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結局、何をするの? 知っておきたいお盆のマナー

夏といえば、お盆!

お盆というとどんなイメージをお持ちだろうか。「お休みできる期間…。それ以外印象にない…。」なんて方もいるのでは?

お盆のキュウリとナス

定番のきゅうりの馬となすの牛

今回はそんなお盆について改めてどんな日であるのか、またどんなマナーがあるのかを、マナーコンサルタントの西出さんに教えてもらった。

お盆ってどんな行事なの?

お盆とは、ご先祖様や亡くなった方々が、地上に戻ってくる期間。そこで、ご先祖様や亡くなった方々の精霊をお迎えし、感謝と供養をおこなうとされている。

お盆の仏前

盆灯篭!お盆の時、おうちで見たことがある人もいるはず!

その期間は、大きく二通りにわかれている。一般的には、8月15日前後をお盆とし、この期間のことを、旧の盆と言う。

一方、関東などでは、7月15日前後とし、こちらを新の盆と言う。こちらは、旧暦か新暦の違いで、1ヶ月のずれが生じるもので、いずれも、13日に迎え火で精霊をお迎えし、16日の送り火で浄土へとお見送りするのだ。

お墓や仏壇の清め、きれいに整えて、盆棚や盆提灯などを飾る。そして家族や親戚などで集まり、お墓参りや仏壇にお供えものをし、お参りをするのが一般的。そして、みんなでご先祖様に感謝し、食を共にし、絆を深めるのだ。

「儀式については、その地方やご家庭によって、しきたりや風習は様々。よって、それらを教えてくれるご家族やご親戚などに伺うことが、もっともよろしいかと思います。」と西出さん。

お盆の時に最低限覚えておきたいマナー5つ

お盆のマナー1、13日はお迎えの日

お盆のマナー1:迎え火

送り火って?

ご先祖様が迷わず、おうちにたどり着けるように、13日の夕方(地域によっては、1日から7日に行う)に、迎え火をして、お迎えをする。家の門や玄関に焙烙(ほうろく)とよばれるお皿に、おがら(麻の茎)を入れ火をつけてたくのが良い。ただ、集合住宅などで難しいという場合は、代わりに盆提灯を吊るしてもOKだ。

お盆のマナー2、掃除・整理整頓とお供え物

お盆のマナー2:整理整頓

気持ちよくご先祖様を迎えよう!

お墓や、仏壇は最低限きれいに掃除をして整頓をしよう。同時に、家の中もご先祖様を迎えるために、美しくしておきたいところ。そして、故人の好きな食べ物や飲み物をお供えし、期間中は一緒にいただくという気持ちでお供えを。

「きゅうりで作る馬となすで作る牛を飾るご家庭も多くあります。馬は、それに乗って早くお越しいただけるように、お戻りになるときは、牛に乗ってゆっくりと浄土へ戻られますように、という思いが込められています」(西出さん)

お盆のマナー3、お供えものには、のしはつけない

お盆のマナー3:お供え物

のし紙はNG!のしあわびは右上のイラストの黄色い部分!

菓子折りや果物をかごに入れてお供えする場合は、のし紙ではなく、真っ白い掛紙(かけし)をかける。のしは、元々のしあわびで、あわびという生物で殺生をイメージさせるため、弔事や不祝儀には用いないように。

お盆のマナー4、不祝儀袋

お盆のマナー4:不祝儀袋

水引の色に注意!

新盆(初盆)などで、不祝儀をお供えするときの表書きは、「御仏前」「御供物料」などと記載。水引は、先述同様に黒白か、黄白の結び切りにしよう。

「水引を結び切りにするのは、何度も繰り返さない、という思いを込めています」(西出さん)

金額は、新盆であれば、5千円から1万円。それ以外であれば、3千円、5千円が相場といわれている。「金額は、気持ちを伝えるためのものですから、金額にこだわる必要はありません」と西出さん。

お盆のマナー5、16日はお見送りの日

お盆のマナー5:お見送り

お見送りは心を込めて!

迎え火をした場所で、迎え火と同様におがらを焚いてお見送りを。盆提灯の場合は、それを持ち、お見送りをしたあとに灯りを消すこと。ご先祖様が、迷わず浄土にいけるよう、心をこめてお見送りしよう。

一人暮らしでも、精霊のお迎えってできるの?

もちろん一人暮らしでの精霊のお迎えは可能。仏壇や位牌がなくても、盆棚を作ってみるのをおすすめする。

小さな箱の上に、白い布をかぶせて、きゅうりとなすに爪楊枝をさして足をつくり、お水やお供え物をして準備を。「一輪でもいいので、お花を飾ると良いですね」と西出さん。

迎え火や送り火の代わりに、小さな提灯でも良い。購入することが難しい場合は、玄関でお線香をたいてお迎え・お見送りでも良いとのこと。大切なことは、ご先祖様や故人への感謝と偲ぶ気持ちなのだ。

ご先祖様は、私たちをいつも見守ってくださっている有難い存在。お盆に限らず、日頃からご先祖様や故人に感謝をする心は大切なことだ。

「皆様、それぞれのご事情もあると思いますので、お盆の時期にお墓参りにいけなくても、ご自宅や、お部屋で、静かにご先祖様や故人の方々に感謝を伝えてみてはいかがでしょうか。もちろん、お墓まいりに行ける方は、お気をつけて行ってらしてください。」(西出さん)

※宗教や宗派、宗旨によって、お盆の考え方や儀式などは異なります。

教えてくれたのは?

西出ひろ子

マナーコンサルタント。美道家。ウイズ株式会社主宰。国会議員の秘書などを務めたのち、英国オックスフォードへ渡英。現地で独自のマナーコミュニケーション®︎(マナコミ®︎)を確立させ帰国。マナーはお互いを幸せにするためにあるものとし、相手の立場にたった思いやりの真心マナー®︎とおもてなし礼法®︎を提唱する第一人者。テレビや新聞などでは、マナー評論家としても活躍し、その出演は700本を超える。著書は、国内外で80冊以上。著者累計100万部を超える作家でもある。

ウイズ株式会社公式Webサイト:https://www.withltd.com/

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