日吉駅の住みやすさは?家賃相場・アクセス・治安・買い物など現地取材で徹底リサーチ

公開日:2018年9月4日

商店街がたくさん!慶應義塾大学のお膝元、日吉の住みやすさを街歩きで調査!

日吉駅周辺
大学生やファミリーで賑わう!日吉駅周辺エリアの魅力にせまる

横浜市港北区にある日吉駅。東急東横線・目黒線と、横浜市営地下鉄グリーンラインが乗り入れている。渋谷や新宿などの副都心、横浜駅の両方面に出やすい人気エリアで、慶應義塾大学の日吉キャンパスがあることでも知られる。

今回はそんな日吉駅周辺の交通アクセスや家賃相場、治安などの住みやすさをCHINTAI編集部が街歩きをしてレポート! 物件探しの参考になれば幸いだ。

日吉駅周辺MAP

この記事でわかること
家賃相場はワンルーム 5.4万円
東急目黒線の始発駅!都心オフィス街への通勤にも便利な日吉駅
駅前には駅ビルも!買い物にも困らない、住みやすい街

日吉駅周辺の住みやすさについて紹介!

日吉駅の住みやすさは?周辺に暮らす住人の口コミ

“大学から近いので一人暮らしをしています。駅前の日吉東急アベニューには100均やアパレルショップもあってとても便利です。家の近くは夜になると少し暗いかなと思いますが、怖い思いをしたことはないです。”(20代・女性)

“日吉で一人暮らしをしています。会社は横浜なのですが、仕事で東京方面に直行することも多いので便利です。東横線の急行・通勤特急も停まるので速いですし。飲み屋もいろいろあるし、昔ながらの飲食店だけでなく新しいおしゃれな飲食店も増えていて楽しいです。”(30代・男性)

“親の代から日吉に住んでいます。忙しい時は日吉東急アベニューのなかで惣菜などを買えるので助かります。治安が悪いと感じたことはないですね。学習塾もあり、子育て環境もしっかり整っていると思います。”(40代・女性)

日吉駅の駅前にある「日吉東急アベニュー」の存在は住みやすさに大きく影響しているようだ。スーパーや惣菜店、さらに家電量販店や100円ショップなども入っており、日常の買い物ならここで揃うのでとても便利。

にぎやかな駅前の商店街を抜けると閑静な住宅街が広がっており、こちらは駅前とは異なりかなり静か。人通りはあまり多くないが、危険を感じるほどでもなかった。

日吉
西口の商店街を抜けると駅前の賑やかさとは打って変わり、静かな住宅街が広がる

日吉駅周辺の家賃相場は?

間取り別 日吉駅周辺の家賃相場

1R5.4万円
1K6.5万円
1DK8.1万円
1LDK11.5万円
2K/2DK8.7万円
2LDK14.8万円

※家賃相場はCHINTAIネット2024年3月22日現在のもの

続いては家賃相場について見ていこう。日吉駅周辺は、人気の東横線沿線のなかではかなり安めの相場になっている。隣駅である元住吉駅、綱島駅よりも家賃相場は安い。大学の最寄駅ということで、学生向けの物件が多いのも理由のひとつだろう。

日吉駅の交通アクセスについて

通っている路線

・東急東横線
・東急目黒線
・横浜市営地下鉄グリーンライン

主要駅までのアクセス

横浜駅まで:東急東横線で約11分
渋谷駅まで:東急東横線で約19分
新宿三丁目駅まで:東急東横線(東京メトロ副都心線直通)で約31分
六本木一丁目駅まで:東急目黒線(東京メトロ南北線直通)で約35分

終電時刻(平日)

横浜駅から:東急東横線で0:51発⇒日吉1:06着
渋谷駅から:東急東横線で0:37発⇒日吉1:01着
新宿三丁目駅から:東京メトロ副都心線・東急東横線で0:30発⇒日吉1:01着
六本木一丁目駅から:東京メトロ南北線・東急東横線で0:18発⇒日吉0:58着

終電時刻(土日祝日)

横浜駅から:東急東横線で0:37発⇒日吉0:53着
渋谷駅から:東急東横線で0:20発⇒日吉0:43着
新宿三丁目駅から:東京メトロ副都心線・東急東横線で0:09発⇒日吉0:43着

1日平均乗降客数

150,563人(東急東横線)
54,653人(東急目黒線)
40,805人(横浜市営地下鉄グリーンライン)

※主要駅までのアクセス・終電時刻についてはCHINTAI調べ(2018年9月4日時点)
※乗降客数について 出典:東急電鉄(2017年度)、横浜市統計ポータルサイト(2017年度)

日吉駅の交通アクセスまとめ

日吉駅は東急東横線、東急目黒線、横浜市営地下鉄グリーンライン3つの路線が乗り入れている。

東急東横線は各駅停車、急行、通勤特急が停車。東京メトロ副都心線との相互乗り入れを実施しているため、渋谷や横浜だけでなく、新宿池袋、またその先の西武新宿線や東武東上線沿線の埼玉方面までも乗り換えなしで行くことができる。

また、東急目黒線では日吉が始発駅となっている。こちらは東京メトロ南北線、都営地下鉄三田線と直通運転を行っている。東京メトロ南北線では六本木一丁目や永田町、後楽園などへ。都営地下鉄三田線では芝公園や大手町などへ乗り換えなしでアクセス可能。都心オフィス街への通勤にも便利だ。

さらに、横浜市営地下鉄グリーンラインでは大型ショッピング施設がひしめく港北ニュータウンへ15分程度で行くことができる。休日のファミリーのお出かけにうってつけだ。

また、2022年度には目黒線と相鉄線との相互乗り入れが予定されている。現在は乗り換えが必要な新幹線停車駅・新横浜駅までのアクセスが便利になる。このように、日吉駅は交通アクセスの面では非常にメリットの多い駅といえるだろう。

東横線の日吉駅
南はみなとみらいエリア、北は埼玉までアクセス良好の東横線

日吉周辺の治安は?

横浜市の人口1万人あたりの犯罪発生件数ランキング

1.中区約131件
2.西区約124件
3.港北区約61件

※出典:神奈川県警HPを人口1万人当たりに換算したもの

港北区 平成25年から平成29年までの犯罪件数推移(神奈川県警調べ)

平成25年度2,308件
平成26年度2,484件
平成27年度2,503件
平成28年度2,240件
平成29年度2,134件



横浜市の中で、日吉が位置する港北区の1万人あたりの犯罪発生件数は3位とやや高め。ただし、1位の中区、2位の西区に比べるとその数は半分程度だ。

また、犯罪の種類の多くが自転車窃盗であり、その半数が施錠をしていない自転車なのだという。きちんと鍵をかけて駐輪場を利用することでリスクは減らせそうだ。

街歩きをしてみても、閑静な住宅街が広がる日吉の街からは治安が悪いという印象は受けなかった。気になる人は実際に街を訪れ、空気を肌で感じてみることをオススメする。

日吉駅前交番
駅の西口を出てすぐのところにある日吉駅前交番。帰り道も安心

日吉駅周辺の住みやすさは? 買い物スポット、公共施設、公園など実際に街を歩いて調査!

ここからは、日吉駅周辺を歩いてみた様子をレポートしていく。まずは日吉駅の様子を見ていこう。

東急東横線・目黒線の日吉駅の改札は2ヵ所。メインの地上改札を出ると、左側が商店街が広がる西口、左側が慶應義塾大学がある東口となっている。

日吉駅地上改札
地上にあるメインの改札。正面に日吉東急アベニューがある

以前東急線の改札は1ヵ所だったが、市営地下鉄グリーンラインの開通に伴い地下に新たに改札が誕生した。

東急日吉駅 横浜市営地下鉄連絡改札
横浜市営地下鉄への連絡改札。グリーンラインへの乗り換えも楽
市営地下鉄グリーンライン 日吉駅出口
地下鉄の出口は2ヵ所。慶應義塾大学方面と東急西口方面に出ることができる

鉄道網だけなく、バス便も充実している日吉駅。東口の慶應義塾大学の前に5か所、駅の裏手側(渋谷寄り)に3箇所のバス停があり、綱島駅や宮前西町、越路などへアクセスできる。

日吉駅バスターミナル
日吉駅バスターミナルにはひっきりなしにバスが訪れる
日吉駅駐輪場
西口には駐輪場もある。バスターミナルの隣に位置している

スーパー・ドラッグストアなど買い物の便はどう?

続いて日吉駅周辺の買い物の便をみていこう。まず日吉の住人にとって欠かせない存在になっているのが、駅前の「日吉東急アベニュー」。地下1階、地上3階の東急グループ系列の駅ビルだ。

日吉東急アベニュー
改札を出てすぐという好立地

地下1階はドラッグストアの「フィット・ケア・デポ」がほぼワンフロアを占めている。1階の食品フロアには生鮮食品のほか、和洋菓子や惣菜などが並ぶ“デパ地下”の様相。自炊派だけでなく中食派にも便利だ。

日吉東急安部ny-
一人暮らしからファミリー層まで使い勝手が良い

2階はファッションのフロア、3階には「ヤマダ電機」や100円ショップの「ザ・ダイソー」が入居しており、家電や雑貨まで揃う。売り場は21時まで営業している。

また、日吉駅は駅ビルだけでなく商店街も充実。西口のバスロータリー(降車専用)を起点に、放射状に「サンロード」「浜銀通り」「日吉中央通り」「普通部通り」の4つの商店街が広がる。

古着屋や美容院、カフェなどもあり、大学生たちが訪れるカラオケなどもある。

日吉中央通り
日吉中央通り。花屋やコンビニ、旅行代理店などなど、さまざまなお店が建ち並ぶ

また、24時間営業の「miniピアゴ」をはじめ、「まいばすけっと」など深夜営業の小型スーパーも複数ある。帰りが遅くなりがちな一人暮らしの社会人も買い物しやすく便利。

マツモトキヨシやクリエイトS・D、ミネドラッグなど、ドラッグストアについても複数のチェーン店が存在する。日常の買い物はほぼ駅周辺で済ませられそうだ。

ミネドラッグ 日吉店
浜銀通りにある「ミネドラッグ 日吉店」

病院・クリニックなど医療機関の充実度は?

日吉駅から最も近い総合病院は「川崎市立井田病院」。日吉駅7番バス停から東急バス「さくらが丘行き」で約5分ほどの位置にある。

また、クリニックや医院も複数ある。駅前には内科、小児科、歯科などひととおりの診療科目がそろっており安心だ。

たかみざわ医院
西口にある「たかみざわ医院」は内科全般、小児科・皮膚科をカバー

飲食店や娯楽施設の充実度は?

日吉駅前には「吉野家」「マクドナルド」「スターバックスコーヒー」など、チェーンのファストフード店やカフェが充実。24時間営業のお店もあるので帰りが遅い人も安心だ。

またチェーンだけではなく、雰囲気のよい個人経営店も多数。またラーメン激戦区としても有名だ。

アジアンビストロ
商店街の裏手にあるアジアンビストロ。おしゃれな雰囲気だ。
老舗のスパゲッティとカフェのお店
老舗のスパゲッティとカフェのお店。名物は生パスタ

また、西口には「TSUTAYA」やカラオケなどもある。慶應義塾大学のお膝元ということもあり、大学生たちがよく利用するようだ。

コート・ダジュール
商店街の中にあるカラオケの「コート・ダジュール」

行政サポート、公園の充実度など子育て環境はどう?

慶應義塾大学のおひざ元ということもあり、文京地区というイメージも強い日吉エリア。実際に街には学習塾などが多く見られたが、子育て環境はどうだろうか。

まず規模は小さいものの、駅の周辺には公園が多数点在しており子どもたちの遊び場として利用されている。

日吉本町一丁目公園
日吉本町一丁目公園。規模は小さいが遊具もある

また行政サポートとしては、日吉駅のメイン改札を出てすぐのところに「日吉駅行政サービスコーナー」があり、区役所にわざわざ足を運ばなくても住民票の写しや印鑑証明などの各種証明書を受け取ることができて便利。平日は7時半から19時まで、土日も9時から17時まで開所している。

日吉本町一丁目公園の裏手には、日吉地区センターがある。未就学児までの子供とその保護者が無料で利用できるプレイルームがそなえられているほか、絵本や児童書がある図書コーナー、レクリエーションホールなどがある。写真教室や読み聞かせ会、紙芝居など子ども向けのイベントも開催されている。

日吉地区センター
住宅街の中にある日吉地区センター

動物園やミュージアムなど、お出かけスポットの宝庫である横浜みなとみらいエリア、ファミリー向けの商業施設が充実したセンター北駅・センター南駅周辺エリアへもそれぞれ20分以内でアクセス可能なので、休日の家族のお出かけも充実するだろう。日吉駅周辺は総じて子育てにピッタリな環境といえそうだ。

買い物スポットや飲食店が充実。学生もファミリーも住みやすい日吉エリア

日吉の交通アクセス、家賃相場、治安や街の雰囲気をお伝えしてきたがいかがだっただろうか。充実の駅ビルと昔ながらの商店街が共存しており、一人暮らしの人にとっても、ファミリーにとって住みやすい街であると感じられた。

都心へも横浜ベイエリアへも交通アクセスが良く、住みやすさ抜群の日吉エリア。引越しを考えている人は、ぜひ物件を探してみてもらいたい。

文・写真=mao(SAGOJO)

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