やきそばは、もちろんおかず。なんか惜しいぜ、押居A太です。
最近、I子ちゃんが料理教室に通い始めました。
I子ちゃんというのはボクのカノジョ。
つまりですよ、そろそろ結婚!?なんて考えてんのかなーなんて、デレデレ~。
「A太くん、よだれで出てる」。
あー、ゴメン。あんまり美味しそうだから、つい。
料理教室の先生いわく“料理は手ぎわ”なのだそう。
材料を切り揃え、調味料を量り、お鍋や調理器具をあらかじめ手元に置いておく。
そこまで準備すればできたも同然。あとはレシピ通りにコトを進めるだけなのだ。
「とにかく美味しい料理は整理されたキッチンから。
ささっと準備して、ささっと後片付けできる環境が必要なの。
慌てない、騒がない、心を落ち着かせて、無心で取り組むべし」。
はあ。ベチャ、あ、ゴメン。ケチャップ落としちゃった。
「汚れは禁物。キッチンは料理をする人にとっての聖域」。なんだか、深いね。
「ああ…、料理をする人なら誰しも一度は憧れる、高級システムキッチン。
統一感のある美しいデザイン。コンロに火が灯るときすべてが始まるの。
見上げれば大きな換気扇、手を挙げればお鍋の収納、そして目の前には洗いものが沈むシンクの海」。
…I子ちゃん、料理の先生に洗脳された?
ところでI子ちゃん、今日は何を食べさせてくれるの?
「何を作るかじゃないのよ、どう作るか。それが大事なのよ!
アタシ、料理魂に火がついてきたわ」。
…うん。たしかに燃えてる…焦げ臭い…?フライパンから火が!あわわ…。