冬の一人暮らし。電気代の節約ポイントは?簡単節約術やおすすめ節電アイテムをご紹介

公開日:2020年9月18日

節約したいけど冬は電気代がかさみやすい時期……

電気代と電卓が並んだ机
冬の電気代は上がりやすいもの…

気温が下がり、暖房などをつける冬。1年の中でももっとも電気代がかさみやすい時期である。総務省統計局の家計調査(2020年)によれば、一人暮らし世帯の電気代の平均は4~6月が5,916円/月、1~3月は6,535円/月となっている。春先よりも冬場では電気代が約10%ほど増えてしまうのだ。理由としては、暖房による電気使用量の増加や、日照時間が低くなるため照明の利用時間が増えるという2点が考えられる。

一人暮らしにとって電気代がかさむことは痛手になる。今回は、無理せず少しのアクションでできる電気代の節約方法と節電アイテムを紹介したい。

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冬の一人暮らしにおける電気代節約ポイント

電気代の節約をイメージしたコンセント
工夫次第で電気代は節約できる!

冬の厳しい寒さでついエアコンの設定温度を高めにしてしまうという方も多いのではないだろうか。単にエアコンをつけてしまうと電気代がかさんでしまうが、細かい箇所を改善することで節約することができる。これから紹介する4つのポイントを押さえれば、家計を圧迫してしまう電気代が安くなるはずだ。

一人暮らしの電気代節約ポイント①:電力会社との契約を見直してみよう

まず、自分がどの電力会社と契約しているか、把握しているだろうか。電力自由化以降、電力会社やプランによって電力の販売価格は異なっている。

また、ガスや通信を同じ電力会社やプランにまとめることで新規割引が適用されたり、支払い方法をクレジットカードやLINE Pay・PayPayなどの電子マネーに変更することでポイントをためたりすることができる。複数社を比較検討して、自分の生活に合ったプランに変更してみよう。

さらに、一人暮らしは家電製品の同時利用を避けることで、最大アンペア数を下げることができる。現在契約しているアンペア数が実際のアンペア数よりも大きい場合は、電力会社へ問い合わせてアンペア変更の手続きをするといいだろう。ただし、アンペア数を下げすぎると家電の同時利用でブレーカーが落ちてしまう可能性があるので、注意したい。

一人暮らしの電気代節約ポイント②:エアコンの使い方を一工夫しよう

電気のアイコンと電化製品
エアコンは家電の中で最も消費電力を使う家電

家電の中でももっとも消費電力を使うのがエアコン。外気との温度差が激しくなるほど、電気代がかかってしまう。冬場のエアコンの設定温度は20度を目安にしよう。また、エアコンは起動時に大きな電力を消費する。細かいオンオフは避け、設定がある場合は自動運転にすると良いだろう。

さらに、エアコンの暖房とサーキュレーターを活用することで、電気代を節約できる。サーキュレーターとは、風を起こして部屋の中の空気を循環させる扇風機のこと。サーキュレーターの効果により、エアコンから出た温風を部屋の中に効率よく循環させられるのだ。

窓がある部屋は窓の小さな隙間から外気が入ってきやすくなる。厚めのカーテンやサイズのぴったり合ったカーテンを使って、温かい空気を逃さないようにすることも電気代の節約につながる。

一人暮らしの電気代節約ポイント③:家電はこまめにコンセントを抜こう

電源を入れていなくても、コンセントにつながっている家電は待機電力を消費している。テレビ、電気ケトル・扇風機などの長期間使わない家電は、コンセントから抜くことによって電力の浪費を防ぐことができる。

ただし、冷蔵庫や洗濯機などの大きな家電は、コンセントの頻繁な抜き差しによって故障の原因になってしまったり、古い家電は起動時に待機電力以上の大きな電力を使ってしまう場合があるため注意が必要だ。

一人暮らしの電気代節約ポイント④:コスパの悪い家電は買い替えよう!

電気代の節約をイメージした電球と電卓
購入費用はかかるが、長い目で見たらお得になる可能性が高い

家電はどんどん進化を続け、同じパフォーマンスにもかかわらず過去モデルよりも使用電力が大幅に削減できるものが増えている。10年前の洗濯機・冷蔵庫の消費電力は最新モデルの1.5倍から2倍かかるといわれている。買い替えの初期投資の金額は大きいが、長い目で見れば節約になる可能性が高い。

さらに、照明もLEDに変えることで電気代を節約することができる。LEDの特徴は低電力であることだ。同じ明るさの白熱電球と比較すると、消費電力は約1/5であると言われている。加えて長寿命であるため、電球の交換の手間も省けるのが嬉しいところだ。

【おすすめ家電5選】冬の一人暮らしにおける電気代を節約しよう!

ここからは、電気代の節約をさらに促進してくれる家電や自分の体を寒さから守るアイテムを紹介していく。手間をかけなくても、家電を買い替えることや今ある暖房器具と併用することで電気代を削減することができる。

節約ができるおすすめ家電製品①:Aidina「Fochea サーキュレーター」

エアコンで暖まった空気はその性質上、部屋の上の方にたまっていく。このたまってしまった暖気を人の活動空間である下方に届けてくれるのがサーキュレーターだ。

Aidinaの「Focheaサーキュレーター」は、コンパクトなサイズでありながら、最大風力6.5M/Sという強力な送風が可能なのが特徴である。

首振り機能は室内の空気循環に、タイマー機能は就寝時にエアコンとの併用使いに役立つ。パワフルな扇風機と考えれば、洗濯物を室内に干した際にも活用できる。幅広いシーンで使うことができるので、利用価値が高い家電だといえる。

運転音35dB
消費電力50Hz:38W・60Hz:34W
本体サイズ幅約26.8×奥行約26.8×高さ約32.4
重量2.1kg

節約ができるおすすめ家電製品②:エレコム「電源タップ 雷ガード 個別スイッチ ほこりシャッター付」

エレコム「電源タップ 雷ガード 個別スイッチ ほこりシャッター付」は、複数のコンセントをつなげることができる電源タップだ。特徴は、各コンセントの挿し口にスイッチがついていて、オンオフをすることでコンセントの待機電力を節約できること。

待機電力を発生させないためとはいえ、毎日家電のコンセントをいちいち抜くのは大変だ。この電源タップがあれば、スイッチ一つで接続機器ごと楽に管理できるので便利である。

また、挿し口にはほこりの侵入を防ぐ「ほこり防止シャッター」や、雷サージから電化製品を守ってくれる機能もついている。安全性も高い電源タップなので、普段から精密機器や電化製品を多用する人にはおすすめのアイテムだといえるだろう。

消費電力
本体サイズ幅約38×奥行約7×高さ約6
重量540g

節約ができるおすすめ家電製品③:山善「洗えるどこでもカーペット」

山善「洗えるどこでもカーペット」は、自分のいるスペースだけを温めることができる便利家電だ。エアコンなどの部屋全体の空気を暖める暖房器具とは異なり、電気代がそれほどかからない。消費電力は強の場合でも1時間でたった1.4円という安さだ。

また、こちらのアイテムはその名の通り、床だけでなくソファーやベッドの上などにも置いて暖を取ることができる。カーペットが汚れてしまっても、丸洗いが可能なのもおすすめのポイントだ。

消費電力55W
電気代(1時間あたり)弱=約0.5円、中=約0.9円、強=約1.4円
(1kW/hあたり27円として計算)
表面温度(1時間あたり)弱=約25度、中=約33度、強=約40度
本体サイズ幅180×奥行80
重量1.7kg

節約ができるおすすめ家電製品④:MSOVA JP「超音波式加湿器」

MSOVA JPの「超音波式加湿器」は卓上タイプの加湿器であり、こちらは部屋の湿度を上げつつ体感温度も上げてくれるアイテムだ。部屋の中の温度が高くても湿度が低ければ寒く感じ、湿度が高ければ暖かく感じる。なお、体感温度が上がる湿度は50~60%程度が目安だといわれている。

この加湿器のポイントは、コンパクトサイズながらも3.5Lという大容量なところにある。250mlボトル12本分の水を入れておくことができるため、長時間の加湿が可能だ。また、スタイリッシュなデザインも見逃せない。

そして、水蒸気の量は3段階で調整できるようになっている。部屋の湿度によって簡単に調節することが可能だ。エアコンなどの暖房器具と加湿器を併用し、少しでも体感温度を上げて電気代を節約しよう。

消費電力22W
本体サイズ幅18X奥行16.5X高さ29.5
容量約3.5L
連続使用時間約14-30時間
適用床面積約15-20畳
加湿量220ml/h(±10%)

節約ができるおすすめ家電製品➄:Bedsure「無地 フランネルブランケット」

超極細繊維により密に詰まった布目が体温や暖房の熱をしっかりと内包してくれるBedsureの「無地 フランネルブランケット」。エアコンや電気カーペットと一緒に使うことで保温力が高まり、より温かさを感じることができるようになる。

フランネル生地はその保温性の高さから、古い時代より冬用のパジャマや布団カバーなどに利用されてきた。暖かさだけでなく吸水性にも優れているため、寝具には最適なのだ。

こちらのブランケットは洗濯機で洗うこともできるため、冬の寒い時期のみならず、通年で利用価値があるグッズだといえる。クーラーが効きすぎてしまったオフィスや図書館などで、膝にかけて使用する方も多い。

また、肌寒い春先には毛布の代わりとして使用することもできる。体調管理の面でも重宝するので、一人暮らしを始める際に1枚購入してみてはいかがだろうか。

本体サイズ幅200X奥行140

少しの工夫一人暮らしの電気代を節約しよう

節約のための貯金箱
一 一人暮らしでも少しの工夫で電気代は節約できる

今回は冬場の電気代の節約方法について解説した。冬場の電気代はどうしてもかさんでしまいがちだが、少しの工夫を生活の中に取り入れることで無理なく下げることができる。また、記事の冒頭に一人暮らしの電気代の平均についても触れているので、まずは現在の電気代が平均以下になっているかどうか確認してから節約に励んでいくと良いだろう。

今回紹介した一つひとつの取り組みは長期的に実践することで大きな効果があらわれるものが多く、短期間では期待した効果があらわれないこともあるかもしれない。コツコツ続けていくことで大きな節約になっていくので、自分に合ったものを取り入れて電気代を節約していこう。

文=いとう
2021年8月加筆=CHINTAI情報局編集部

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