
不動産会社は大家さんにお客様を紹介することも仕事です。いかにも態度やマナーが悪いお客様は不動産会社にとって、「大家さんに紹介できない人」ということになり、仲介を断られる可能性があります。印象が良い人なら、不動産会社の方も親身になって入居審査に通るよう、大家さんに紹介してくれることもあります。マナー、態度、身だしなみには十分気を配りましょう。
マナー・節度を持って、不動産会社を訪問しよう

自分の希望はきちんと伝えよう
不動産会社には、希望している条件を「これはムリかなぁ?」と思ってもはっきりと伝えましょう。信頼できる不動産会社であれば親身になって相談に乗ってくれます。
ただし、自分の希望をとおすことばかりを考えて、無理なわがままとならないように注意してください。 あらかじめ決めておいた優先順位と合わせながら、現実に近づけていくことが大切です。
また、紹介された物件の分からないことは曖昧なままにせず、気になることはなんでも質問することを忘れずに。納得した上で選ばないと、後で後悔することになりかねません。

あまりだらしない服装は控えよう
訪問する際のマナーとして、あまりだらしない服装はひかえましょう。
部屋を貸すなら「共同住宅のルールを守れる人」を選びたいと考えるのは当然です。
スーツなどのフォーマルな服装で行く必要はありませんが、「だらしない服装=ルールを守れない」と思われないように、好感をもたれる清潔感のある服装を心がけてください。

節度ある行動を心がけよう
身だしなみと同様に、話し方や行動にも節度を持つことが大切です。
お客様だからと言って威張った態度や、失礼な口使いでは営業の方も親身に探してあげようとは思いません。
「一緒に探して頂いている」といった気持ちで振る舞うのが良いでしょう。

不動産会社社員 長澤さん
貸主様は年配の方が多いので、マナーや礼儀に厳しい人も多くいらっしゃいます。
中には、髪を染めたり、服装が派手な方に苦手意識を持つ方もいらっしゃいます。
また以前、カップルで同棲するための物件を探すために訪れた方々が、店舗のカウンターでずっといちゃいちゃし、話を全く聞かないなど、困ったお客様もおられました。
私達の仕事は借主様と貸主様の橋渡しをすることです。双方が満足して入居していただくためにも、また入居後のトラブルを避けるためにも、貸主様と相性の良い方を紹介したいと考えています。