気に入った物件が見つかったら、次に実際にその物件を下見に行きましょう。事前にどこを重点的に確認すればよいのか、書類だけでは確認できない点をしっかりとチェックをし、「住んでから困った!」なんてことのないよう、注意深くお部屋を観察するポイントをおさえましょう。
1.下見は予約をしてから行こう!
土日や引越しシーズンは混雑するから、必ず予約をして行こう
予約なしで突然お店に立ち寄ると、土日や混雑期にはお店が混んでいて待たされることがあります。
したがって、訪問前に必ず不動産会社に来店する日時を連絡し、条件をしっかりと伝えておきましょう。
前もって予約をしておくと、不動産会社の方もその日までに希望に沿ったお部屋を用意することができるため、スムーズに下見をすることができます。
また、午後になるほど下見や相談に訪れる人が増えてくるため、落ち着いて話を聞いてもらうことが難しい場合があります。
予約はできるだけ午前中に入れて、1日に複数の物件を下見に周り、効率よく下見をすることがポイントです。
2.物件の下見は念入りに行おう!
下見の際のチェックリスト

下見の際にあると便利なアイテム
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ペンとノート
せっかく下見した内容を忘れないように、
気になるポイントはしっかりとメモを取りましょう。 -
メジャー
カーテンを購入するために窓枠のサイズを測る際などに使いましょう。 -
地図
あとから物件周辺の街並みや施設の確認ができるように、
下見した物件をマーキングしておきましょう。
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デジタルカメラ
気になった所をどんどん写して、後で再確認しましょう。 -
ビー玉
物件が傾いていないか調べるのに便利です。
床に置いてコロコロ転がったらゆがみがある証拠です。 -
引越し経験のある友達
過去に何度も引越しを経験している友人に、
一緒に見てもらうのもいいでしょう。
自分都合で下見に行けない時は?

間取り図を見ただけで簡単に部屋を決めてしまうと、後々後悔することがあります。下見を予約したのに急な用事で行けなくなった時は、なるべく早く不動産会社に電話しましょう。不動産会社の方は予約に合わせて、あなたに合いそうな物件を用意して待っています。都合のいい日に改めて訪問する旨を伝えましょう。
また、どうしても下見にいけない場合は、親戚や友人などに代わりに下見をしてもらい、感想を聞かせてもらいましょう。その際は、室内の様子を細かく写真撮影をしてもらい、写真と間取り図を見比べてみると部屋のイメージがつかみやすいでしょう。
まだ前の人が入居していて見れない!そんなときどうする?

春の引越シーズンによくあることですが「物件は○月には空く予定」だが「現在はまだ人が住んでいる」などの理由から、下見ができない場合があります。
その場合、別タイプの部屋を見せてくれることがあります。別タイプの部屋を下見する場合は、実際の間取り図と照らし合わせながら見るとわかりやすいでしょう。
まれに現在の住人が厚意で部屋を見せてくれる場合もあります。実際に家具や荷物が入った状態を見られるチャンスなので、遠慮せずに見せてもらいましょう。下見をする時に部屋の住人がその場にいれば、気になる点を質問して、部屋選びの参考にしましょう。
3.他で決まった際の断り方を知っておこう!

断りの連絡は迅速に!
不動産会社を何件も周って、いくつもの物件を下見することは大切です。その際、いくつかの物件をキープしてもらうこともあるかもしれません。しかし、「これだ!」と思う物件が見つかったら、キープしている物件にはできるだけ早く断りの連絡を入れるようにしてください。
「他のところで希望の物件が見つかりましたので、申し訳ありませんがお断りします」など、電話で伝えるだけで大丈夫です。不動産会社も一生懸命、希望に合う物件を探してくれているのですから、誠意のある対応を心掛けてください。