知っておくと便利! スニーカー&革靴の靴紐の結び方4種

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普段何気なく履いているスニーカーや、紐タイプのビジネスシューズだが、靴紐の結び方について、意識したことはあるだろうか?

改めて、靴紐の結び方に目を向けてみよう!

改めて、靴紐の結び方に目を向けてみよう!

シーンに合わせた結び方や、それぞれの特徴を知っておくと、より快適に靴を履きこなすことができる。 ここで、あらためて靴紐の結び方を復習しておこう。

スニーカー

スニーカーの靴紐の結び方といえば、誰でも定番の2パターンが思い浮かぶはず。しかしその名称や特徴、把握しているだろうか?

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【アンダーラップ】
向かって左側の結び方を「アンダーラップ」 という。上から下まで、穴の下側から紐を通していく結び方だ。簡単に緩めることができる点が特徴。靴の脱ぎ履きが多い場面や、長距離ランニングの際など、足と靴の間にある程度余裕をもたせておきたい時にオススメの結び方だ。コンバースなどの、ハイカットのスニーカーに適した結び方でもある。

【オーバーラップ】
向かって右側の結び方は「オーバーラップ」 。上から下まで、穴の上側から紐を通していく結び方だ。見た目の安定感と、緩みにくさが特徴。多くのスニーカーで使われている定番の結び方でもあり、最近人気のニューバランスでもこの結び方が使われる。しっかり締めたいワークブーツなどにも、オーバーラップが適しているといえる。

革靴

男性用のビジネスシューズやフォーマルシューズ、また最近では女性用のトラッドシューズでもよく見かける紐タイプの革靴。買った状態のまま履いている人が多いが、その結び方、自分で再現できるだろうか? ここでは定番の結び方2種類を解説しよう。

【シングル】
見た目も結び方もシンプルな、定番の結び方。きつくテンションが掛かるため、緩みにくいのが特徴だ。

(1) 最初の穴に、下から紐を通す

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(2) Bの紐を、斜め一番上の穴に通す

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(3) Aの紐を、下から順にひたすら編み上げていく

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(4) これでシングルの完成。靴の幅をキュッと締めるような、きつめの結び方になる

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【パラレル】
シングルに較べ、緩ませやすく脱ぎやすいのが特徴。まだ履きなれない新品の靴などは、足に馴染むまでパラレルで結んでおくと、足に負担が掛かりにくい。

(1) 通し始めはシングルと同様。最初の穴に、下から紐を通す

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(2) A、Bの紐を、それぞれ段違いになるように穴に通していく

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(3) 例えばB。紐を横にくぐらせたら、ひとつ穴をとばしてAと段違いの穴へ通す要領だ

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(4) パラレルの完成。見たとおり、シングルと較べ緩めに仕上がるので、夕方足がむくみやすい人にもオススメだ

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靴紐の結び方を意識するだけで、自分の足やシーンに合った靴の履きこなしができるようになる。新しい靴を試着する際にも、靴紐の結び方を変えてみると、違った印象を体感することができるはず。何気なく履いているあなたの靴、もう一度靴紐の結び方を研究してみてはいかが?

(波多野友子+ノオト)

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