猫背対策におすすめの椅子・チェアー6選!猫背のリスクや原因も解説

公開日:2020年2月7日

なぜ猫背になるの?その原因とは

段ボールの上にふせる猫
猫背になる原因は日常生活の中にある

街を歩いていて、ガラス窓に映る自分の姿勢の悪さにギョッとする……そんなこともあるのでは?日常生活の中で、以下のように正しい姿勢をキープできない状態では、首から腰にかけての筋肉が前屈みのまま固まってしまう「猫背」になりがちだ。

  • パソコン作業などで長い間椅子に座り、前傾姿勢を取っている
  • 背中を丸めたままテレビを観ている
  • 運動不足
  • いつも同じ側の手でバッグを持つ癖がある

実は危険な猫背のリスク3つ

猫背の男性のイメージ
猫背は放置するとさまざまなリスクがある

猫背を放置しておくと見栄えが悪いだけでなく、このような3つのリスクがあることを知っておこう。

①腰痛や肩こりの原因になる

姿勢が前のめりになる猫背は、肩や腰の血行不良を招いたり、頭の重さにより腰に負担がいったりすることから、腰痛や肩こりを引き起こすことが多い。実は、ヒトの頭は約4~6kgほどあり、体の部位の中でもダントツの重さだ。それを普段は体全体で支えているのだが、猫背によって首・背中・腰にも負担がいくようになってしまう。

首が斜め下に向いた状態で、長時間スマホやパソコンを同じ姿勢でやり、肩が凝ってしまう「ストレートネック」を引き起こすのも、猫背の特徴である。

②呼吸が浅くなりやすくなる

猫背の姿勢では、血の巡りが悪くなるだけでなく、肺に空気を入れづらくなってくる。呼吸がしにくいと、深い呼吸をすることが難しくなるのだ。そのため、全身へ必要な酸素が行きわたらなくなり、結果として疲れやすくなってしまう。

姿勢が悪いと、生きていくうえで欠かせない肺機能の低下にもつながってしまう可能性があるのだ。

③認知症のリスクが高まる

猫背により腰や肩、膝などに痛みを感じるようになると、外出が億劫になってくるもの。このように一日の活動量が減り、人との交流の機会が減ることで、人間は社会性が失われていくのだ。これは認知症への道につながっており、その発生リスクは2~4倍にもなるという。

たかが猫背、されど猫背である。

姿勢の悪さをなんとかしたい、そんなときは椅子選びから!

今回は、仕事中でも部屋でテレビを観ている際にも、猫背対策ができる椅子を紹介。座りづらい椅子を使い続けていると、姿勢が崩れ、猫背にもなりやすい。毎日使うものだからこそ、正しい姿勢をキープできる椅子を使用すれば、より快適に過ごせるようになるだろう。

理想の椅子は、首から腰までのS字カーブがきれいに保てることだ。体にフィットし、座り続けても疲れづらい椅子なら、作業効率の向上も期待できる。オフィス用、家でくつろぐ用など、シーンによっておすすめの椅子を使い分けるのがおすすめだ。ぜひこの機会に、自分にぴったりの椅子を探してみよう。

自分に合った椅子選びのコツ

椅子に猫が座っているのイメージ
自分に合った椅子を選ぶことが重要

自分に合う椅子を選ぶ際に、どれを買えばいいのか迷う方も多いはず。姿勢の悪さを改善してくれる椅子といっても、デザインや機能はさまざまだ。そのため、ライフスタイルや使う場面、好みに合わせて選ぶことが大切。

選び方のコツをお伝えするので、どのような椅子が自分に合うのかを明確にしてみよう。猫背や歪んだ姿勢を改善するためには、日々の心がけが必要になる。毎日使う椅子にこだわって、美しい姿勢を保とう。

背もたれ部分の高さ

腰と背中を支えてくれる背もたれは、正しい姿勢を保つうえで欠かせない要素のひとつだ。肩よりも低い「ローバック」は前傾姿勢での作業や、スペースの狭いオフィスに適している。

肩までの高さがあり、全面を支える「ハイバック」は肩こりや腰の負担を軽減したい方向けだ。正しい姿勢をサポートしてくれるため、猫背にならずに、長時間の作業を行える。ローバックでも、S字のカーブをサポートができれば問題ないが、ハイバックは体をより安定して支えてくれるので、負担も軽減できる。

素材

椅子の座り心地や、使うシーンによっておすすめの素材は異なる。ファブリックと呼ばれる布製の生地は、広く使われているため、お手頃な価格で購入が可能。適度な硬さで体にフィットしやすい。色や種類も豊富にそろっているのが特徴だ。
通気性に優れ、張り替えができ、清潔さを保てるのがメッシュ素材。弾力性があって座りやすく、暑い夏でも汗で蒸れることなく、快適に使用できる。

レザーは手入れが必要で、値段も安くはないが、良質なものを好む方におすすめ。安定感のある座り心地が特徴だ。汚れにも強いため、長く使いたい場合にも最適。

ヘッドレストやアームレストなどの有無

長いあいだ座り続けていると、体に負荷がかかり、肩こりや腰痛といった不調につながる。それらを軽減したい方におすすめの椅子が、レスト機能を備えたタイプだ。首周りを支える「ヘッドレスト」や腕が置ける「アームレスト」、足を休ませる「フットレスト」を選んでみよう。

とくにヘッドレストがあれば、首の負担を減らし、きれいな姿勢を保てる。レスト機能は可動式のものや、格納式タイプのものなど、多様にそろっている。より快適さを求める方は検討してみよう。

料金

椅子を選ぶ際に価格は気になるポイント。椅子の種類や素材によってもさまざまで、数千円から数十万円と幅がある。椅子の種類はおもに4つに分けられる。

事務用で使われる回転椅子タイプの「ワーキングチェア」は、2,000円程度から購入できるのでリーズナブル。高級感のある見た目と、安定した座り心地を兼ね備えた「プレジデントチェア」は2万円前後。5万円を超えると、「エルゴノミクスチェア」や、「ゲーミングチェア」などの高機能なモデルも選択肢に入れられる。長い時間の作業でも、快適に使用できるように設計されている。

そのほかの機能

長時間にわたって仕事や作業を行う方には、リクライニング機能の付いたものもおすすめ。休憩するときに、調整できると楽な位置で体を休められる。

さらに腰痛のある方はランバーサポートが付いている椅子を選ぼう。ランバーサポートは、背骨のS字ラインをサポートするためにクッションが付いたもの。正しい姿勢をキープしやすくなる。腰への負担が減ると、作業中も疲れにくいため、長時間の作業にも適している。

猫背対策におすすめの椅子6選

今回は猫背を改善できるおすすめの椅子を6つ紹介していこう。日々の積み重ねが正しい姿勢を作り上げる。一朝一夕で猫背を改善するのは難しい。そのため、妥協せずに自分に合う椅子を選んでみよう。自分の体型や、使うシチュエーションを考慮すれば、最適な椅子に出会えるはずだ。椅子は買い替えたくないという方には、椅子の上に置いて使用する猫背対策のサポートチェアもあるので、試していただきたい。手軽に購入でき、おすすめだ。

猫背対策にオススメの椅子1.『バランスチェア イージー ライト』

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ノルウェー生まれの「バランスチェア」。最大の特徴は背もたれがなく、座るだけで自然と背筋が伸びるというそのデザイン。

1976年始め、ノルウェーのハンス・クリスチャン・メンショール氏がヨガの座り方や乗馬の座り方にインスピレーションを受けて発想したという独特の座り方は、楽に立ったときの背骨が正しく描き出すS字カーブを椅子に座った状態で実現してくれる。

膝クッションの高さを無段階で調整可能なので、身長110cmの子供から180cmの大人まで幅広い体格の人が使用することができるのもうれしい。

猫背対策にオススメの椅子2.『イーサプライ バランスチェア』

イーサプライ バランスチェア 背もたれ ガス圧昇降 高さ調整 大人 腰痛対策 姿勢矯正 キャスター付き EZ15-SNCH018

こちらも、座面と膝当ての部分で身体を支えるタイプのバランスチェア。

椅子の座面が前方に傾いており、この人間工学に基づいたデザインで、座ると無理なく自然に背筋が伸びる姿勢を取るようになっている。
腰に負担をかけにくく、きれいな姿勢がとれるのがメリット。

また、こちらは可動式の背もたれがついているので、疲れた時は体を預けてリラックスすることが可能。
ガス昇降機能でどんな体格の人でも使用でき、キャスター付きなので、PC作業の椅子としても使いやすい。

猫背対策にオススメの椅子3.『バランスシナジー スクエア』

バランスシナジー スクエア ネイビー 腰痛対策 姿勢改善 椅子 バランスチェア 大人用

一見背もたれのない普通のスツールに見えるが、接地している脚の部分がゆらゆらと揺れる仕組みになっている椅子。

特殊なカーブのついたベースで床に接するため、座ると自然に重心を感じながらバランスを取ることになるという。
例えばバレリーナが片足で回転しているときや綱渡りをしているとき、人間の身体は自然にバランスを取ろうとするもの。

この椅子はその機能を生かしたというユニークなチェアだ。
姿勢が良くなるだけでなく、腰痛の人が使用しても腰が痛くなりにくいことが臨床試験で実証されているという。

猫背対策にオススメの椅子4.『Bebomne 骨盤サポートチェア』

Bebomne 骨盤サポートチェア 骨盤矯正 チェア 骨盤サポートシート [ 1年保証 ] ボディメイクシート スタイル 腰痛クッション 骨盤 姿勢矯正 椅子 腰痛 バランスボード オフィス 骨盤矯正 座椅子 サポート 猫背矯正 チェア シート 車 腰痛 クッション 自宅用 (大人) ブルー

「椅子を買い替えるのはちょっとハードルが高い」という人には、こんなサポートチェアはいかがだろうか? これは日常的に使っている椅子に置いて使うタイプのもの。

腰を左右から包み込む形状で背骨の自然なS字カーブを維持、骨盤(腸骨・仙骨)の動揺を抑え、腰部全体の安定性を高めてくれる。

筋肉を圧迫せず、骨盤の後傾や左右の傾斜を防いでくれるので、身体に負担がかからないポジションを自然と取ることが可能に。背骨も正しく伸びていくため、猫背解消も期待できる。どこでも持ち出しやすいため、居間や台所など好きな場所で使える商品だ。

猫背対策にオススメの椅子5.『トレイン アーユル・チェアー ルナ』

アーユル・チェアー キャスタータイプ オクトパス ベージュ 【骨盤を立て坐骨で座る 腰と姿勢のサポート椅子 デスクワーク 集中できる学習環境 特許取得】

通常の椅子の1/3ほどの小さな座面。この座面を「またいで座る」ことで、正しい姿勢に導くというユニークな椅子がこちら。

猫背になっている人のほとんどは、骨盤が後傾した座り方になってしまっているのが原因かも。
そこでお尻部分にある「坐骨」を立てて座るという座り方を実現することで、誰でもラクに、腰に負担をかけず正しい姿勢を取ることができるという椅子だ。

座面が小さいためにコンパクトなので、部屋が狭く大きな椅子が置きづらいという人にもおすすめ。

猫背対策にオススメの椅子6.『ドウシシャ(DOSHISHA) アームチェア』

ドウシシャ(DOSHISHA) アームチェア ブラック 本体サイズ(:約)幅50cm×奥行50cm×高65.5-75cm 座高(:約)43-52.5cm 座部サイズ(幅は肘内): 47.0×31.0×8.0cm 背部サイズ: 44.5×27.0×8.0cm スリムフィットチェア BK SFC-BK

長時間PC作業をする人の場合、椅子選びの際に「背もたれが大きく、肘掛けなどがあったほうがラクなのでは」と思いがち。
しかしコンパクトでもしっかりと体を支えてくれ、しかも正しい姿勢に導いてくれるという椅子がこのアームチェアだ。

秘密は骨盤を立たせる立体成形。座った時に自然と背筋がピンと伸び、かつ座面は座ると太ももを包み込んでくれるので、体を水平に保ち、傾きを防ぐという機能がついている。座面が浅いので、太もも裏の圧迫や膝裏の不快感もない。

日常から「正しい姿勢」を意識しよう

光の差す部屋でくつろぐ女性
正しい姿勢を保つため、椅子にもこだわろう

たかが「姿勢」と思うことなかれ!
スタイルが悪く見えるだけでなく、肩こりや腰痛、血行不良、頭痛、眼精疲労などさまざまな不調の原因にもなりかねない“猫背”。日常の積み重ねが蓄積していくものだからこそ、毎日使う椅子からしっかり解消していこう。

文=川口有紀
編集ライター。芸能からモノ関係、サブカルチャーまでさまざまな分野で取材・執筆活動中。

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※2021年4月加筆=CHINTAI情報局編集部

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