お部屋を借りる際には、借りた後だけではなく、借りる前にも何かとお金がかかってしまうもの。
事前にどのような費用がかかるかをしっかり把握して、直前になって焦らないよう、しっかり準備をしておきましょう。
1.初期費用がどのくらいかかるかを把握しよう!
初期費用とは?
お部屋契約時の初期費用については、「家賃の6か月分」が一般的な目安だといわれています。
敷金2ヶ月、礼金2ヶ月、仲介手数料1.08ヶ月、入居する月の前家賃1ヶ月の計約6ヶ月分です。
ただ、敷金・礼金などについては、お部屋によって様々ですので、きちんと自分の予算に合った条件で物件を選びましょう。
この他には、引越し費用や、家具家電など生活用品をそろえる費用もあるので忘れずに!
敷金とは? | 賃料の不払いや、原状回復費用(通常の使用に伴い生じた損耗を除く)の未払い等に備えて、貸主が担保として預かる費用。退去時に実費を差し引いて清算され残金が還元されるケースが多い。 |
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礼金とは? |
入居にあたっての預け金である敷金や保証金に対し、貸主に対して契約締結の謝礼的に支払うもの。 解約・契約終了時も返還されない。礼金の額は物件によって異なるが、およそ家賃の1~2か月分が相場。 |
仲介手数料とは? |
不動産会社を介して部屋探しを行った場合、契約成立の報酬として不動産会社に支払われるもの。 貸主と借主から受け取る報酬(仲介手数料)の合計は家賃の1.08ヶ月分が上限。 (一般的には、貸主手数料0.54ヶ月+借主手数料0.54ヶ月で合計1.08ヶ月分となることが多い。) |
2.二重家賃には気をつけよう!
二重家賃とは?
二重家賃とは、現在住んでいるお部屋から、次のお部屋へ住み替える際、現在のお部屋と次のお部屋に同時に発生する家賃のことです。
一般的に、次の引越し先が決まってから現在住んでいる場所の解約手続きを行うことになるのですが、その間、住んでいないのにも関わらず、新居に家賃を払わなければなりません。引越しは何かと出費がかかるもの。できるだけ二重家賃を抑えるための工夫が必要となります。
二重家賃にならないためには?
住み替えのタイミングをきちんと計算して、うまく調整することが、二重家賃をいかに抑えることができるかのポイントとなってきます。
まず始めに今住んでいる部屋の賃貸借契約書を確認し、「解約予告期限」を把握しましょう。
いかに重複して家賃を払うことをする日数を抑えられるかがカギになります。