大きなお風呂でゆったり♪ 自宅のご近所大浴場・銭湯の魅力

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大きなお風呂と言えば、温泉? それとも健康ランド? いやいや、もっと身近な存在、銭湯を忘れてはいけない。しかし、銭湯に行ったことがない人も最近は多いらしい……。

温泉まで出かけなくても、安い入浴料でゆったり過ごせるのは銭湯の魅力!

温泉まで出かけなくても、安い入浴料でゆったり過ごせるのは銭湯の魅力!

実は、銭湯には家風呂にはない魅力がいっぱい! そもそも、みんなで大きなお風呂に入ることで、お風呂を沸かす際のCO2削減にもつながり、地球に優しい存在なのだ。

家のお風呂と銭湯の大きな違いについて、東京都浴場組合の上地さんにお伺いした。

「第一に、熱容量があるという点ですね。大きいですから冷めにくい。また、冬などは脱衣室浴室も家のお風呂に比べ温かく、体にも負担がかかりにくいです。あと、家の浴室でもマイナスイオンは発生しますが、狭いのですぐ中和されてしまいます。銭湯は空間が広いですから、裸で全身にマイナスイオンを浴びることができます」

このあたりは、まさに銭湯ならではのメリット! さらに、意外な一面もあるようで……。

「お風呂での事故は結構多いらしいのですが、家庭だと倒れても誰も気付かなかったり、気付くまで時間がかかったりします。銭湯みたいに人がまわりにいるところですと、潜ってしまって気付かない、ということはほとんどありません」

なるほど! 見落とされがちだが、安全面でも優れているのだ。では、実際に銭湯に出かけるときに何を持参すればいいのか、まとめてみよう。

持ち物

・バスタオル、タオル
・ボディソープ
・シャンプー、リンス
※備え付けの銭湯もある。

そして、気になるのはやはりマナー。

「大勢のお客様がおりますし、お湯をきれいに保ちたいので、お風呂に入る前にかけ湯をしていただければ。これによって、身体をお湯の温度に慣らして、体への負担を減らすこともできます」(上地さん)

銭湯でのマナー

・入浴前にかけ湯をする
・浴槽にはタオルなどを入れない
・浴室内、浴槽内で洗濯をしない
・浴室から脱衣室に戻るときは、濡れた体を拭く

「マナーはひとそれぞれですが、銭湯は公共の場。周りの方のご迷惑にならないように心がけていただきたいですね」

最後に、銭湯ならではの魅力についても質問してみた。

「もともと銭湯っていうのは、近所の人との『ふれあいの場』でした。最近は若い人のご近所付き合いが減っていると言いますが、やはり銭湯には『コミュニティの場』としての魅力があると思います。また、銭湯に通うことは健康維持のためのお散歩にもなり、おすすめです」

今年の冬は、銭湯でゆったり体を温めながら、ご近所さんと『裸のつきあい』をしてみては?

(ミノシマタカコ+ノオト)

<関連リンク>
▼東京都公衆浴場業生活衛生同業組合
http://1010.or.jp/index.php

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https://www.chintai.net/news/201310/30-02/

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