1.引越し当日に、部屋の状況を確認しておこう!
新居に不備がないか、当日に確認をしよう
後々のトラブルを防ぐためにも、新居の設備の最終チェックを行いましょう。
引越し当日は問題ないかをチェックできる最後のタイミング。入居してしまってからでは、先住者がつけたキズなのか、あなたがつけたキズなのかが曖昧になり、トラブルのもとになる場合があります。
もし、先住者が残したと思われるキズなどがあった場合は、「これは前からです」ということが証明できるように、日付の入るカメラで写真を撮っておくのも一つの方法です。
- キッチン水漏れ、水の出具合、排水の流れ具合、作り付けの収納部、扉の持ち手部分、シンクなど
- トイレトイレの排水、便器や床の汚れ・傷・破損など
- お風呂ドアの防水パッキン、シャワーや蛇口からの出具合、切り替えレバーの動き、排水、浴槽、壁・床・タイルの傷や破損など
- 窓ガラス欠け、ヒビなど
- ベランダ手すり、コンクリート部、物干し竿掛け金具、エアコン吊り下げ金具など
- 床・壁・天井ふすまの開閉、押し入れ内部、畳や畳の縁、壁・天井・フローリング床の傷やへこみ、カーペットのシミや焦げ跡、画びょう跡など
- 玄関ドアの開閉、鍵の掛かり方、防犯チェーンの掛かり具合、下駄箱など玄関収納の内部や扉、玄関床の損傷など
- 室内設備エアコン付き物件の場合はエアコンのリモコン、備え付け設備機器の取扱説明書など
- 室外のチェック集合住宅用郵便受け、玄関ドアの郵便受けなど
2.各種手続き、荷物の搬入などを計画的に行おう!
ライフラインの開栓は、事前に連絡を。
ガスは前もって予約していた日時に、ガス会社の社員立ち会いのもと開栓します。
水道は元栓を自分で開栓し、開栓連絡用のハガキに必要事項を記入して投函し、開栓したことを水道局へ知らせましょう。 電気は自分でブレーカーをONにして使用可能な状態にします。水道と同様、ハガキに必要事項を記入して投函してください。
利用可能な状態にしてからいつまでもハガキを送らないでいると、無断で利用していると思われてしまいます。水道局や電力会社が訪ねてきて注意されるので早めに送りましょう。
転居届 |
市区町村内で引越しをしたとき。 本人または世帯主が市区町村役所へ出向いて、「転居届」用紙に記入・提出する。必要なもの:身分証明書や印鑑、国民健康保険証。 |
引越した日から14日以内。 |
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転入届・印鑑登録 |
市区町村外へ引越しをしたとき。本人または世帯主が市区町村役所へ出向いて、旧市町村役所で発行してもらった「転出証明書」を提出する。このときに印鑑登録の登録申請も出す。 「転出証明書」を紛失した場合は旧住所地での再交付が必要。 ※必要なもの:登録する印鑑、顔写真付きの身分証明書、転出証明書 |
引越した日から14日以内。 |
電力会社 | 備付けの電気使用申込書に記入し投函する。 | 引越し後早めに投函する。 |
ガス会社 |
事前に連絡しておいた開栓日に、検漏試験(ガスもれ試験)、燃焼試験(不完全燃焼などの防止)、器具の調整を本人立ち会いのもと行う。 ガスコンロなどの器具はそのときに使用前の調整をしてもらうといいでしょう。調整期間中は、ガス会社が調理用コンロやガスストーブを貸してくれる。 |
引越し直後。 |
水道局 |
旧住所を管轄する水道局、水道課へ使用停止の連絡すると、使用停止日に係員が来てメーターの確認をしてくれる。 口座引落しの場合、新住所管轄の水道局へ事前に電話連絡しておけば、そのままの引落し可能。 |
引越し前の手続きが必要。1~2週間前までに手続きを行うことが理想ですが、最悪2日前でもOK。 |
運転免許証 |
引越し後に、所轄の警察署もしくは運転免許センターで、運転免許証の住所変更をする。 必要なのは運転免許証、印鑑、新住所を証明できるもの。 |
期限は無いが早めの手続きが理想。更新の案内が自宅に届かないこともある。 |
ペット | 新住所地の管轄保健所に書類を提出し、新しい鑑札を受ける。 | 期限は無いが早めの手続きが理想。 |
自動車の登録変更 |
転入後 15日以内に引越し先の陸運事務所に連絡。 必要なものは車庫証明、車検証、新住民票、印鑑、車。 |
早めの手続きが理想。 運転はできるが、廃車するときに面倒な手続きが必要になる。 |
各種保険の住所変更 | 生命保険・損害保険会社へ住所変更の電話連絡。 | 期限は無いが早めの手続きが理想。 |

あなたの気配りひとつで、荷物の搬入はスムーズに。
引越し会社にお願いした場合にも暗黙のルールがあります。荷物の搬出が終わって、搬出完了の書類にサインする際に、人数分の飲み物(缶ジュースなど)を差し入れるのが一般的です。「大切に運んでくださいね」という気持ちを伝える意味もあります。
引越し会社の人以外に手伝ってくれる友達がいるなら、作業の合間を見て買い出しに行ってもらっておくとよいでしょう。
引越しシーズンは引越し会社も大忙しです。あなたの気配りひとつで、引越しがスムーズに進みます。
あいさつまわりはなるべく当日にしよう
◆旧居のあいさつまわり
今までお世話になった旧居の大家さん、管理人さん、ご近所、知人などへの挨拶をしておきましょう。引越し当日は何かとバタつくので前日までに済ませておくとよいでしょう。
大家さんや管理人さんへの挨拶の際は、引越し当日の部屋の明け渡しや鍵の返却の段取りについて改めて確認しておきましょう。
ご近所への挨拶では引越し当日、荷物の搬出入などでなにかと迷惑をかけることをあらかじめ連絡しておきましょう。
◆新居のあいさつまわり
新居の大家さん、管理人さん、両隣りや上下階の住人の方に挨拶をします。 その際は「隣に越してきました、○○です」といった言葉だけで十分です。一緒に何か渡したい場合は、500円~1000円程度の物であればお互いに負担にならずよいでしょう。
食品は好みや消費期限があるので避けたほうが無難です。洗剤やタオル、ハンカチセットなどの日用品を選びましょう。
引越しが落ち着いたらなるべく早く役所への届け出を。
転入届は引越しから14日以内に新住所地の市区町村役場に提出します。
前の住所地で発行してもらった転出証明書を添付が必要なため、転出証明書は、引越し作業中に紛失しないように貴重品などと一緒に大事に保管しておきましょう。
また、国民健康保険、国民年金についても14日以内に行う必要があります。印鑑登録についての期限はありませんが、急に必要になった時のために同じタイミングで申請した方がよいでしょう。