも合わせてチェックしよう。

アパートでのスポーツバイクのおすすめの保管方法5選

アパートではどのようにスポーツバイクを保管すべきなのだろうか。ここでは具体的な方法を5つ紹介する。

アパートでのスポーツバイクのおすすめの保管方法①:室内でバイクスタンドに立てる

大切なロードバイクは、やはり室内に保管するのが安心だ。一般的な自転車のようなスタンドは付属していないため、壁にもたせかけるように置くか、ディスプレイ用のスタンドを購入する必要がある。

ロードバイクはかなり軽量のため、一般的な自転車では難しい保管方法も可能。省スペース重視なら、縦置きタイプのスタンドがおすすめだ。また、全体を宙に浮かせるタイプなら、メンテナンスもしやすい。

2台を上下に設置できる背の高いスタンドも市販されているが、天井と床に突っ張らせるタイプを使用する場合は、設置場所に注意しよう。天井に梁(横方向の構造部材)が通っていない場所は強度が低く、スタンドごと倒れてしまう可能性もある。梁の場所を探す測定工具は「下地探し」としてホームセンターなどで購入可能だ。

なお、賃貸アパートでは退去時の原状回復が原則。柱や梁に釘やビスで穴を開けることはできない。そこで、ロードバイクのスタンドを確実に固定して設置するために、退去時の原状回復が不要なDIY可アパートを選ぶという選択肢もある。DIY可アパートであっても、可能な改装方法は物件ごとに異なるため、規約の内容を事前に確認しておこう。

おすすめのロードバイクスタンド①:ディスプレイスタンド 壁もたれ式

MINOURA(ミノウラ) ディスプレイスタンド [グラビティスタンド2] 壁もたれ式上下二段型
MINOURA(ミノウラ) ディスプレイスタンド 壁もたれ式上下二段型

2台の自転車を展示収納できるスタンド。壁にもたれさせるだけで簡単に設置できる

おすすめのロードバイクスタンド②:自立式垂直 水平収納スタンド

MINOURA(ミノウラ) DS-2100 Tancho E'sse ホワイト
MINOURA(ミノウラ) DS-2100 Tancho E’sse ホワイト

場所をとらず扱いやすい自立式1台用スタンド。縦置き・横置き両方に対応している

アパートでのスポーツバイクのおすすめの保管方法②:室内で壁にかける

よりオシャレにスポーツバイクを保管したい場合は、室内で壁にかけるという選択肢が有効だ。ショップで販売されているスポーツバイクと同じようにディスプレイできる。インテリアの一部としても成立するため、モチベーションも高められるだろう。

賃貸物件の場合は壁に穴を開けることが難しいが、「ディアウォール」という工事不要で取り付けられる柱のようなアイテムが販売されている。これを壁に押し付けるように設置してスポーツバイクをかければ、壁を傷つけることなく保管できる。

アパートでのスポーツバイクのおすすめの保管方法③:ベランダで保管

ベランダがある場合はそこに保管しても良いだろう。玄関などに保管するよりも盗難リスクが低く、目が届くところで保管できることもメリットだ。

ただし、集合住宅ではベランダも共用部扱いになるため、避難経路をふさぐような置き方はできない。また、そもそも物を置くこと自体を禁止している物件もあるため、管理規約の確認は必須だ。

ベランダで保管する場合は雨風によるダメージを抑えるために、カバーを取り付けて対策することをおすすめする。

おすすめのロードバイクカバー

topeak(トピーク) バイクカバー ロード用 ACZ10200/TBC001
topeak(トピーク) バイクカバー ロード用 ACZ10200/TBC001

素材は両面防水。雨やほこりなどの汚れから愛車を守るロードバイク専用カバー。小さく畳んでポケットに収納できる。

アパートでのスポーツバイクのおすすめの保管方法④:トランクルームで保管

ロードバイクをアパートの室内に置くのが難しい場合や、使用頻度の低いバイクを別に保管しておきたい場合は、トランクルームを借りるという選択肢もある。1畳ほどの大きさがあれば、1台ならそのまま置くことが可能だ。スタンドの種類によっては複数台の保管も可能となり、アクセサリーやパーツ類、メンテナンス工具なども収納できる。

トランクルームには、野外にコンテナを並べた屋外タイプと、マンションや倉庫の建物内を区切った屋内タイプがある。屋外タイプの方がレンタル料金は安価な傾向があるが、梅雨の時期は湿度が高くなる・夏場は高温になるなど、デリケートな品物の保管には不向きである。大切なロードバイクを保管するのなら、一定の温度・湿度が保たれている室内型トランクルームがおすすめだ。

また、自宅から遠い場所を保管場所にするとついしまいっぱなしになりがちなため、アパートからできるだけ近隣のトランクルームを選びたい。

ロードバイクの保管にはトランクルームがオススメ
トランクルームなどのストレージサービスを活用しよう

アパートでのスポーツバイクのおすすめの保管方法⑤:共用駐輪場で保管

共用駐輪場での保管は、上記の保管方法を選べない場合の最終手段だ。この場合、盗難対策は必須となる。簡単に取り外せるパーツは外しておき、強固な金属製のチェーンを利用しよう。

また、盗難保険への加入も忘れてはならない。多少の傷が付くことも覚悟しなくてはならないので、修理費用のことも考えながら対策を立てるようにしよう。

【注意】そもそもアパート内に自転車の持ち込みがNGな物件もある

物件によっては、アパート内に自転車を持ち込むこと自体がNGな場合もある。自転車に傷が付き、トラブルになるからといった理由が主だ。

また、保管はOKでも、エレベーターに自転車を乗せるのはNGという物件も存在する。余計なトラブルを回避するためにも、あらかじめ自転車に関する規約を確認しておこう。

大切な自転車はアパート室内で保管するのがおすすめ

高額なため盗難に遭いやすいロードバイクは、アパートの共用駐輪場ではなく、室内に保管するのがおすすめ。
縦置きタイプや突っ張りタイプのスタンドなら省スペースに設置することも可能だ。アパートでの保管が難しい場合は、湿度や温度が管理された屋内トランクルームに保管するのも良いだろう。


文=山口道子(SAGOJO)
2021年7月加筆=CHINTAI情報局編集部

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